■高校野球、春季埼玉県大会のこと。
今日(5月1日)行われた準々決勝・浦和学院高vs上尾高戦、浦和学院は 南貴樹
投手(3年)が先発した。ボクにとって南を見るのは、4月29日の3回戦に続き今回が2度目。
196cmの長身から投げ降ろす速球は、前回同様とても力がある。たぶん140km前後と思うが、角度があるだけに打者にとっては余計打ちづらいはず。上位打線には速球と変化球のコンビネーションで凡打に打ち取り、下位打線には速球一本やりでグイグイ押す見事なピッチングだった。
■ただ、それは走者がいない時だけのこと。一たび走者が出ると、その「力強さ」は一瞬にして消沈する。マウンド上での仕草に落ち着きがなくなり、セットポジションから投げる球は、速球・変化球ともに制球がままならない。まるで「行く先は球に聞いてくれ!」とばかりに四球を連発してしまうのだ。2回は2連続三振を奪った直後に二塁打を浴びると、直後に2連続四球を与えて自らピンチを招いた(この時は、次打者を三振に抑えて事なきを得たが)。
そして問題は5回だった。この回の先頭打者に粘られ10球投げた末に四球を許すと、もういけない。南の「一人相撲」が始まった。一死後(送りバント)、再び四球を与え、さらに次打者のセーフティバントを南が一塁へ悪送球し、一死満塁のピンチを自ら招く。そして3番打者にはカウント1-3から押し出しの四球を与え、1失点を許したところで南はマウンドを降りた。
(南の今日の成績)
4回1/3、打者21人、被安打3、奪三振6、与四死球5、自責点1。
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