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マカオの水上生活者から有名ピアニストになった洗星海という人の少年時代を描いた伝記映画です。お母さん役がビビアン・スーで、撮影しているときからビビアンの女優っぷりがスゴイと評判になっていたのをニュースで読んだりしていました。性暴力シーンにスタントなしで挑み、それが彼女の女優としてのステージ を上げたとかなんとか・・・。でも、未遂シーンはあったけどそんなシーンなかったよ?(機内上映だからカットされていたのかもしれません)
しかしこの映画について色々検索してみたものの、日本語の公式ページもないし、全然詳しい情報が載っていません・・・。すごくいい映画なのに、どうして?私、機内上映で感動してマスカラとアイラインが半分はげてしまいましたよ・・・。
20世紀初頭のマカオで、差別を受けながらも懸命に生きている水上生活者の母親と少年。母親は息子にちゃんとした教育を受けさせて、立派な人間になってほしいと願っているという設定。
ま~、この星海少年役の子が可愛いったらありゃしないんですよ。母親思いの素直ないい子でね~。わんぱくさと利発さがミックスされていて男児特有のなんと も言えない可愛らしさなんですわ。最近だと「 リアル・スティール
」の子役がよかったけど、少年星海には 北米のガキが持っているクソ生意気な感じが皆無。
前頭部 をそった弁髪さえも可愛いって言うね・・・。息子が生まれたらこんな子に育って欲しいみたいなね・・・。
ビビアンはお母ちゃん約で、貧乏で質素な暮らしをしているわけなんですよ。漁の投網をかがったり、息子の破れた靴を縫ったり、学費のために翡翠のブレス レットを質入れしたりしてね。清貧って感じで結構貧乏が似合うビビアンなのであった。ああ、この母子に幸あれ・・・と願わずにいられません。切った弁髪を振り回しながら、海辺を走る母子のシーンはなんとも言えない、いじらしい幸福感に溢れていて素敵な映像です。
おじいさんが漁で亡くなった後の親子はシンガポールに移住して、大金持ちのお屋敷で働くことになるのですが、ここで少年星海の子役が6歳から12歳くらい の子に変わります。マカオ時代よりも生活が安定してきて幸せそうな母子、バレて怒られたりもするんだけど、「この子は才能があります。辞めさせるのはもっ たいない」って言ってくれる音楽の先生もいたりして、次第に才能を開花させていくわけです。
ううう、感動・・・。
あんなに小さかった星海が、スタン ディングオベーションを受けるくらい素晴らしいピアノを弾くようになってさあ~、もうお母ちゃん感無量!!ってことで、私も母親にガッツリ感情移入してエコノミークラスのゴ ワゴワする毛布で涙を拭ったのでありました。
しかしネットで情報を探しても日本語の情報がほとんどない・・・。プロダクションノートとか、どうしてこの子役に決めたかとか読みたいのにな~。グーグル翻訳も意味不明だし、中国語、だれか、頼む・・・(電車男風)
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