音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2012年06月17日
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 1982年にデビューしたマドンナ(Madonna)。当時のキャリアを少し振り返ってみると、彼女は、1984年の『ライク・ア・ヴァージン』でスターダムにのし上がり、勢いに乗って1986年に 『トゥルー・ブルー』 を発表した。同作からは次々とヒット曲が飛び出すこととなり、トップスターとしての揺るぎない地位を確立することとなった。

 『トゥルー・ブルー』からの第1弾シングルが、この「リヴ・トゥ・テル(Live To Tell)」という曲だった。その当時は深く物事も考えずに、ぼけーっと聴いていたが、今から思えば、この曲でマドンナは新しい境地に足を踏み入れたのだと思う。それまでのマドンナは、「ライク・ア・ヴァージン」に典型的に見られるように、第一に女性シンガーであり、何よりも“踊れる”(あるいは“踊られる” )音楽をやるアーティストという印象が強かった。それが、ヒットを重ねる中で、正面切って重い曲調のバラードを、新作のファースト・シングルとして出してくるのは、ある種の賭けだったのかもしれない。

 でも、この賭けは成功した。少し大袈裟に言うとすれば、“流行りの歌手”から“アーティスト”への移行を示すことになった。今までの売り(あるいは、少なくとも聴き手がそのように受け止めていた部分)は、ダンス・シンガーとでも言えるような位置づけのマドンナだった。このシングルは、そこから脱却し、アーティストとしての第一歩を踏みだしたように思える。

 とか言いながら、筆者もその当時はそうは受け止めていなかった。後に編集盤の類でこの曲が再生されていくうちに、ひょっとしてそうだったのでは、と気付き始めた次第なのである。

 ともあれ、懐かしい80年代の下の映像とともに、お楽しみあれ。








[収録アルバム]

True Blue  (1986年)






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Last updated  2012年06月21日 06時09分20秒
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