《櫻井ジャーナル》

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2013.02.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 バラク・オバマ大統領が次期CIA長官の候補に指名したジョン・ブレナンに対する批判がおさまらない。国防長官に指名されたチャック・ヘイゲル元上院議員の場合は軍事介入に否定的だとしてネオコン/イスラエル・ロビーから激しく攻撃されているのだが、ブレナンの場合は拷問や無人機を使った暗殺工作の中枢にいたということで批判されている。

 2011年9月にはアメリカ人のアンワール・アル・アウラキ、そして彼の16歳になる息子を無人機のミサイルで殺しているが、この暗殺にも関わったブレナンは今後も無人機による暗殺を止めないとしている。

 これに対し、 リンジー・グラハム上院議員 は無人機で殺された人の数を4700人とした上で批判。イギリスを拠点とする 「調査ジャーナリズム事務局」 の推計ではパキスタン、イエメン、ソマリアを合計すると殺された人の数は2966名から4855名、そのうち市民が494名から1119名だ。グラハム議員の示した数字と合致する。アメリカの意に添わない国が同じことをすれば、国連やメディアから「テロ国家」という烙印が押され、「制裁」されるだろう。

 こうした暗殺のために使われる無人機の基地が サウジアラビア にあることが明らかにされているが、アフリカにも基地がつくられつつある。すでにブルキナ・ファソに基地があり、エチオピア、セイシェル、ニジェールへと基地網は広がろうとしている。今後の国連軍もアメリカの無人機を使う意向のようだ。

 無人機はアメリカ国内でも使われようとしている。勿論、イギリスや日本など「西側」の国々も後を追うはずだ。最近では 鳥や昆虫を模した小型無人機 の開発も進んでいて、室内に侵入して監視したり暗殺したりすることができるようになる日も遠くない。



 それに対し、オバマ政権は無人機や傭兵を多用しているのだが、ブッシュ政権と同じように犠牲者の数は明らかにしようとしない。「西側」のメディアも犠牲者数には興味がないようだ。「西側」と敵対関係にある政権を批判するためなら根拠が曖昧な怪しげな数字でも大々的に報道しているのだが。





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最終更新日  2013.02.24 01:27:56


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