ビデオを見てお気づきのように、オバマ大統領からの褒章を受賞した老境に差し掛かった方々3名(もちろんレッド・ツェッペリンのメンバー)、そしてやたらとクローズアップされるドラマー(1980年死去のジョン・ボーナムの実の息子、ジェイソン・ボーナム)が再三映っています。このある種“ツェッペリン公式の晴れ舞台”で、有名曲「天国への階段(Stairway To Heaven)」を演じたのがハートでした。
ヴォーカルはルー・グラム(元フォリナー)、ギターはザック・ワイルド(元オジー・オズボーンのギタリスト)です。1997年に発売された(日本だけの限定?だったような気も)トリビュート盤『天国への階段(Stairway To Heaven)』に収録されています。ルー・グラム(といっても誰?と思った方、オリジナルの“フォリナーの声”です)は、無理しない感じで高音部のヴォーカルがさらりとカッコよく決まる人で、その良さがこのカバーでも存分に出ています。ザック・ワイルドの方は、HR/HM界では有名なものの世間一般にはあまり知られていないギタリストかもしれませんが、こちらもまた実力派ぶりを発揮しています。