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「ウォーゲーム界の巨頭であるGMTがたまに出すユーロゲー買ったからやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。●Charioteer さっそく本命のこれから。なぜかメリケン人が大好きな古代ローマの戦車レースゲー。プレイヤーは戦車乗りとなり、古代における最高のレーシングコースであるキルクス・マクシムスで先頭の風景を目指して駆け抜ける。3周してトップでゴールを飾ったら勝ち。 ラウンドごとに自分の戦車駒を進めるルールはすごい簡単。手札を1~3枚使って、現在のラウンドに対応している場札1枚を含めて共通するアイコン+数字を持つカードを2~4枚プレイする。場札(現在のラウンドに対応しているもののほか、次ラウンドと次々ラウンドに対応しているものも見えている)は全プレイヤー共有で使える。1枚しかないがテキサスホールデムの場札みたいな感じ。 で、たとえば↑の画像のように現在の場札が黒(カーブ)の2が2つと攻撃(赤)の1が1つのカードのときに、手札から黒の2が1つあるカードを1枚だけ出したとする。カードは必ず2~4枚プレイしなきゃならないので、手札を1枚しか出さない場合は必ず場札と組み合わせなければならない。 そうすると「黒アイコンが3つ+アイコンの数字が2」なので、3+2で5歩進めるということになる。アイコンの数(あるだけ数える)+アイコン内の数字(1回だけ数える)が移動力になるというわけだ。もちろん、カードをいっぱいプレイすればその分アイコンが増えるのでたくさん移動できるが、そもそもアイコン+数字が合ってなければプレイできない。手札を2枚か3枚出した場合は場札を無視してプレイすることもできる(組み合わせてもいい)。 アイコンは4種類あり、緑はスピード重視で数字が大きめ。黒はカーブ特化(黒以外だとカーブでの速度が半分くらいになる)、赤は全体攻撃(攻撃を受けるとダメージがたまり、その分だけ毎ラウンドの移動力が減る)、黄は回復(受けたダメージを減らす)。 その他にサブアイコンとして鞭(+5移動できるが他の戦車に追いついたらそこで止まる)とか回復(黄アイコンをプレイしてなくても回復できる)とか盾(攻撃無効)とかある。 あとはアイコンを6つ以上プレイするとおまけトークンがもらえるとか、皇帝がそのラウンドで見たがってるプレイ(華麗にコーナーを抜けて欲しいなーとか)を見せるとボーナスがつくとか、こまいルールはあるがどれもすぐに覚えられる。 各色のアイコンを使うたびに、その色の効果が成長していく。最終的には一番成長したアイコンを使うと+7移動とかできるようになるので、レースはどんどん加速していくw かなり簡単なルールなので当たりのカードを引いたプレイヤーが勝つようにも思えるが、各カードにはたいてい2種類のアイコンが示されていることと、場札がネクとネクネクまで見えているのがミソだ。 ↑の画像だとしばらく黒アイコンが続いているが、黒は数字が小さい傾向があり、カーブ以外ではその優位を活かせない。だったらこのラウンドで「黒2が2つ+緑6が1つ」カードは温存して、次ラウンドで一気に加速した方がいい。持っている緑6カードを次ラウンドと次々ラウンドで分けて使えば緑能力が2回成長するのでお得……だが2回目の緑6ではおそらくコーナーに入ってしまって速度が落ちるし……などなど、見えていることで考えどころが増えるようになってる。さらに皇帝を魅了するプレイを考慮するとなかなか悩ましいw 戦車レースゲーには結構当たりが多いが、これもなかなかいい。短時間で終わり、きっちりレースした気分になれる。戦車レースゲーの常として見映えが地味すぎるのが玉に瑕だがw●あるIDケースからの顛末 写真撮り忘れ。 続いて旅団長さん持ち込みの謎解き。以前プレイした「ある文具ポーチからの推測」のシリーズ第3弾(第1弾は未プレイ)。 昼休み、ランチに出かけようとしたあなたはビルの出入り口で顔見知りの警備員に話しかけられる。「これ、おたくの会社のですよね」と渡されたのは社員証だった。昼食を後回しにし、落とし主に返すため所属部署を訪ねるが、社員証の人物は存在しないらしいとわかり……。(ここまで販売サイトからコピペ) 相変わらず、2000円にしてはずいぶんしっかりしたコンポーネントで、買い物としての満足感は高そうだ。 しかし……今回のシナリオはどうかなー。前作に比べると謎もストーリーもずいぶん無理があるように感じた。特にオチはひどい。体験推理“小説”なので、まあ許されるのかもしれないが、プレイヤーがこれを推理で当てるのは事実上不可能だと思う。 つまらなくはない。2000円ならギリか……ギリ許せるか……? くらい。まあ私が買ったわけじゃないが、次回作もやるかどうかは相当慎重になりそう。 旅団長さんが帰られたあと、3人で「マドリカ不動産2」の最終問題をやってクリア。推定プレイ時間150分と書いてあったのでかなり身構えたし、最初の問題でかなり引っかかったが(考えすぎだった)、あとはかなりスムーズに解けた。そのあとネットで隠し問題の出し方を検索して、答も検索して突破。答はともかく、間を空けてプレイしててそれまでの資料も処分してると問題出すのは不可能だったのでやむなしw 大変面白いゲームだったので新作の「MR. ELEVATOR」にも期待しているが(方向性は全然違うゲームのようだが)まだ発売予定も立っていないっぽい。気長に待とう。
2024.10.29
