米国のロック・バンド、エアロスミス(Aerosmith)がデビューしたのは、1973年の年頭(『野獣生誕(エアロスミス)』)のこと。人気にはなかなか火がつかず、セールスに苦心を重ねながら、やがてブレークのきっかけとなったのが、第3作にあたる本作『闇夜のへヴィ・ロック(Toys in the Attic)』(1975年、最高位全米11位)と、第4作の『ロックス(Rocks)』(1976年、最高位全米3位)であった。後者はロック史に残る名作として挙げられることも多いので、ここではあえて前者を紹介したいと思い立った次第である(というか、筆者はこの二作品、甲乙つけがたいぐらい同等にフェイバレットなのである)。
1. Toys in the Attic 2. Uncle Salty 3. Adam's Apple 4. Walk This Way 5. Big Ten Inch Record 6. Sweet Emotion 7. No More No More 8. Round and Round 9. You See Me Crying