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2006年03月22日
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テーマ: お勧めの本(7415)
カテゴリ: 海外文学
トニーノの歌う魔法
『トニーノの歌う魔法―大魔法使いクレストマンシー 』THE MAGICIANS OF CAPRONA
物語の舞台はイタリアのカプローナ。本作で鍵となるのは、歌詞のない歌<カプローナの天使>。呪文のただしい言葉、本当の名前、そして歌の歌詞、、さまざまな、ものを言い表す「真の言葉」についてのおはなしです。
カプローナは著者が創作した国ですが、地名はダンテの「神曲・地獄篇」からとられたもの。イタリアのホンモノのカプローナ伯爵から手紙を貰い大感激の著者の言葉があとがきにあります。イタリアを舞台に、クレストマンシーと、呪文を作り歌う人々が活躍する、オペラのような異色作。

魔女と暮らせば 魔法使いはだれだ
クリストファーの魔法の旅 魔法がいっぱい

「大魔法使いクレストマンシー・シリーズ」 「ハウルの動く城」
お城 イラストgif
ストーリー: 魔法の呪文作りで名高い二つの家が反目しあう、イタリアの小国カプローナ。 “天使の歌”をふたたび見出すことしかない。 だが両家の大人たちは、互いに相手方を責め、クレストマンシーの「危機は邪悪な大魔法使いのせいだ」という忠告にも耳をかさない。そんなとき、両家の子どもたち トニーノとアンジェリカ が、 「呼び出しの魔法」に惑わされて行方不明に。 「子どもをさらった」と非難しあい、盛大な魔法合戦をくり広げる大人たちをよそに、トニーノの兄 パオロ とアンジェリカの姉 レナータ は、力を合わせて弟妹を探し始める。 一方トニーノたちは、目覚めてみると、人形の大きさにされ、人形の家に閉じこめられていた…!? 

感想:
出来の良い兄と違って、主人公トニーノは呪文を覚えるのが苦手。自分は出来が悪いと落ち込み気味です。「魔女と暮らせば」の主人公、みなしごキャットと違って、トニーノの家モンターナ家は大家族。とても絆が強い。大人数でイタリアらしくにぎやかそうです!家族の誰かが落ち込んでいると家族全員にその悩みが伝わる愛情深い家風。出来のいい兄パオロ、限られた人とだけ言葉の通じる猫の相棒が心強いです。

一方のモンターナ一族のライバル、ペトロッキ一族。こちらも結束力が強そう。どちらも呪文で有名な一家で、古くから反目しています。イタリアが舞台らしく、「ロミオとジュリエット」的ですね。
ペトロッキー家の下の娘アンジェリカも、呪文を失敗してお父さんを緑色にしてしまったりと、トニーノと同じく呪文が苦手な女の子。誘拐事件でふたりは協力することに。共通の敵の城で、人形にされて人形劇に出されたり、小さい身体で絨毯や階段に苦労し、箪笥の引き出しで一休み、、といった冒険は楽しい。本人たちは苦労してますが。 若い世代が古くからのライバル家の壁を取っ払ってくれそうで、ワクワク。

今回、クレストマンシーはイタリアに出張です。モンターナ家とペトロッキー毛の仲直りや戦争に一役買う姿は、相変わらず飄々としておしゃれです。いくつかのはなしの線が張られていて、またもや おもしろくて、あっという間に読み終わってしまってしまいました。
「ハウル~」よりも断然読みやすく、男女問わず子ども向け。このシリーズが、もっと知られるとよいのに、と思います。





クレストマンシー・シリーズ
 ■  魔女と暮らせば
 ■  トニーノの歌う魔法
 ■  魔法使いはだれだ
 ■  クリストファーの魔法の旅
 ■ 外伝 魔法がいっぱい
城イラスト.JPG
これは同一の主人公の登場するものではなく、「大魔法使いクレストマンシー」とは役職名であり、いくつも存在する平行世界の各々で発生する魔法に関連した事件を解決するのが主な仕事である。舞台となる世界や主人公は毎回異なっており、連作といった趣が強い。全シリーズを通して、基本的にクレストマンシーを勤めているのはクリストファー・チャントである(「クリストファーの魔法の旅」のみクリストファーの少年時代の物語)。
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ダイアナさんインタビュー

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最終更新日  2006年03月23日 23時01分18秒


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