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ジョニー・デップ

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2004年08月06日

監督：ゴア・ヴァービンスキー　
出演：
ジョニー・デップ…　　　ジャック・スパロウ
オーランド・ブルーム…　ウィル・ターナー
キーラ・ナイトレイ…　　エリザベート・スワン
ジェフリー・ラッシュ…　キャプテン・バルボッサ
ジョナサン・プライス　
ジャック・ダヴェンポート
リー・アレンバーグ　
ライ・クーパー　

【ストーリー】
　17世紀、海賊たちが大海原を荒らしまわっていた遥かなる時代。カリブ海の港ポートロイヤル。美しい総督の娘エリザベスはかつて少年ウィルから手に入れた黄金のメダルを今も大切に身につけていた。ある日、キャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちが町に現われ、エリザベスをさらっていった。逞しい若者へと成長したウィルは彼女を守るため勇敢に立ち向かったが、海賊たちは剣でその心臓を貫かれても死ななかった。エリザベスを助け出すため一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組んだウィルは、彼からバルボッサとその手下たちの恐るべき真実を知らされるのだった…。

　ディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”を「パール・ハーバー」のジェリー・ブラッカイマー製作、「ザ・リング」のゴア・ヴァービンスキー監督で映画化したアクション・アドベンチャー大作。魔の海を舞台にひとつのメダルを巡って展開する４人の男女のミステリアスな運命の物語を壮大なスケールで描く。主演は「ブロウ」「フロム・ヘル」のジョニー・デップと「ロード・オブ・ザ・リング」のオーランド・ブルーム。共演に「シャイン」のジェフリー・ラッシュと「ベッカムに恋して」のキーラ・ナイトレイ。

ディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”を映画化した映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、第一作『パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち　(2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』が既にＤＶＤ販売、レンタル貸出もされている。そして第二作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン２ (仮題) (2006) PIRATES OF THE CARIBBEAN 2: TREASURES OF THE LOST ABYSS 』は、全米では2006年に公開されるらしい。

●ゴア・ヴァービンスキー監督（faceより）
公開前の宣伝で興味深かったのは、監督ゴア・ヴァービンスキーの名前がほとんど露出しなかった点。別に“あの「リング」のヴァービンスキー監督！”でもいいように思うけど。昨年夏に公開されたSF「タイムマシン」(02／サイモン・ウェルズ監督)だって、撮影中に過労で倒れた監督の跡を継ぎ、最終段階の仕上げを手がけたのが、このヴァービンスキー。それなのにノン・クレジットだなんて、映画会社からの冷遇がうかがえるし、世紀の迷作「ザ・メキシカン」(01／ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット主演)のおかげで映画ファンからも、ちょっとバカにされてるんだよねー、この人。確かに、監督としての手腕には疑問も残るけど、それとは別に“ヒットメイカー”という評価はあっていいはず。彼がこれまで監督した4本の長編のうち、実に3本(「ザ・メキシカン」、「リング」、本作)が全米興行ランキング1位を記録しているのです。そう考えると、ゴア・ヴァービンスキーという監督は、呪われているのかも？！

【感想】
　上の画像は、この映画で一番好きなシーンです。
ニヤリとニヒルな（←今ニヒルって，表現でよいのだろうか！？）
ジョニー様、ジャック・スパロウって、この笑い方でキャラクターがすべて分かるでしょって感じの、笑い方です。
「俺ってサイコー」って、呟きが聞こえてきそうな。。。
とにかく、スパロウのヨレヨレ具合がいいです。
ず～と、海の上で生涯を過ごして、何より、海と船と酒を愛してる？
カッコいいんだけど、なんか、笑える。
薬でいっちゃってる、ロックスターが元になってるってのが分かる。
人間臭いけど、あくまでも、伝説の人物って感じです。
海賊達がひとりひとり、骸骨になった時でも、個性が分かるのがすごい。
ＳＦＸでも、何度見ても、すごいし、面白い。
そして、しょっぱなの、登場シーン。「ぷー！」と思わず噴出したくなります。
はったりだらけの、スパロウそのものの、登場の仕方だから。
でも、かっこいい～んだ。感動的でもある。
「お～、おいでなすったか～」という感じ。
　ジャック・スパロウには、今回、恋人役がいなかったってのが、又いい。
恋人たちはいるけど、恋に関しては、脇役だったのが、煩雑さを避けていた。　
次回は（次回作が脚本執筆中で、ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、
キーラ・ナイトレイともに出演決定だそうだ）スパロウにも恋人が現れるのだろうか？　
いやいや、恋人出現は、まだまだ、先であって欲しい。
このシリーズが、ハリポタみたいに、面白さをキープしたまま、
続いて欲しいというのは、私だけの願いではないでしょう。

■パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち(eiga.com 8月1日更新 )
8月2日より、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
【キャスティングがクオリティを押し上げる奇跡】

　いま、TVでバンバン放映されているCMを見て、何か違う、と思う。やたらオールドファッションな時代ものアクションに見えるからだ。観る前はそういう映画なんだろうなと想像していたが、ふたを開けると大違い。ビックリするほど楽しいのだ！

　これはいままで見たことのない海賊映画。ダイナミックなアクションとスリル、冒険とロマンス、目を見張るVFX、そして何より愉快なキャラクターと笑いがいっぱいに詰まった娯楽巨編だ。

　確かに、いかにもブラッカイマー映画らしい大味さも満載。しかし、マイナスポイントすべてを吹き飛ばしてしまうのが、ジョニデによるキャプテン・ジャック・スパロウのキャラクターなのだ。カラフルでグラマラスな役作りは完璧にオリジナル。ふざけた男でありながらも単なるおふざけに堕ちることなく、スクリーンを楽しげに、飄々と泳ぎ回る彼の魅力的なことといったら！　敵役のラッシュがまた絶妙のバランスでこれを受ける。跳ねっ返りのヒロインも好感度大。オーランドは演技的にはまだ青いが、つまらない役をまっすぐな持ち味でカバー。というわけで、キャスティングがクオリティをググッと押し上げるという、奇跡のような現象を楽しめる映画なのである。
（若林ゆり）

(C) 2003 DISNEY ENTERPRISES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
「パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち」
　「カントリー・ベアーズ」に続くディズニーランドのアトラクションの映画化企画第2弾は「カリブの海賊」。月光の下では生きた白骨と化す呪われた海賊たち。その呪いを解く鍵となるペンダントを持つのは、総督の娘エリザベス。彼女が海賊達に連れ去られ、彼女に恋する青年ウィルは、海賊スパロウ船長に協力を仰いで、彼女の救出に向かう。監督はハリウッド版「ザ・リング」のゴア・ヴァービンスキー。ガイコツの海賊たちと俳優たちが剣で戦う戦闘シーンはILMが担当

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