リュウちゃんの懐メロ人生

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2024年11月13日
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夢に見た秘境の駅「奥大井湖上駅」
エメラルドグリーンのダム湖の小島の上、
今、眼下のパノラマのように拡がる。



​10月22~23日、女房殿と2人で、静岡県の名勝を巡る一泊パックツアーに参加して来ました。これまでリュウちゃんは伊豆半島を除いて、静岡県は何時も 「通り過ぎるだけの県」 でしたので、観光旅行に行くのは今回が初めてだったのです。
今回の旅程は以下です。

​​ (1日目) 新幹線京都駅集合~「こだま号」で「静岡駅」下車~静岡駅からバスで、大井川鉄道「奥泉駅」に行き、そこから大井川鉄道に乗り、「奥大井湖上駅を経て、終点の「井川駅」下車~「井川駅」から再びチャーター・バスに乗り、「三ケ日温泉」のホテルで宿泊
​​
​​ (2日目) チャーターバスで、「浜名湖ガーデンパーク」~「日本平(にほんだいら)、久能山東照宮」~「三保の松原」~新幹線「静岡駅」
​​
早朝6時に家を出発、京都駅で、新幹線車中で食べる弁当とビールを購入し、車中で、早速、

プファ~、ビールが旨い!
旅に出た時は昼夜ビール漬け、
これ、
リュウちゃんの「生き甲斐」なのだ。


本日の天気は、生憎の「曇り」、
​でも、 「伊吹山」 は車窓から観ることが出来ました。



「静岡駅」で下車、チャーターバスに乗り換えて大井川を遡ります。

以下の写真は、バスの車窓から撮った大井川です。















上掲の1枚目の写真、
歌川広重の「東海道五十三次」の
「金谷・大井川遠岸」に似ている!
広重もこの辺りを旅したのかな?


(歌川広重「金谷・大井川遠岸」)

​午後2時頃、大井川鉄道井川線の 「奥泉(おくいずみ)駅」 に到着、ここでチャーターバスを降り、大井川鉄道に乗り換えます。
「奥泉駅」、
正に「秘境駅」だ!
縄文時代の竪穴建物を模したトイレ、
外観と異なり、中は近代的なのだ。









以下の写真は、井川線の列車の車中からの眺めです。
​​​​線路の下に流れるのは大井川の上流の 「接阻峡(せっそきょう)」と 呼ばれる渓谷で、 「長島ダム」 の上の人工の湖は 「接阻湖」 で、この湖の真ん中の小島の上に、お目当ての 「奥大井湖上駅」 が築かれているのです。







​<大井川鉄道井川線>
​​
​​​今回、リュウちゃん達が「奥泉駅」から乗車した ​「大井川鉄道井川線」​ は、標高300mの 「千頭(せんず)駅」 から、標高686mの 「井川駅」 までを結ぶ全長25,5キロの山岳鉄道です。
​​​
​​始点の「千頭駅」から終点の「井川駅」までは、 14の駅 があり、所要時間は 約50分 です。​​
​​​​走行時速は 約30キロ 、超鈍速列車なのです。大半の区間が非電化でディーゼル機関車を使っていますが、勾配の急な 「アプトいちしろ駅」 から 「長島ダム駅」 の2駅の間は電化区間で、「ディーゼル機関車」の前に 「アプト式電気機関車」 を連結して、急勾配の坂を上るのです。
​​​​
​途中、トンネルが61カ所、鉄橋が55カ所、14の駅の内、約半数がいわゆる 「秘境駅」 です。
時速30キロの超鈍速鉄道、
以前、スイス旅行の時乗った
「氷河特急」のようだ。


(スイスの氷河鉄道)

お目当ての「奥大井湖上駅」に到着、

アチャ~、
この駅の停車時間は僅か1分、
下車にて写真を撮ることはおろか、
ホームに出る時間も無い!
夢見た絶景は何処で撮れるのだろうか?







結局、終点の井川駅まで列車に乗り、そこで下車、「奥泉駅」でお別れしたチャーターバスに再び乗り込み、10分ほど山道を下ったところで、添乗員の女性が、
​「ここが湖上駅を見下ろす絶景ポイントです」、
で、バスを降りて3分程山道を下りますと、

おお!
夢にまで見た「奥大井湖上駅」の絶景、
遂に眼下に出現!
このツアーに参加した甲斐があった!











この絶景スポットの撮影時間は5分くらいしかありませんでしたので、ちょっと写真が単調になってしまいましたので、以下にネットからお借りした写真を2枚貼り付けます。



下の写真は、多分、「ドローン」で撮影したものと思われる「鉄橋」を上部から撮影した写真です。

線路の横に、
人が歩ける「遊歩道」がある!
この鉄橋の名称は
「奥大井レインボーブリッジ」、
東京の「レインボーブリッジ」よりも
3年早く建造された
元祖「レインボーブリッジ」なのだ!
「湖上駅」で下車して、
「レインボーブリッジ」を
空中散歩してみたかった!


(奥大井レインボーブリッジ)

​ここからバスは宿泊地の浜松市の 「三ケ日温泉」 のホテルに直行、​
​夕食は浜名湖名産の 「うなぎバイキング」、
プファ~、ビールが旨い!
うなぎ食べ放題、ビール飲み放題、
リュウちゃんにとって、
ここは極楽浄土なのだ!

​​翌日の23日は朝から雨( しかも強雨! )ホテルのベランダかた見下ろす 猪鼻湖(いのはなこ) の湖面も雨で煙っていました(残念!)





朝食を終え、午前8時30分にチャーターバスに乗り込み、本日の最初の目的地である 「浜名湖ガーデンパーク」 に向かいました。
「浜名湖ガーデンパーク」 は2004年にオープンした静岡県営の大規模公園です。
面積56ヘクタール、
規模から推定すると、
リュウちゃん行きつけの
奈良県営「馬見丘陵公園」に似ている?

ここで約1時間自由散策、

​​といいましても、降りしきる雨の中、何処へ行ったらいいのか、サッパリ分かりませんので、係員から聞いた 展望塔 と、その下にある 「コスモス園」 に行って見ることにしました。
​​
下の写真が「展望塔」です。

高さ54m、展望所の高さ44m、
ちょっと中途半端な高さかな?



「展望所」に登ります。

​雨に煙る眼下の光景、
ちょっと残念!


​​
​「展望塔」の直下に、 「コスモス園」 が見えました。





「展望塔」を降りて、「コスモス園」に向かいます。

「コスモス園」の
傍に咲いていた赤い花、
何という花なのだろう?



「コスモス園」です。

雨に濡れたコスモス園、
「馬見丘陵公園」のコスモスと比べると、
ちょっとコンパクトだが、
今年初めて満開のコスモスを観た。











​午前10時過ぎ、再びバスに乗りました。バスはここから次の目的地である 「日本平(にほんだいら)」 に向けて東名高速道路を東に向かってひた走ります。
走ること約2時間、正午頃、「日本平」のバス停に到着。

「日本平(にほんだいら)」、
名前だけは聞いたことがあるが、
どんな所なのかサッパリ分からない。
どんな所なのだろう?

<「日本平」とは>

​​​ 「日本平」 は静岡市駿河区と清水区の境界の駿河湾の海岸の近くにある 「有度山(うどやま、標高307m)」 の山頂と、一帯の丘陵地及び名勝地である。ここは屈指の 「富士山の絶景スポット」 である。


​(日本平から観た富士山、この写真はネットからお借りしました)
​​また、眼下には 「清水港」 「三保の松原」 などが一望出来る。​​
​​「日本平」の山頂からは 「日本平ロープウェイ」 が運行していて、下にある 「久能山東照宮」 まで5分で行ける。​​
​​「日本平」の地名は、「日本書紀」の 「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」 の東征伝説に由来しているようだ。この地でヤマトタケルは「火攻めの謀略」に逢い、危うく命を落とす危機にみまわれたが、 「草薙の剣」 で火を払い危機を脱して、ここで勝どきを挙げた。

「日本平」の名称は、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の
伝説から来ているようだ。
であるならは、「日本平」は、
「二ホンダイラ」ではなく、
「ヤマトダイラ」であるべきなのかな?

本日の天候は「雨」なので、富士山見物は諦め、ロープウェイに乗って「久能山東照宮」に向かいました。

ロープウェイから見下ろす
「久能山」の谷底、
雨で曇っている(残念!)







「久能山東照宮」 に到着、幸いなことに、到着直後に雨は止んで、殆んど傘を使わずにお参りすることが出来たのです(一部、傘をさしている人はいたのですが)





<「久能山東照宮」について>
​​​ ​​​ 「久能山東照宮」 は元和2年(1616年)、75歳で没した 徳川家康 公が、埋葬された神社です。家康没後すぐに着工され、元和3年(1617年)12月に 「東照社」 として創建されました。
​​​​​​
​​有名な 「日光東照宮」 も元和3年(1617年)に創建されていますが、これは家康の遺言によって改葬された神社のようです。このように、「久能山東照宮」は、現在、全国に多数存在する「東照宮」の原型であり、 元祖「東照宮」 なのです。

以下の「図」は、「久能山東照宮」の伽藍図です。


(伽藍図)

​「久能山東照宮」は、一番下から社殿まで、 1159段 のキツい石段があります。
足の調子の悪いリュウちゃん、
ロープウェイが無ければ、
「久能山東照宮」参りは
全く不可能なのだ。


​​結局、リュウちゃんはロープウェイの駅の近くの 「楼門」 から 「社殿」 の前までしか行けず、「本殿」まで行くことは出来ませんでした。以下に「楼門」から「社殿」の前で撮った写真を何枚か貼り付けます。
​​
リュウちゃんを置き去りにして、
本殿見物をした女房殿、
貴女は偉い!















午後1時過ぎ、バスは「日本平」を出発して、昼食場所に向かいました。

​昼食場所は、清水港の 「エスパルス・ドリームプラザ」 の中にある寿司店です。
腹ペコでしたので、ビール(中瓶2本)を追加注文し、遅い昼食、

プファ~、ビールが旨い!
空きっ腹に
お寿司とビールが沁み込む。



​​少々、お寿司の量が足りませんでしたので、更に 「本マグロ」中トロ 3貫と 赤貝 3貫を追加注文、
​​
プファ~、益々ビールが旨い!
久々に食べた中トロと赤貝
益々、お腹に沁み込む。
​​ ​食いねえ食いねえ 寿司食いねえ​
(二代目広沢虎造「石松三十石船」の名セリフ)



​​昼食を終えて、波止場に向かいます。ここから 「水上バス」(遊覧船) に乗って、今回のツアーの最後の見所 「三保の松原」 に行くのです。





この日、清水港の海には5頭のイルカが回遊していて、何度かリュウちゃんも見ることが出来たのですが、残念ながら上手く写真を撮ることが出来ませんでした。

動体視力の鈍いリュウちゃん、
動いている生物の写真を撮るのは、
苦手中の苦手なのだ(トホホ!)





​水上バスの丸窓に 「三保の松原」 が見えてきました。



​天気が良ければ、この辺りは屈指の富士山の絶景スポットなのですが、本日は残念ながら天候不良、なのでネットからお借りした 「三保の松原から見た富士山」 の写真を以下に貼り付けます。


​​ (「三保の松原から見た富士山」、この写真はネット五からお借りしました)
​​
「三保の松原」に入ります。



「三保半島」の東岸、
総延長約7キロ、
5万本余の黒松で構成される
「三保の松原」、
こんな凄い黒松の林、初めて観た!















​​下の写真は、三保の松原の 「羽衣伝説」 に由来する <三代目「羽衣の松」> です。
​​
2010年に世代交代した
推定樹齢200年のクロマツ、
まだ余り貫禄は無いようだ。



​​尚、上掲の 「羽車神社」 には朽ちてしまった <二代目「羽衣の松」> の切り株が安置されています。



​<三保の松原の「羽衣伝説」>
「羽衣の松」は、三保の松原の「羽衣伝説」で、天女がこの松に羽衣を架けて海で水浴びをしたとされる松の木です。
この伝説の詳細につきましては、下記のサイトに詳しく書かれていますので、興味のある方は下記サイトをクリックしてご覧下さいね。
「三保の松原」の羽衣伝説は、
幼い時に話を知って、
今でも「美しい思い出」として
心の中に残っているのだ。



午後3時、チャーターバスで「三保の松原」を出発、午後4時、新幹線「静岡駅」から「こだま号」に乗り、帰路につきました。

「静岡駅」で駅弁と缶ビールを買い、車中で夕食、

プファ~、ビールが旨い!
「三保の松原」の天女、
今頃、
富士山の上を飛んでいるのだろうか?



(木村武山「羽衣」:静岡美術館蔵)






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最終更新日  2024年11月13日 14時22分15秒
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