■LIVEDOORベースボールジャーナルでは、今、高橋ユニオンズが話題になっている。
高橋ユニオンズとは、1954年から僅か3年間だけ日本プロ野球界に存在した球団のこと。今ではその球団名を知る人自体少なくなってしまったけど・・・。ボクも偉そうなことは言えない。せいぜい球団名と佐々木信也さんが入団した球団だったことくらいしか知らなかったし。
火を点けたのはライター、の 長谷川晶一
さん。 著書『最弱球団~高橋ユニオンズ青春記』についてベースボールジャーナルで語っている
。野球書籍を書いているライターさんは数多いけれど、とっくに忘れ去られた野球史やあまり人々の記憶に残っていない選手にスポットを当て、強い意志をもって語り継いでいる人の作品を、ボクは特に好んで読んでいる。
長谷川さんの作品はこのジャンルに属するのかな? このジャンルで一番好きなのは 澤宮優
さんの『巨人軍最強の捕手~伝説のファイター・吉原正喜の生涯を追う』(晶文社)。ボクにとっては『最弱球団』と『巨人軍最強の捕手』は双璧の存在になるかもしれない。まだインタビュー記事の内容しかわからないけど、ぜひ読んでみよう。
■前述のとおり、ボクは高橋ユニオンズのことをあまり知らなかった。だけど 佐々木信也
さんの著書『「本番60秒前の快感』(ベースボールマガジン社新書)に少しだけ関連の記述を見つけた。それはこんな件だった。
「プロ1年目、1956年、私は高橋ユニオンズで過ごしました。ある日、高橋ユニオンズの本拠地・川崎球場で行われた大映戦で、レフトに場外ホームランをかっ飛ばしました。 後から聞いた話ですが、相手投手は試合後に宿舎の監督の部屋呼ばれ、監督が飲んでいたウイスキーをいきなりぶっかけられ、『強打者に打たれるならわかるが、佐々木のような非力なバッターに場外に打たれるのは何事だ!』と、散々怒られたそうです」
そして翌年、高橋ユニオンズの解散により、佐々木さんは大映ユニオンズの一員になると、ウイスキーを投手にぶっかけた敵将・ 松木謙治郎 さんが大映ユニオンズ監督の座に就いた。怖い監督と思っていたが、佐々木さんの走力は認めており、アイコンタクトだけで盗塁のサイン交換する仲になったのだから縁は異なものだと、佐々木さんは述懐していた。
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