グラント・グリーンは1935年生まれで、1960年代ブルーノートを代表するギター奏者。プレイしたスタイルも時代によって様々だし、彼のプレイそのものも多様な評価を受けている。いい方向の評価では、「独特のスタイル」「他のジャズ・ミュージシャンにはないスタイル」などと言われ、悪く言う人からは「不器用」「繰り返しフレーズが多くて退屈」などと言われてしまっているようだ。 さて、本作『トーキン・アバウト』は、1曲目の「トーキン・アバウト・J.C.」が収められていることでよく知られる。J.C.とは、もちろんジョン・コルトレーンを指し、それゆえ、コルトレーンへのトリビュート・アルバムと言われる。 それゆえに、コルトレーンを偲ぶアルバムととられがちだが、トリビュートといっても、コルトレーンはまだ死んでいないわけで、追悼盤というわけではない。加えて、ジャケットをよく見ると、次のように書かれている。 Takin' About J.C. ... Takin' About People ... Takin' About Luny Tune ... Takin' About Love ... Takin' About An Old Cowhand ...
Larry Young ... Elvin Jones ... You'll Be Takin' About It Too!
talking about JCの流れるようなオルガンのテーマは秀逸ですね。それから後半のドラムストのチェンジは危機のリック・ウエイクマンのオルガンのソロくらい盛り上がります(^^)v もう1曲、グラントグリーンらしさというとYou Don't Know What Love Isでしょうか。昔、ギターでこの曲はよく練習していました。ロリンズのサックスとは全く別の曲に聞こえるくらい繊細ですよね。 最近、ちょくちょく読ませていただいているのでリンク貼らせていただきますね(^.^) (2010年01月17日 07時43分46秒)