サンタナ(Santana)は、メキシコ出身のミュージシャン、カルロス・サンタナ(Carlos Santana、本名Carlos Augusto Santana Alves)率いるバンドで、サンフランシスコで結成された。当初はカルロス・サンタナ・ブルース・バンドと名乗っていたが、サンタナと改名して1969年にデビューし、現在まで活動を続けている。本盤『天の守護神(アブラクサス)』は、1970年に彼らが発表した第2作で、バンドとして初の全米1位を獲得するアルバムとなった。シングルとしても、2.にメドレーとして収録されている「ブラック・マジック・ウーマン」が全米4位、3.「僕のリズムを聞いとくれ(オジェ・コモ・バ)」が同13位を記録した。
余談ながら、以前から気になっていることがある。スペイン語のタイトル曲がいくつか含まれているが、5.のクレジットのされ方が何とも奇怪なのだ。正しくは「Se Acab?」(「全ては終わりぬ」という邦訳はこのフレーズの翻訳)なのだが、「Se a Cabo」と綴られている。何か特別な意味でもあるのだろうか…。
[収録曲]
1. Singing Winds, Crying Beasts
3. Oye Como Va 4. Incident at Neshabur 5. Se a Cabo 6. Mother's Daughter 7. Samba Pa Ti 8. Hope You're Feeling Better 9. El Nicoya
~以下、1998年再発時のボーナス・トラック(筆者は未聴)~ 10. Se a Cabo(未発表ライブ) 11. Toussaint L'Ouverture(未発表ライブ) 12. Black Magic Woman/Gypsy Queen(未発表ライブ)