《櫻井ジャーナル》

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2014.06.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 ウクライナの東部や南部を軍事的に制圧する作戦を始動させる前の儀式として、キエフのペトロ・ポロシェンコ政権は「一時停戦」を宣言すると同時に最後通牒を突きつけたのだろうが、それを逆手にとってロシアのウラジミール・プーチン大統領は全ての当事者による話し合いを提案している。

 ポロシェンコ政権は6月2日、ウクライナ東部にあるルガンスクの住宅街を空爆、住民を殺した。当初、キエフは航空機による爆撃を否定、住民側の自衛軍によると主張していたが、インターネット上にアップロードされた映像を見れば空爆が行われた可能性は高いと言わざるをえず、欧州安保協力機構(OSCE)も空爆があったとしている。これまでも「西側」を後ろ盾とするキエフ政権は嘘をつき続けてきたわけで、今回もそうだったということだ。

 この攻撃があった6月2日、デレク・チョレット米国防次官補がキエフ入りし、作戦の調整作業を行ったとも言われている。その前も4月12日にジョン・ブレナンCIA長官がキエフを極秘訪問した2日後にアレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行が制圧作戦を承認し、22日にはジョー・バイデン米副大統領がキエフを訪問した直後から軍事力の行使へ急速に傾斜していった。盗聴を恐れ、直接会って指示を出しているのかもしれない。

 ポロシェンコ自身、アメリカ政府へ情報を提供していた一人だということが WikiLeaksの公表したアメリカ政府の2006年4月28日付け公電 で明らかになっているが、やはりアメリカ、特にネオコンが最も信頼しているのはアルセニー・ヤツェニュク首相だろう。

 ネオ・ナチがクーデターを成功させる前、 アメリカのビクトリア・ヌランド国務次官補はウクライナ駐在のジェオフリー・パイアット米大使と電話で「新政権」の閣僚人事について話し合っている 。その中で高く評価していたのがヤツェニュクだった。つまり、傀儡として最適任者だということだ。

 このヤツェニュクが所属する政党「祖国」の創設者はユリア・ティモシェンコ。この人物は首相時代の2008年、投機家のジョージ・ソロスから受けたアドバイスに基づく政策を実行すると発言していた。そうした関係もあり、ヤツェニュクもソロスの影響下にあると見られている。

 また、ヤツェニュクはCIAとの関係が噂されているカルトとの関係も指摘されている。1996年に彼は大学を卒業しているのだが、その前、つまり学生の時から法律事務所を経営、1998年から2001年までアバル銀行で働いている。この銀行はアメリカを拠点とするカルト「サイエントロジー」との関係があると言われ、2005年にヤツェニュクはそのカルトへ「入信」したという。2009年には、このカルトを率いるデビッド・ミスキャベッジとカリフォルニアで会っている。

ヤツェニュクはウクライナの東部や南部の住民を「劣等人類」と表現 しているのだ。これはナチスが使っていた用語で、ユダヤ人を意味している。本性が出てしまったということだろう。

subhuman

 ウクライナのクーデターを現場で指揮していたヌランドの夫は、ネオコンの中心グループに属するロバート・ケーガン。ネオコンはアメリカの親イスラエル派ではあるが、ユダヤ人、あるいはユダヤ教徒と混同してはならない。イスラエルはシオニストの国であり、ユダヤ人を隠れ蓑に使っているだけだ。ネオコンの思想的な支柱と言われているレオ・ストラウスは「ユダヤ系ファシスト」とも呼ばれているが、要するにシオニストだ。シオニストはユダヤ系だけでなく、キリスト教右派(聖書根本主義派、あるいは福音派とも呼ばれる)も含まれる。





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最終更新日  2014.06.26 01:47:52


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