ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2006年12月20日
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カテゴリ: ほっと一息
 オルセー美術館展の「主役」は、ルノアールなどの印象派の作品ですが、
「印象派」の語源となった、モネの作品『印象~日の出』(これはオルセー美術館展にはありません)
印象~日の出

 「印象」という言葉自体には、「未完」という意味があるのですが、
 モネの意図としては「日の出のスケッチ」というような意味で使った(我々の感覚でも、スケッチというのを、『あとでちゃんと絵の具を入れる前の段階』という意味で使うことはよくある)のを、当時のサロンの人たちのモノサシからみれば、「できそこない」という解釈。

 担当記者が「こりゃいいや、たしかに『印象』だわ…」と嘲笑したのがそのまま通称に。

 印象派の代表選手のように言われるマネは、じつは自分自身はサロンにどうしても認めてもらいたかった。そのために努力を重ねて新しいことを試みるほど、世間は「印象派」の評価が高くなる…、という皮肉な結果に。(わりとありがちな話?)


 ※「絵画そのものの写真」には、二次著作権は発生しませんが、「考える人」などの彫刻や、奈良の大仏さん、あるいは富士山のような自然であっても、「立体物」を撮影して二次元の作品にしたものには、写真家に新たに著作権が発生しますので、実物が何百年経っていても、人の写真を勝手にコピーしないようにご注意。
 ※ピカソや岡本太郎の絵はアウトですよ。





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最終更新日  2006年12月20日 22時16分56秒
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