1980年代に東ヨーロッパで体制転覆運動を繰り広げていた「民主化勢力」もソ連を核攻撃で破壊するべきだと主張、「西側」の反核運動を批判していた。ロバート・ゲーツ元国防長官の回顧録『任務』によると、リチャード・チェイニーはジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領を務めていたとき、ソ連やロシア帝国が消滅するだけでは不十分で、ロシアという存在自体を抹殺するべきだと話していたというが、この発想にも通じる。ネオコンもティモシェンコと同じようなものだろう。(Robert M. Gates, “Duty,” Alfred A. Knopf, 2014)