あま野球日記@大学野球

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2010.05.01
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カテゴリ: 大学野球
■まさか、まさか・・・なことが起きた。いや、そんなことを言うと立教大の選手たちに失礼かもしれない。ただ立教が以前より手強いチームに成長したことは知っていたものの、まさか明治大に勝てるとは想像していなかった。今日の予想は、(スポーツ新聞風にいうと)「立教・岡部の好投虚し、味方打線の援護なし!」といったものでしかなかった。

(1回戦)
明  000 001 001 =2
立  100 300 10X =4
(明)●野村-近藤-隈部-岡田大、(立)○岡部-小室


試合を見ていないので詳しいことは分からないが、4回に7番・ 大林賢哉 (3年、大垣日大高)が2点本塁打を放ち、ゲームの主導権を握った模様。大林にとって、これがリーグ戦通算2本目、およそ一年ぶりの本塁打がチームを勝利に導いた。この1本はまさに 「意外性の男」 の本領を発揮したものといえる。


大林の第1号が飛びしたシーンをボクは今もよく憶えている。

法  000 000 110 =2
立  000 000 102X=3   
(法)加賀美、(立)戸村、仁平、増田

スコア2-1で迎えた9回裏。1点差を追う立教は走者が二塁にいるもののすでに二死。
そして代打で登場した大林もすでにカウント2-2。法政大の 加賀美希昇 (当時3年、桐蔭学園高)は「最後の一球」とすべく渾身の速球(144km)を投げ込んだ。この瞬間、法政が勝利してゲームセットになるはずだった。

ところが、直球が来ることを分かっていたかのように大林が思い切りバットを振り抜くと、打球はあっという間に神宮球場のライトスタンドに突き刺さった。代打サヨナラ逆転本塁打・・・、球場の多くのファンが想像もしていない事態が起きた瞬間だった。

面白かったのは、サヨナラ本塁打が飛び出した時、ほんの一瞬スタンドがシーンと静まり返ったこと。それは、大林の本塁打によって立教が逆転勝利したことを、皆が理解するために必要な時間だったように思えた。


■この試合後、法政は10連勝してリーグ優勝し、そして全日本大学野球選手権も制覇して日本一に輝いた。つまり昨春、法政に唯一勝利したのは立教だけであり、その殊勲となったのは大林賢哉のバットだった。



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Last updated  2010.05.02 08:36:39
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