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2011年05月08日
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<ハリー・ボッシュ>シリーズ第5弾


「このミステリーがすごい!」1998年 海外編 第20位


「いつ殺人課に戻ったんだ?」

同僚に問われ、嬉しそう。懲戒処分が解け、久しぶりにハリウッド署の殺人課に復帰したボッシュ。しかも、上司やふたりの部下に恵まれてもう一匹狼じゃない!
一匹狼で尖り、上司を殴っちゃったりとキレキレで、不眠症と孤独に悩んでいた彼は、本作では自分のやりたい仕事に戻れ充実感に溢れています。相変らず彼と敵対する警察組織ににらまれますが、今回はチームが彼を固めている。孤立感はあまり感じられません。それに運命の女性エレノア・ウィッシュとの再会。

解説で本書と『ナイト・ホークス』とが比較されています。
どちらも懲戒免職が解かれ仕事に復帰する所からスタートします。
二作とも、遺体の目の近くに特徴があり、銀行が犯罪に関わり深いです。
エレノアと、彼女の『夜更かしする人(ナイト・ホークス)』の絵も再登場します。
孤独に終わった『ナイトホークス』でしたが、その後の数年も自身に関わりのある事件に翻弄され、最大の傷だった母親の死の事件を解決でき(『ラスト・コヨーテ』にて)、ボッシュの刑事としての成熟度が増したように思えます。

殺人事件そのものは、ラスヴェガスの犯罪組織のマネーロンダリングをしていた人物が殺され、組織に殺されたのだという前巻の捜査展開が、後巻で一気にひっくり返っていきます。ボッシュが、こいつが殺人犯人だと、めでたく逮捕した相手はなんとFBI潜入捜査官。その逮捕はボッシュの演出だとFBIから疑いをかけられ、またあの内部監査課IADとやりあいます。


相変わらす複雑な展開です。 一連の出来事もひとつの要素が加わる事で全く違う様相を帯びる、という視点の切替、論理の切替が凄いです。

てっきり犯人だと逮捕したFBIの潜入捜査官が、また良い感じでした。
「あんたのスタイルが気に入ったぜ」
と、なんか意気投合してません?ボッシュとしても嬉しかったりして。

全体的に幸せ感が漂ってましたね。本書は一時的に主人公およびシリーズに救済を与え、一種の幕間の役割を果たしている作品と、位置づけられているそうです。<ボッシュ・サーガ>に必要な緩急をつけたというところのようだと、訳者の古沢氏は述べてらっしゃいます。

でも、そんな幸せ感が、ミステリー・ランキングの上位進出を鈍らせたのかもしれません。


扶桑社ミステリーから出版しているのが、次の『エンジェルズ・フライト(堕天使は地獄へ跳ぶ改版)』までで、次の『シティ・オブ・ボーンズ』辺から講談社に切り替わってます。
扶桑社時代の『ナイト・ホークス』など一連のものは、図書館でも全部は無くて飛び飛びでした。書店など回ってかき集めました。講談社出版時代からは、入手が簡単そうです。
翻訳ミステリは、絶版を阻止する為になるべく書店購入した方が良いようですね。


ハリーが、ブルース・ウィリスのイメージだと、ネットで読みましたが、それだけは、止めて、と思います。マッチョすぎるでしょう。もっと線の細いイメージなんですけど~。

<刑事 ハリー・ボッシュ> シリーズ

『ナイトホークス』
『ブラック・アイス』
『ブラック・ハート 』
『ラスト・コヨーテ 』
『トランク・ミュージック 』
『エンジェルズ・フライト』
『夜より暗き闇』
『シティ・オブ・ボーンズ 』

『天使と罪の街 』
『終決者たち 』
『エコー・パーク』
『死角 オーバールック 』
“Nine Dragons”


ノンシリーズ

『ザ・ポエット』
『わが心臓の痛み』
『バッドラック・ムーン』
『チェイシング・リリー 』
『リンカーン弁護士』


マイクル・コナリーのランクイン履歴






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最終更新日  2011年05月20日 21時30分19秒


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