《櫻井ジャーナル》

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2011.02.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
エジプト当局はイラン軍の艦船がスエズ運河を通過する許可を出したようだ

 エジプトでは民主化を求める人々の抗議行動をひとまず押さえ込むことに成功しているが、「ムバラクなきムバラク体制」が民主化への道を進むとは言えない。ホスニ・ムバラクやその取り巻きを切り捨てることで体制を守りたいと考えているだけのこと。今はクーデターと革命が同時進行している状況だ。いつ爆発してもおかしくはない。

 さらに、反政府行動はバーレーン、イエメン、リビアなどでも激しくなっている。 バーレーンでは抗議活動を行っていた人々が占拠していたロータリーを治安部隊が未明に襲撃して人々を排除、軍隊も出てきて多数の死傷者を出した 。治安部隊や軍隊の中にはヨルダン、パキスタン、イエメンなどの傭兵が含まれているようだ。

 また、数十人が殺され、東部は政府がコントロールできていないと報道されているリビアでも似た状況があり、チャドから傭兵を雇い入れているという。いずれにしろ、支配層の危機的な状況が推測できる。


 イスラム諸国で独裁体制が揺らいでいるということは、アメリカの中東支配体制が揺らいでいるということでもある。例外的な時期もあるが、基本的にアメリカの支配層は民主主義を憎悪してきた。中東の民主化は彼らにとって悪夢である。

 しかし、そうした中でもイスラエルに気を遣うのがアメリカ政府。イスラエルはパレスチナ領とされている地域に違法な入植を続けているため、国連の安全保障理事会で非難決議を採択する動きがあったのだが、 アメリカが拒否権を行使 して葬り去ってしまった。アメリカやイスラエルの言いなりだったことを暴露されたパレスチナ自治政府もアメリカのために動くことはできないだろう。






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最終更新日  2011.02.19 10:38:14


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