CAPTAINの航海日記

CAPTAINの航海日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

東京タワー 七詩さん

ワイルドキャットの… f4ffmさん
私の故郷は 「ふく… おばかんのさん
SALT OF THE EARTH slash555さん
目玉おやじ(株) 目玉おやじさん
「きのうの常識はき… santaro-さん
☆Pure mind☆ ☆pure mind☆さん
新時事爺 楽天_幽さん

Calendar

Profile

CAPTAIN

CAPTAIN

Comments

CAPTAIN @ Re:滋賀県彦根市(03/21) >滋賀県彦根市さんへ デマはやめましょ…
滋賀県彦根市@ 滋賀県彦根市 2025年8月1日【午前8時00分滋賀県北西地…
CAPTAIN @ Re:松本さん(03/17) >松本さんさんへ ???
松本さん@ 松本さん 2025年8月5日【大地震発表決定】
CAPTAIN @ Re:昨晩の地震(03/17) >松本さんへ すみません。コメント頂戴…
2011.01.23
XML
テーマ: たわごと(27375)
カテゴリ: 企画モノ
今、福島県庁移転問題に絡んで、「商業年間商品販売額」の集計に凝っています。
いろいろいじくっていてもなかなか結論が出ないのですが、一つの方向性は見えつつあります。
以下、 ウィキペディアの「日本の年間商品販売額」の項目 を使って簡単に説明します。
一口に商品販売額と言っても、その内訳は卸売と小売に分かれます。一般消費者である我々は小売の方に目が行きがちなのですが、上記の参考サイトによると、我が国全体の卸売業の販売額が約413兆円なのに対して小売業は約134兆円にとどまっており、卸売業の方がより大きいウェイトを占めていることがわかります。大まかな割合で言うと、卸売業:小売業=3:1ぐらいとなります。
ところが、都道府県別に見ると、今述べた3:1の比率を満たす地域は、実は異常に少ないのです。大雑把に計算してみたところ、なんと、東京、大阪、愛知、宮城、福岡の5都府県(比率が高い順に配列)しかありません。小売業に関しては各都道府県とも販売額と人口がほぼ比例する(販売額≒人口の100万倍)のですが、卸売業は都道府県によってどえらい差がついているのが現状なのです。ちなみに福島県の場合、卸売業:小売業=1.3:1ぐらいの割合になりますが、奈良県などのように小売業が卸売業を上回っている県もあるので、全都道府県中最下位グループという訳でもないようです(試しに計算したら、全国29位でした)。
これ、驚愕のデータだと思いませんか? 我々は地域活性化のために小売業の振興策を真っ先に考えてしまいがちなのですが、そもそも小売業のバックには卸売業がついている訳で… まぁ近年では卸を通さない小売業者とかネットなどを通じたメーカー直販が台頭していますが、それでも先に述べたようにまだまだ卸売業のウェイトは高いし、たとえ小売業の台頭で地域活性化が成功したとしても、そこで得た収益のいくばくかが卸売業者の懐に入ってしまうという構図が成り立っているように思うのです。
具体的に言ってしまうと、福島県の小売業者が頑張れば頑張るほど東京や仙台に利益が循環してしまうことになる訳で、ここに楔を打ち込み地場の卸売業を充実させない限り、福島県の商業が劇的に浮揚することはないのでは…と考えます。軍事で言えば、前線部隊よりもまず兵站を充実させなければ、ということですね。
そこでどういった対策が可能なのでしょうか。その手掛かりを探るために、もう一度、上記サイト中にある都道府県別の卸売業、小売業の販売額の表を覗いてみます。

これらの地域の状況を詳細に辿っていくことで、福島県の商業振興に対する打開策が見えてくるかもわかりません。あまりにも難解なテーマなので続きは明日…という訳にはいきませんが(苦笑)、後日改めて書いてみたいと考えています。


【送料無料】いま卸売業が生き残るための課題





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.01.25 00:11:16
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


卸・小売のちがい  
ELBE14 さん
おはようございます。卸・小売のちがいもよくわかりませんが、CAPTAINさんのブログ拝見しているとわたしのような門外漢でもなにやら分かったような気になってきます。
なるほど福島県というのは小売が多いのですね?それをなぜ卸を増やすようにしないとだめなのか、そこのところがよくわかりません。やはりぜんぜんわかっていないのですww
福島県は兵站を軽視しているということ?旧日本軍がそれで大失敗していますが、そのあたりを小学生に説明するレベルでお願いできればと思います。まるっきり素人で申し訳ありません。 (2011.01.24 07:34:42)

Re:卸・小売のちがい(01/23)  
>ELBE14さんへ
回答が遅くなって申し訳ありません。
一応、卸売業についてお話ししますと、商品販売の流れの中で、我々一般消費者を相手に販売を行うのが小売業、一般消費者を相手にせず小売業者を含む業者間との取引を行っているのが卸売業ということになります。
商品販売の流れを図式にして示すと、

生産者
⇒(ここに商社【卸売業】が介在する場合あり)
⇒メーカー
⇒問屋【卸売業】
⇒小売業
⇒一般消費者

といったところでしょうか。
郡山市内の業者で具体例を挙げると、卸売業の代表ががボーキ佐藤、小売業の代表がヨークベニマルということになります。
私自身も経済音痴なので、却ってわかりづらい説明になって申し訳ありません。

>卸を増やすようにしないとだめなのか
本文にも書きましたが、各都道府県の小売業者の売上高が人口にほぼ比例する形になっているのに対し、卸売業者の売上高は都道府県によってかなりの違いがあったので、力の入れ具合次第でグッと伸びるのだとすれば卸売業>小売業じゃないかと単純に考えただけでして(苦笑)今のところ、特に深い理由はありません。
ただ、卸売業は小売業に対して「商品の安定的な供給」を担う役割を果たしていますので、やはりそれなりに充実していた方が望ましいとは思っております。 (2011.01.24 21:45:39)

Re[1]:卸・小売のちがい(01/23)  
ELBE14 さん
CAPTAINさん
早速のお答えお手数でした。わたしにも分かりやすい説明をいただきありがとうございました。 (2011.01.24 22:13:48)

Re[2]:卸・小売のちがい(01/23)  
>ELBE14さんへ
大した回答でなく申し訳ありません。
明日以降はもっと突っ込んだ話になるので、書いている方も日々勉強ですね。 (2011.01.25 01:13:24)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: