PR
Keyword Search
Calendar
New!
りぃー子さんComments
Freepage List
「龍馬伝 第10話 引きさかれた愛」
龍馬(福山雅治)は江戸で2度目の剣術修行を終え、目録を定吉(里見浩太朗)から授かる。龍馬にひそかに恋心を寄せていた佐那(貫地谷しほり)は思いを打ち明けるが、龍馬は土佐に帰らなくてはならないと返答。土佐に戻った龍馬は加尾(広末涼子)に、剣術道場を開いたら夫婦になってほしいと求婚する。そのころ半平太(大森南朋)は幕府の大老、井伊(松井範雄)が朝廷を無視してアメリカと通商条約を締結したことに憤り、攘夷(じょうい)を行うために土佐藩を動かそうと考えていた。一方、開国派の東洋(田中泯)は象二郎(青木崇高)に命じて弥太郎(香川照之)を監獄から出し、外国との貿易が始まった長崎に派遣。さらに家臣の俸禄(ほうろく)を減らすなど、藩の財政改革を推進する。東洋の改革により、既得権益を失った柴田備後(北見敏之)は半平太を利用しようと考える。
このドラマの龍馬像は、例えば私の愛読書の司馬遼太郎さん作「龍馬がゆく」やその他のドラマ・小説とはちょっと違ったとらえ方をしていて(何しろさわやかーーーー)物語の展開も史実どおりなのか異なっているのか良くわかりませんが、
とりあえず私はこのドラマを
動乱の時代を駆け抜けた青年たちのビルドゥングスロマン(成長物語)
と捉えてます。
真実かどうかはとにかく、面白いです
2度目の剣術修行を終えて、目録を手に帰郷した龍馬。
迎えた家族はいつも通りとってもあったかいですね。
乙女姉さんはお医者さんと結婚したようで(なんと温水洋一さんですよ!)、なんだか人妻の恥じらいみたいなものもあって可愛いです。
でも姉さんは龍馬に言います 「おまんは好きな人と夫婦にならんといかんよ」
この姉弟の関係はほんとにかわいいですね。龍馬のお風呂の火を炊いてくれてる姉やんと、湯船につかっている弟とのホンワカした会話。でも姉やん、途中で火をゴウゴウ炊いて、龍馬を地獄風呂の刑にあわわせてる???(笑)
龍馬は姉やんに言われるまでもなく、鬼小町の佐那ちゃんを振って、愛する加尾ちゃんと結婚しようとしていました。
龍馬がかんざしのお土産をあげて、加尾ちゃんの髪にさすところなんか、まるで高校生のように初々しい二人だったのですが・・・
時代の波が二人を引き裂いてしまいました
吉田東洋の改革により失脚した柴田備後へ半平太がアプローチ、その結果、三条実美の兄公睦にお嫁に行った友姫の御付役(という名の女スパイ)の役が加尾ちゃんに。。。
一度は龍馬の必死の訴えと、自らのしようとしていることに一瞬の迷いも感じ、加尾を役目から外そうとしてくれた半平太ですが、「今更女を帰るとなったら誰かが腹を切らずには済まされない」とお殿様に言われ、却下。
加尾も兄を切腹させるわけにはいかないと、自らの意思で京に上ることを承諾します。
雪の降る中、別れの抱擁をする二人が気の毒でした。
・・・これはフィクションなんでしょうか?事実なんでしょうか?
どちらにしても「さよなら、初恋」という感じで、淡くて切ないお話でしたね。
一方、吉田東洋の命令で無事獄外へ出て長崎へ向かうことになった弥太郎。
顔にはまだちょっと汚れはあるけど小ざっぱりとした身なりで龍馬に憎まれ口を叩きながら意気揚々と長崎に向かって行きました
ツッコミ弥太郎と、ひょうひょうとそれをかわす龍馬のコンビは、このお話の中のいい息抜き場面です。今回暗い話が多かっただけにほっとしました。
それにしても、弥太郎が獄中で書いた意見書に彼の商才を見抜いたらしい、吉田東洋。彼はやはりただものではありませんね。
これで、半平太と弥太郎は全く逆の派閥にそれぞれ属し敵対することになりますね。さて、龍馬はどうするか・・・次回、土佐に嵐が吹き荒れそうです。
「龍馬伝 22話 龍という女」 2010年05月30日
「龍馬伝 21話 故郷の友よ」 2010年05月23日
「龍馬伝 20話 収二郎 無念」 2010年05月16日