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2006年05月11日
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テーマ: お勧めの本(7507)
カテゴリ: 海外文学
ダーク・タワー(2 〔上巻〕) ダーク・タワー(2 〔下巻〕)
仲間が集う。
キングの圧倒的ライフワーク、待望の第2弾 
世界最高峰のイラストレーターたちが各部ごとに競演した原書カラー口絵を完全収録
「この巨大なジグソーパズルが完成する時。私たちは何を見るのか?
私もあなたと同じく、次に拾わされるピースを、口を開けて待っているのみである。」( 恩田 陸 )

不思議なドアは、現実世界のニューヨークへと通じていた。麻薬中毒で運び屋のエディ。両脚を事故で失った美しき二重人格者オデッタ。無差別殺人愛好者の公認会計士モート。それぞれに異なった年代に生きる彼らを「暗黒の塔」の異世界へと引き込もうとするローランドは、果たしてこの「運命の三人」の中から旅の仲間を得ることが出来るのか?物語が、本格的に始動する。


ダーク・タワー 「ドア」感想:

第1作目とはまるっきり別の小説みたい。いきなり盛り上がってきました~。

ついに成就したローランドと黒衣の男との対決が終わって間もない <西方の海>の砂浜 、体力を消耗しつくしたガンスリンガーは、肉食性化け物の大群に襲われ 致命的な傷を負ってしまう。しだいに毒がまわり死に瀕してしまいます。第一作目では 冷徹タフのガンスリンガーが、しょっぱなから弱々しい存在に成り下がって話が始まるので、読んでてオヤッと引き込まれていきました。

「われわれ=ジェイクの世界」 がしばしな登場することでも、話がグッと身近に感じられます。
”ツナサンド”を”鮒産道”、”ホットドッグ”を”「犬”ドッグ”なんて食いたくないな」などと、うまいとかまずいとか言うのが、シリアスなのにおかしいです。また、息も絶え絶えなローランドが、コーラをひとくち飲んだ時の様子なども。ローランドの荒廃した世界では、貴重な栄養源の砂糖(甘味)を手軽に入手できる「異世界=文明社会」(「われわれ=ジェイクの世界」)が、鍛え抜かれたローランドには、「弛緩した顔 栄養過多な肥満体ばかり」としか見えない。それでも死活問題なのは、”抗生物質”と”弾”。文明世界では簡単に手に入るワケです。

海岸を必死に前進するローランドの前に現われた「どこでもドア」(厳密には”どこでも”ではないんだケド。。)Kingはジャパニーズコミックのどらえもんを読んだ事があったのでしょうか(笑)まさかね。また、ドアから異世界の人物がやってくる様を「カイロの紫のバラ」(ウディ・アレン監督)で、テレビの枠から人物が出てくるようだとエディは例えてます。この扉は「われわれ=ジェイクの世界」へと通じている。この 異世界への扉 は三つの異なる時間軸のニューヨークに通じていてローランドは自分の命を救い、同時に、 《暗黒の塔》 への三人の仲間を呼び寄せようと奮闘するのです。

一番目の扉 は<囚われ人>エディ・ディーン。1980年代後半のニューヨークに生きるヘロイン常用者。
二番目の扉 は<影の女>オデッタ・ホームズ/デッタ・ウォーカー。1960年代初頭のニューヨークの車椅子生活の公民権運動家。彼女の中には二人の女性がやどっている。
三番目の扉 に潜んでいたのは連続殺人鬼ジャック・モート。1970年代半ばのニューヨーク。彼は他の登場人物の<死>や<怪我>に関わる人物。さらには、”黒衣の男”とも関連が?


「マルコヴィッチの穴」のような設定が、おもしろかったです。
Kingの作品では「刑務所のリタ・ヘイワース(映画「ショーシャンクの空へ」)が最高だと思ってます。「デッド・ゾーン」も夢中になりました。他にも素晴らしきB級映画「痩せゆく男」など敬意を表しております。ホラー色が強いものはちょっと苦手ですが、この「ダーク・タワーシリーズ」は全然ホラー色が無い。
今日、読み終わった『運命の三人』は、単純な造りではなく、後日、何度も読み返してしまうだろう作品だと悟りました。








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最終更新日  2006年05月15日 20時30分24秒


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