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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.03.20
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 副題は「パニック障害からの脱出」。
 パニック障害とはどのようなものであるか、
 自身の体験を通じ、世間に語りかけている。

 円さんは体調に異常を感じ始めた頃、
 医療機関にも行かず、誰にも相談せず、酒で辛さを誤魔化した。
 それは、仕事を失いたくなかったから。
 しかし、その飲みっぷりは尋常とは思えない。

その後、8か月が経過。

そして、やっと医療機関に足を運ぶことになるが、
不調の原因がパニック障害であることに辿り着くまでには、かなりの時間を要している。

この事実は、医師であっても、専門外の医師では、
そのような診断を下すことが出来る者が、まだまだ少なかったことを示している。
もちろん、原因がハッキリしないまま、不安に耐え続けることは、
精神的に相当キツかったに違いない。

しかし、つにに原因がハッキリとし、
克服に向けての支援を医師から受けることが出来るようになると、
事態は、確実に良い方へ向かって動き始める。
仕事も順調にこなせるようになっていき、今では以前以上に大忙しだ。

上沼さんや島田さんをはじめ、多くの人たちの温かい支援を受け、

もちろん、そんな中、忘れてならないのは奥様の支えである。
彼女の支え無しには、円さんに今日という日は訪れなかっただろう。

さらには、彼の周囲のスタッフも、彼のワガママな言動や苦労によく耐え、頑張った。
なのに、本著では、円さん自身の辛さやその克服に向けた努力が多く語られている反面、
スタッフの方々に対しての、謝罪や反省、感謝の気持ちがあまり伝わってこない。


そのことが、本著を読み終えたとき、心の片隅にモヤッと感を残すことになり、
スッキリした読後感には至らなかった。
恐らく、そんなことを、まだ完治しきっていない円さんに求めるのは、
時期尚早ということなのだろう。





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Last updated  2010.03.20 13:39:16
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