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トイモイ

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2008.01.12

火山登山　パカヤ火山　グアテマラ　アンティグア

(12)

カテゴリ：カテゴリ未分類

５時３０分、起床。バンが安宿の前まで迎えに来てくれるという。早朝からチェックアウトし、荷物をフロントの脇に預けてもらい、朝焼けの中、６時に来るという車を待っているが、当然、客を拾いながらやってくるので、６時半にようやく、バンがやってくる。昨晩、フト歩いていた旅行代理店のキャッチに捕まって、急遽、７ドルを払い、山に登ることにしたのであった。

　そんなことを思い出しながら、朝焼けの中、１時間程、車は進み、山道に入り、２２５０メートルの火山の麓に着いた。体力に自身のない人は、馬で登ることができるという軟弱なコースではある。ガイドをつけないといけないのだが、親しげな６０代のスペイン語で一生懸命説明してくれるじいさんだった。

　入山料を払い、２時間歩くと、景色は急変し、溶岩が流れて来ているところに出る。

　山登りというと、泊りがけの山登りの体験が、後世のトラウマとなった時期があった。それは、大峰山であり、荷物を３５キロ持たされて、特段、訓練もしていないのに、肩に重みが食い込み、雨が永遠に降り、景色のかけらもないブッシュの中を４日間歩き続け、そうして、立派に山は嫌いになったのであった。食料が減り、荷物が軽くなっていくと思いきや、雨で、水分をたっぷり吸った荷物は重くなり、バリる人間が続出し、そいつの荷物を手分けして持ち、テント場に夕方３時に着く予定が、毎晩８時に着くという強行軍。そこから、先輩たちはウムっと休息を取るのだが、我々、奴隷兵隊は、そこから飯の準備を始め、野菜を切り、肉を入れ、カレーを作った頃には、既に夜の１１時という状態であった。腹ペコ状態の悪魔先輩に大方の食事を奪われ、テントで寝ていると大雨になり、私の顔の横に、川が流れるというテントの役目を果たしていない状態。しかも、何度も言うが、それを振り切るような素晴らしい景色はなく、ひたすら、笹の間を進み、深山を進み、１時間に１回の休憩だけを祈りながら、拷問を受け続けたのであった。

　それを払拭してくれたのが、北アルプスであり、ネパールの山々であった。景色と言うものがあり、達成感というものがあることを知った。

溶岩の上を歩くと、熱いのだ。靴が溶けるのではないかという恐怖感を多少感じながらも、ずっとここでじッとしているという拷問にあえば、大変恐ろしい気がすると感じながらも、足場が不安定で、こけたらマグマにぶち当たると心配しながらも、顔は相変わらずヘラヘラして歩く。

グアテマラは、国内に３７の活火山休火山を持つ火山国家でもある。中米最高峰の山（４２２０メートル）を初め、３０００メートルを越える山は１４ある。（日本は２１）

溶岩の上を１時間程度、歩いて休憩し、山を下りるのであった。

昔の時から、こうやって、毎日、山の上にきて商売をする。外界を知らないということは、日常が当たり前と言うことで、幸せなことかも知れない。しかし、この外国人たち、いったい、何なんだと思っているだろうな。

昔、高校の地学の先生が、課外授業で、火山弾だか火山礫を持ちながら、うっとり、していたのを思い出し、こういうのを今で言う火山フェチというか、火山おたくというものであろう。

一応、強盗が出たりするので、集団で登りますわな。

数年前は、この火山の噴火により、グアテマラ空港が一時閉鎖されたこともある。

犬の足、溶ける。

ハリウッド、蝋人形館1
ハリウッド、蝋人形館2
ハリウッド、蝋人形館3
ハリウッド、蝋人形館4
市内から空港に戻る、Los Angeles
アンティグア観光1　Guatemala
アンティグア観光2　Guatemala
アンティグア観光3　Guatemala
アンティグア観光４　Guatemala
グアテマラ歴史のお勉強　Guatemala
アンティグア、カーササントドミンゴ宿泊の昼　Guatemala
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ジャンピングビーン・ジャンピングビーン2

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最終更新日 2023.11.16 17:09:58
コメント(12) | コメントを書く

■コメント

Re:火山登山(01/12)

風任さん

なんか足元が溶岩って嫌じゃないですか？
いきなり飲み込まれて溶けてしまうのでは、というネガティブなことばかり考えそうです。
足元が羊羹の方が良いです。
(2008.01.12 23:40:55)

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Re[1]:火山登山(01/12)

トイモイさん

風任さん
＞なんか足元が溶岩って嫌じゃないですか？
＞いきなり飲み込まれて溶けてしまうのでは、というネガティブなことばかり考えそうです。
＞足元が羊羹の方が良いです。

いずれにせよ、何となくネバネバ感がイヤーなかん字でした
-----
(2008.01.12 23:47:20)

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Re:火山登山(01/12)

放浪の達人さん

どこに強盗の隠れる場所があるのですか？

＞強盗が出たりするので、集団で登りますわな (2008.01.13 00:17:52)

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Re:火山登山(01/12)

郡山ハルジさん

ぼくの場合やっぱり数々の溶岩の画像を見ながら「ぼくのウンコみたいだなあ」と、そればかり思っていました。
最後のイヌの写真は、ヘミングウェーの『キリマンジャロの雪』の、氷河に氷漬けになったヒョウを思い出させます。「そんな高い山の中で、イヌが何をしていたのか？説明したものはいない」 (2008.01.13 01:04:20)

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Re:火山登山(01/12)

VeryBerry さん

あわあわ。。。こりゃ熱そうです
ずぶずぶとめり込んで行きそうで怖いです
(2008.01.13 02:21:16)

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Re[1]:火山登山(01/12)

トイモイさん

放浪の達人さん
＞どこに強盗の隠れる場所があるのですか？
＞
＞＞強盗が出たりするので、集団で登りますわな
-----
勿論、地底からです。タッチされるだけでも、ちょっと熱いです。 (2008.01.13 06:43:59)

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Re[1]:火山登山(01/12)

トイモイさん

郡山ハルジさん
＞ぼくの場合やっぱり数々の溶岩の画像を見ながら「ぼくのウンコみたいだなあ」と、そればかり思っていました。
＞最後のイヌの写真は、ヘミングウェーの『キリマンジャロの雪』の、氷河に氷漬けになったヒョウを思い出させます。「そんな高い山の中で、イヌが何をしていたのか？説明したものはいない」
-----
ハルジさんの健康状態が偲ばれる朗らかなご意見です。実は、最後の写真で、ハルジサンがキリマンジャロの豹を想起してくれるのではと密かに期待してました。 (2008.01.13 06:45:22)

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Re[1]:火山登山(01/12)

トイモイさん

VeryBerryさん
＞あわあわ。。。こりゃ熱そうです
＞ずぶずぶとめり込んで行きそうで怖いです
-----
めり込んで、むっちゃ熱いです。生きた心地がしません。水をたらすと、ジュージューいって、何かてっぱん焼きの上に乗せられた気分で、ナイスです。 (2008.01.13 06:46:37)

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おおっ、

千代丸～さん

いいな、生溶岩！
アタイは溶岩画像見ると、血沸き肉踊ります。
(2008.01.13 06:48:53)

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Re:おおっ、(01/12)

トイモイさん

千代丸～さん
＞いいな、生溶岩！
＞アタイは溶岩画像見ると、血沸き肉踊ります。
-----
ぐいぐい、崩れていくんだよ。おお、流れとる流れとう、と熱き血潮も流れます。でも、自分の足元は流れて欲しくないと小心者の私は思いました。 (2008.01.13 07:43:54)