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定例会。ssk、まるみ屋、私の3人。●オン・マーズ 詳しくはこちら↓On Mars レビュー|SN DUCK また3人になったので長年積んでたインスト大変そうなゲームをやる日となった。今回選ばれたのは、アクションが複雑に入り組んでるせいで高いルール解読力を要求されることでおなじみ、Vital Lacerdaの「オン・マーズ」。ここで公式ルールが公開されてるので全員が事前に読んでくる……はずだったが私しか読んでこなかった。なんでじゃ! プレイヤーは火星に入植する企業となる。もう入植のめちゃめちゃ初期段階なので、序盤の火星ではほとんどできることがない。なので地球から頻繁にやってくるシャトルを使って軌道上に上がり、地球の支援に頼ることになる(というゲームのはずだが、なぜかそうはならなかった)。火星がだんだん発展してくるとシャトルが来る頻度が下がり、自給自足を要求されるようになる。現在の発展状況に応じた数の目標が達成されるか、最高段階まで発展したら終わり。いっぱい点取った人の勝ち。 軌道上で準備を整えてから地上に降りる方が手数を節約できて有利かと思ったが、結局最後に勝ったのは火星の地表から手番を始めたまるみ屋だった。私は軌道スタートで、その後も何回か軌道に上がったが、まるみ屋もsskも1回か2回しか上がらなかった。ちゃんと回していれば建設時にもらえる資源や目標に貢献したときに得られる水晶だけで何とかなってしまうらしい(たぶん「最初のゲーム」水晶の目標設定だとそうなるようになってるんだろう)。しかも、こうなると手番順が硬直化し、先手が常に先手になってしまう。正直、もうちょっと頻繁に行き来しなきゃならないようにしないと手番順(およびボーナス)の部分は機能してないんじゃないかと思う。 最終盤面。「最初のゲーム」推奨設定だと目標が異常に達成しやすい(というか目標に貢献しようというモチベーションが高くなる)ので、コロニーレベル3で終了。火星はあまり発展しなかったw 早めに居住地とロケットを1つずつ解放するのが鉄板かなー(この2つだけを最優先で行うのは資源的に難しいだろうから、あいだに何か挟む必要はあるだろうけど)。ワーカーの多さは大正義だし、資源の入手より資源の保管上限を超えないようにする方が大変だった。できるだけ地上で粘るゲームだね。軌道上でしか得られないカードも必要なので1回は上がる必要があるけど、その1回(多くて2回)で必要なものをすべて揃えて、あとは地上にいないと勝ち目はなさそうだった。 技術は他プレイヤーのも借りられて、借りる利益に対して貸す利益が小さいので、有用な技術のレベルは逆にあまり上げない方がよさそう。ローバーの移動力を+5にしたら他プレイヤーに使われまくって大損したw まあ面白かったけど……1日がかりなので覚えてるうちはもうお腹いっぱいってなるし、やりたくなったころにはルール忘れてて1からインストだし……と考えるともう1回やることはなさそうだw
2024.10.26
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「やる前から傑作って分かってる謎解きやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、私の3人。一味さんは「ディテクティブX」を一緒にプレイしたマブダチとプレイするとのことで涙の欠席。●DETECTIVE X CASE FILE #2 ブラックローズ 「DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人」のプレイ記録はこちら。 用意された豪華なコンポーネントとインターネット経由でダウンロードしたデータを駆使して謎を解き、web上で回答を入力(または選択)して進めていく謎解き。本職の推理小説家によるシリーズ第2弾。 ラグジュアリーなリゾートホテルのパーティーで、「黒いバラ」の開発に成功した女性経営者が殺害された。さらには、依頼者である記者の息子も行方不明になっている。犯人は誰? 少年の行方は? 殺人と行方不明との関係は? 謎が謎を呼び、状況は二転三転。パーティー参加者たちの不可解な証言や、さまざまな写真、動画や音声といった大量の捜査資料を紐解き、事件の真実を暴け!(公式サイトよりコピペ) 当然ながらネタバレ厳禁なので、内容について詳しく話せるのはここまで。できるだけネタバレを避けてよかったところを挙げると、まず何より役者の演技力が段違いに上がったw 前作は素人に毛が生えた程度に見えたが、今作は子役にいたるまでほとんど違和感はなかった。私は疎いのでよく知らないが、かなり有名な女優も出演しているようだ。おかげで動画を見るたびに萎えるということはまったくなくなった。これは大きい。今から1作目をやり直したらここで引っかかってギブアップするかもしれんw 肝心の謎については、前作が推理小説的謎7:パズル的謎3くらいだったとするなら、今作は推理小説的謎9~10:パズル的謎1~0だろう。正直言って、販売元のスクラップの気配はまったく感じなかった。動画という必須要素がなければ、推理小説を読んでいるのとほぼ変わらない。ここは善し悪しというより好みの問題だが、私はパズル的謎をストーリーにうまく組みこんでいた前作の方が好きだ。 ストーリーに大きな突っ込みどころはないのは、やはり本職が書いてるおかげだろう(まったくなくはないが、まったくないフィクションなど存在しないので問題ない)。ほかの作家もどんどん謎解きのシナリオ書くといいと思う。 結論として、前作を充分楽しめたならこちらもプレイして後悔はない。なお、作者がツイッターで「プレイ環境は問わない」と言っており、まあ確かにそうかもしれないが、実際にはネタバレ禁止の謎解きゲーをボドゲカフェなどでやるのはあまりお勧めできないし、大きな音を立てると迷惑になるようなところ(公民館など)でやるのも問題だろう。ぜひ閑静な個人宅でプレイして欲しい。 後日一味さんに聞いたところによると、そちらのグループではとうていやりそうもないことをやったらしい。人間の発想力は無限だな……全然関係ないけど、今作は頑張ればリプレイが可能ですw
2024.10.01
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