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2024.03.31
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品川から名古屋までわずか286キロしかない距離、それで時速500キロで走り約40分で結ぶという計画線だ。
本当に必要かと言う議論も中途半端なのであまり驚く方も多くはないだろうが工事着工から9年目を迎えている、その間の資金繰りは大丈夫と言う声も上がる。

むろん今回の開業目標を大幅に遅らせ2027以降としてきたがついに断念という断定的な表現に変えたのである。
もちろん社長の胸中は怒り狂っていよう、工事を阻止されてきたからだが、静岡県内の工事着工が遅れているからである。
静岡県内はわずかな距離である、南アルプスの地下1400メートルと言う非常に深いところをくり抜くトンネルだが、これで水脈が切られ大井川水系が壊れると難色である。
当初の着工は2016年で、工事は10年間を予定し完成は2026年と言うものであったとか。

しかしJR東海と静岡県の話し合いはいずれの時も不調で、静岡県が歩み寄らないまま時間経過した。
水脈問題から工事手法の見直し、新しい計画など次々と繰り出したものの、調査不十分で受け取られずだ。

そうもはやこれまでである、社長も屈辱的発表をやらざるを得ないのだから計画に無理があったと見られても仕方がないだろう。

個人的にもこんな国土改良工事的で大規模経費が必要な工事を1社が初めてどうするかと危惧してきたもの。
共同事業体と言う形で国主体にし資金調達も国の保証があるから、世界銀行などを想定することができる。
当然計画通り進まなければ借金返済の不履行につながるから必死で関係者を説得することになる、そうなれば一自治体の反対も強制代執行で突破しただろう。
要するにJR東海が大変な勇み足をし彼らの計画にゴーサインを出した当初の経営者に責任がある。
国にしてみればこうなったから泣きついてこられても困ると冷たい対応をするしかなくなったのである。

もう1つ不思議なのは初期から始点と終点を東京と大阪になぜしなかったということがある。
この説明は1社で負担できる工事費ではないというに言われたが、だったら工事を引く受けなければいいのだから。
見込める予算内で言うと名古屋まで最初に開業、その後大阪はあと10年後と言ったような話だった。
それに開通させる大義は現新幹線の代替え路線、災害時対策と新幹線補修時の代替えという目的でもあった。

突き詰めてみれば独占事業を目論んだJR東海側に何か切羽詰まったようなリニア路線を持つことといった狙いがあったのだろう。


工事の進捗からすれば今さら中止と言えないし、かといって国に肩代わりも大失敗の落胤が怖くて言い出せない、と八方ふさがり。
ごねた静岡県にしても見返りでメリットがあったとも思えず、当事者の知事も評判を落としたと、喧嘩両成敗の様相である。
ただ、リニア新幹線における一大スキャンダル事件として後世に汚点記録として残るのが成果であろうか。





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最終更新日  2024.03.31 07:00:11
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