《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2011.04.13
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 リビアの内戦は膠着状態に入っている。アメリカやイスラエルの後押しを受けていた独裁者、ホスニ・ムバラク大統領を民衆が倒したエジプトとは違い、リビアでは武装集団の抗争という側面が強い。しかも、反政府派にはアルカイダ系のグループが参加している。一時期は勢いのあった反政府派が劣勢になった一因は、民衆が離反したことにあるのではないだろうか?

 アメリカ、イギリス、フランスといった国々の軍隊が介入し、エジプト経由で武器が反政府派へ流れている。こうした外部からの支援がなければ反政府派は今頃、敗北しているだろうが、一般市民の犠牲はもっと少なくすんだ可能性は小さくない。

 リビアに君臨してきたムアンマール・アル・カダフィにしてみると、欧米軍の介入がなければ、という思いだろう。 2003年に核開発を放棄しなければ、アメリカも介入できなかったのではないかと臍をかんでいるに違いないと想像している人もいる

 アメリカやイギリスを中心とする軍隊がイラクを先制攻撃したのも、イラクが「大量破壊兵器」を持っていないことを知っていたからである。イスラエルがイスラム諸国の核開発に敏感なのは、自分たちが保有する核弾頭の威力、爆発力というだけでなく外交的な武器としての威力を理解しているからに違いない。

 しかし、「核爆弾」を製造するためには技術的な壁が存在することも事実。簡単には手にできないのだが、報復手段としての兵器としてならば、「放射能爆弾」でもかまわないわけだ。放射能(放射性物質)の恐ろしさは福島第1原発の事故でも明らかになっていくだろう。アメリカの侵略戦争は世界に核兵器を広めることにつながっている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.04.14 11:40:23


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: