ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2010年03月30日
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「ゆとり教育」批判をうけての教科書検定。
ページ4割増「脱ゆとり」対応
( 2010/3/30毎日 )

【・・特に理科は67.3%、算数は67.0%も増えた。指導要領の範囲を超える「発展的な内容」の記載が認められた現行教科書(05年度から使用)と比べても、理科は36.7%、算数は33.2%の増。全体では24.5%(1198ページ)増だった。・・】

もっとも、「ゆとり」自体の問題でなく、いつもの「思いつき」指導要領そのものの問題だと思うが。
「ゆとり」 「つめこみ」 しか選択肢がなく、
「合理性による授業内容向上」に進歩がないのが、お決まり路線。
 中身については、個々に明らかになっていくとして、



国語の指導のねたに「神話」だという。

【・・1、2年の国語の全教科書に掲載された神話では、「因幡(いなば)の白ウサギ」が5社中4社に、「ヤマタノオロチ」が2社に登場した。東京書籍は物語の冒頭だけを紹介する形で、前出の2つに加えて「海幸彦と山幸彦」なども掲載している。
 文部科学省によると、現行の小学校国語教科書には全学年とも神話に属する物語は掲載されていない。・・】
2010/3/30Yahoo!産経

 政教分離の国で「 神様のお話 指導しなさい 」  って、単純におかしいやろ・・・。
 ただの「読み物」でしょ?

(「仏様系」の私学にも、「検定教科書を使う」前提で「神様」の話が押し付けになる?)
明治以後の歴史を「日本の伝統」とする3Kグループらしい記事ではあるが、
実際に「そういう教科書」になっていくことは嘆かわしいこと(危険なこと)だと思わなくては。

 「B29に向かって竹槍を突いて、『神風』が吹くと信じこまされてた人たち」のことを書いたら、


【各教科で日本の伝統的要素を取り入れようとする姿勢】
 ますます、「理科ばなれ」が進みそうなのは、まちがいない。
    (たぶん、みんなに「科学的なものの考え方」をされたら困るんだろうが…)

なお「因幡の白兎」の話は、アジア各地に伝わる「民話」で、「神様」ではないはずだが、
「日本の伝統文化」なのか?





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最終更新日  2010年03月31日 01時26分32秒
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