そんなスティーヴが80年代半ばを過ぎて再び脚光を浴びることになったのが、本盤『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ(Back In The High Life)』である。それまでは自分で全楽器を演奏してレコーディングに臨もうとしていた彼が、多彩なゲスト陣を迎えたのが大きな特徴となっている。ナイル・ロジャース(セッション・ミュージシャン、アレンジャー)やジョー・ウォルシュ(元イーグルス)がギターを担当し、ミッキー・カーリー(ホール&オーツのバンド)やスティーヴ・フェローン(スクリッティ・ポリッティ)らがドラムを叩く。バッキング・ヴォーカルには、チャカ・カーン、ジェームス・テイラー、ジェームス・イングラムといった面々が参加し、いくつかの曲(1.~3.)ではトロンボーン、アルト・サックス、テナー・サックスから成るホーン・セクションも擁している。
2. Take It as It Comes 3. Freedom Overspill 4. Back in the High Life Again 5. The Finer Things 6. Wake Me Up on Judgement Day 7. Split Decision 8. My Love's Leavin’