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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2016.05.29
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カテゴリ: 文芸
『掟上今日子の挑戦状』 を読み終えてすぐに、本著を読み始めました。
 女子中学生が、遺書を残して7階建ての雑居ビルから落下。
 そして、久しぶりの登場となった古書店従業員・隠館厄介を直撃。
 女子中学生は一命をとりとめましたが、厄介は重傷で失職。

 遺書には、漫画家・阜本舜の作品に影響を受けての自殺であることが仄めかされ、
 そのことにショックを受けた阜本は、筆を折りかねない状況に。
 しかし、その遺書に違和感を感じた編集長・紺藤は、
 阜本の引退を阻止すべく、事件解決を今日子さんに依頼したのでした。

ドラマ では第6話に登場しますが、
お話は全くの別物です。
そして、本著は9つの章に分かれてはいるものの、
一冊まるごと、この一つのお話だけなので、読み応えは十分。

そして、これまでになく、今日子さんも事件解明に苦労しますが、
厄介の好アシスト(?)もあって、何とか真相に辿り着きます。
さらに、この作品では、著者の色々な思いが、随所に垣間見え、
これまでにはなかった、新しい魅力が盛り込まれています。

  「ほら、いじめたほうにそのつもりがなくとも、いじめられたほうがいじめられたと思えば、
   それはいじめなんだって言うじゃないですか。
   これは正しいものの見方ですが、しかし性格の悪いことを言わせてもらえれば、

   被害者の申告を無条件かつ無制限に受け入れる制度は、
   ともすると冤罪の温床になりかねません」と今日子さんは付け足した。
   冤罪体質としては身につまされる話である。(p.115)

これを読んで、クレームをつける人は当然のようにいるのでしょうが、
これまで私が感じていた違和感を、払拭してくれた一文です。





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Last updated  2016.05.29 23:07:49
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