はじめは、LP が何枚が詰まっているのかと思いましたが、これはとんでもない誤解でした。 何しろバザー会場でしたから、ちょっと焦っていて、サイズが微妙に小さいのに気づきませんでした。でも、LP にしてはずいぶん新しい感じがしたんです。 で、今回救出したものに一番近いものが、ネット検索で見つかりましたので、ここ→"Listen Up, The Lives of Quincy Jones"
3.2センチの厚さの約半分を占めているのが、本で、裏返すと、残りの段ボールには、何と CD が埋め込まれています。上のサイトに載っていたのはカセットでしたから、そこがちょっと違っていました。
これは、既にご存じの人も多いかと思いますが、"Listen Up, The Lives of Quincy Jones" という1990年の映画を本にまとめたものと、そのサントラ盤の CD のセットでした。 タイトルの副題からもおわかりのように、クインシー・ジョーンズの半生を映画化したこのドキュメンタリーは、残念ながら日本では未公開ですが、amazon さんで、ずいぶん安くビデオを売っていましたよ。http://images-jp.amazon.com/images/P/6302066905.01.LZZZZZZZ.jpg/ これは見てみたいですね。
☆本日の言い訳:1990年の CD (もしくは映画) のことを書いているのに、なぜ「60年代米国音楽」のテーマを選んだか。
クインシー・ジョーンズは1933年生まれで、今なお一線で活躍しています。つまり、その音楽生活はきわめて長いわけですが、僕にはどの年代が一番おなじみかということで、このテーマに落ち着きました。 この音楽界のドンのようなクインシー・ジョーンズ。僕らの年代の人間にとっては、とりあえずジャズの名アレンジャー&作曲家として名を馳せていました。そして、その当時彼のアレンジ&作曲による数々の曲を耳にしながら、僕らは育ったわけです。 したがって、今回救出した CD の中に収められている曲でも、60~70年代の録音のものを、特に感慨深く聴かせてもらいました。
80年代には、USA for Africa の "We Are the World" で、存分に顔を拝めましたし、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のプロデュースなんかもやっていましたから、このあたりが一番おなじみの人も多いことでしょう。
>クインシー・ジョーンズの「ライブ集」じゃないんですね。 ----- 本の目次を見ると、 ・初期 ・プレイヤー ・アレンジャー ・バンドリーダー ・ディレクター ・フィルムスコアラー ・プロデューサー という具合に、自分のしてきた「仕事」を、順を追ってたどる構成になっています。 この目次の下に小さく入っている1行がおもしろいです。 Sometimes I wish I had a steady job.--Quincy
>さてさて先日、前々から探していたホール&オーツのベストアルバムを図書館で借りられました。 >「パラリロッ」(さて何の曲でしょう?)娘が気に入っております。私は「Kiss on my list」が一番好きですたい。 ----- そうですか。いいなあ、都会の図書館は。 田舎の図書館の CD コーナーの悲しさは、見たことのある人でないとわからないでしょうが、とにかくそのラインナップのお粗末なことと言ったら、思わず絶句してしまいますよ。