音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2024年03月19日
XML
テーマ: 洋楽(3388)
力強いロックを聴かせる好盤


 1971年、スピリットを脱退したジェイ・ファーガソン(Jay Ferguson)とマーク・アンデス(Mark Andes)がロサンゼルスで結成したのが、ジョ・ジョ・ガン(Jo Jo Gunne)というバンドである。バンド名は、チャック・ベリーの曲名(Joe Joe Gunne)に由来する。メンバーは上記の2名に加え、マシュー・アンデスとカーリー・スミスという4人組である。そんな彼らが1972年に最初にリリースしたセルフ・タイトル作が、この『ジョ・ジョ・ガン(Jo Jo Gunne)』という盤である。

 1970年代前半に4枚のアルバムを残したジョ・ジョ・ガンは、決して広く知られたバンドではない。4枚のアルバムのうち、全米100位圏内に入ったのは2枚だけで、そのうち本ファースト作は最高位となる57位だった。そのようなわけで、お世辞にも売れたバンドではなかったのだけれども、力強い正統派のブギー・ロック・サウンドをストレートに繰り広げる彼らの音楽は、実に心地よいものである。

 1.「ラン・ラン・ラン」は、彼らの代表曲(というか、まともにヒットしたと言えそうなのはこの曲ぐらいしかなかったりする)。シングルとして全米27位、イギリス6位を記録し、ノリのよさと勢いでギターを聴かせるナンバーである。この曲のキャッチーさがアルバムの残りの楽曲にもあれば、本盤はさらに注目を浴びたのかもしれない。アルバム全体のトーンは、明るさやキャッチーさというよりも、ある種、真面目なひたむきさという感じが強い。いい楽曲、演奏がいくつも含まれていながら、あと一歩インパクトが足りないという評もなされかねない(その実、筆者的にはこっちの方が好きなのだけれど)。そんな中、特に聴いて欲しい曲としては、8.「テイク・イット・イージー」。5分近い尺の曲で、歌を聴かせんとする楽曲の間で、ギターソロが展開していく部分もじっくりと聴かせようという、曲調も雰囲気も曲展開もなかなかよくできたナンバーだったりする。


[収録曲]

1. Run Run Run
2. Shake that Fat
3. Babylon
4. I Make Love

6. 99 Days
7. Academy Award
8. Take it Easy
9. Flying Home

1972年リリース。




 ​
ジョ・ジョ・ガン [ ジョ・ジョ・ガン ]

 ​
Jo Jo Gunne / Jo Jo Gunne 【SHM-CD】




   以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、
   クリックで応援よろしくお願いします。


にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ ブログランキング・にほんブログ村へ









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024年03月19日 22時29分01秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
      ↑        ↑
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします!
      ↓        ↓
人気ブログランキングへ



↓相互リンク↓

ちょっと寄り道 [音楽の旅]




Calendar

Archives

2024年11月

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: