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会社の同僚から小さな包みを渡され、“香典返し”と教えられたCHI。「同僚のお父さまが亡くなったので、香典として3000円を渡した。でもお返しがあるとは知らずにびっくり。台湾にはそういう習慣がないので、“そんなに気を遣わなくていいですよ”と伝えたら、同僚は少し不機嫌そうな顔で立ち去って行った」と状況を説明したCHI。日本のマナーを調べよくよく考え、「香典返しを渡すのは、日本人にしてみれば当然のこと。10年日本にいても、慣れないことや知らないことがまだまだたくさんある」と痛感したそうだ。
「食べ物かな…と思い包みを開けてみると、レンジなどで使える耐熱容器だった。日本人は家庭で使えるいろいろな品を、香典返しに選ぶらしい。でも何より驚いたのは、同封されていた礼状。同僚の家族の名前はもちろん、私の名前まで薄墨で印刷されていた。ほかにも故人の名前や蓮の花ののし…礼儀正しい日本人らしさが伝わる、お返しだった」と、初めて受け取った香典返しに感動したという。
「日本の冠婚葬祭のマナーは、いろいろなルールがあり複雑。マニュアル本を持っている日本人も多いらしい。台湾にもマナーはあるが、日本と比べると簡単で気楽」と感じているCHIは、「香典返しをいただいて思ったことはただ1つ。細かい気遣いを必要とされる日本人は、やっぱり大変」と文を締めくくっている。