そんなわけで、ファースト以外のa-haの作品は注目されることがあまりないが、実は質が高く、個人的にはa-haの“抒情路線”とでも言うべきものが結構好きだ。筆者は大層なa-haファンという訳ではないが、マイナーになってしまってからの彼らのいくつかのアルバムをたまに思い出したように聴く。“マイナーになった”と書いたものの、実は欧州では必ずしも忘れ去られた存在というわけではなかった。衝撃的な世界的ブレークの後、アメリカや日本では確かに徐々にその存在を忘れ去られていったが、ヨーロッパでは人気が継続した。1994年以降は一時を活動停止した時期(ソロ活動期)があったものの、そこから復帰してきた際に2000年にリリースされたのが、この『遥かなる空と大地(minor earth | major sky)』であった。
4. Summer Moved On 5. The Sun Never Shone That Day 6. To Let You Win 7. The Company Man 8. Thought That It Was You 9. I Wish I Cared 10. Barely Hanging On 11. You'll Never Get Over Me 12. I Won't Forget Her 13. Mary Ellen Makes the Moment Count 14. Summer Moved On -remix-(日本盤ボーナストラック)