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前日降っていた冷たい雨は上がり、長岡の朝は曇り空でもう寒いくらい。今回の旅は『いつも時間ギリギリでダッシュ』の私達にしては珍しく目的地に早めに到着してまして、競技会場に着いたときもまだ会場は準備段階でした。寒いので皆さん荷物だけ置いて中でドレスの店見たりしながら開場を待ちます。最初のラテン4級戦で大幅に進行が遅れましたが、その後は順調に競技が進んでいました。『今回は誰も知り合いがいない完全アウェーだね。』なんて出番を待ちながら陣地で大将と話していたら、長野のダンサーDanceWithOwlsさんが訪ねて来て下さったんです。今まで何度か大会でお会いしているんですが、皆さんにはあまりご紹介していなかったこの方、バーバラ・ストライザンドみたいな知的美人さんなんですよ。イケメン・リーダーのご主人とはカップルバランスばっちり、まさにダンサーになるために生まれて来た様な、とっても素敵なご夫婦カップル。私なんかは普段着で『社交ダンスやってます。』なんて言っても、『ヘ~。』くらいのリアクションしか返ってきませんが、この方達なら『なるほど。』と納得してもらえそうなタイプです。でも本名知ったときは『まさか!』と思いましたよ。なんと高校の同級生と同姓同名なんです。その友達はバーバラのバの字も出て来ない様な、まあ言ってみれば『ちびまるこちゃん』の友達の『みぎわさん』みたいな人だったんです。(別人でよかった...)今回の試合は東部ブロックランキングの対象競技であるほかに、三笠宮出場権を賭けた戦いでもあり、私達の様なA級維持ねらいの選手だけでなく、たくさんのいい選手がエントリーされていました。ラテンA級戦の方は参加者5組と少なかったんですが、スタンダードの方は30組近いエントリーがあって激戦です。ラテン競技は4級から始まり,3級,1級、グランドシニアC級、グランドシニアA級、D級、C級と進み、いよいよ私達の出番。いきなり準決勝の5種目からでした。5組しかいないとはいっても、長野からはジュニア全日本代表も来てましたし、東京からも若手A級選手がエントリー、地元新潟の有名選手も出ておられて、A級維持どころか『最下位になりたくないよ~。』くらいの戦いでした。いつも思うんですけど、新潟の大会は1曲が長いんです。これが4曲目のパソあたりから、もろにスタミナに跳ね返って来て、最後のジャイブなんて足が重くてヘタレ・ジャイブになってました。『気持ちだけはすっごく踊ってたんだけどね。』(←大将談)しかし変更のあったサンバもパソも無事にクリア、DanceWithOwlsさんご夫妻の声援を励みになんとか踊りきることが出来て、自分たち的には納得のいく踊りだったと思っています。5組しかいませんので、全員そのまま決勝進出。決勝はもっと曲が長くて、サンバもルンバも『今まで一度も試合でそこまで踊ったことない』ルーチンに突入し、チャチャやジャイブは全部踊りきって最初のルーチンに戻ってしまいました。『こんなの初めてだね。』でも準決勝のときよりはスタミナ配分が上手く出来て、最後のジャイブでもちゃんと足が上がりましたよ。日頃の基礎練の成果が少し出たかな。さて結果ですが、A級維持のためには優勝する必要があったんですけど、やっぱりそれは無理で3位の成績を頂きました。副賞として新潟名産『魚沼産こしひかり』の新米をカップルに2キロずつ、計4キロも頂いてうれしい悲鳴です。『競技会でお米もらったのも初めてだね。』一つは大将のおかあさんに送ることにしました。お米って、日本人なら誰でももらってうれしいですもんね。有名ブランド米だし。フロアではスタンダード競技が始まっていました。(つづく)
2008/09/30
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新幹線が朝から止まっていると言うニュースは、競技会場でアナウンスされました。後から知ったことですが、上野ー大宮間で信号機トラブルがあり、北へ向かう新幹線全線が8時から4時間に渡ってストップし、7万人の足に影響がでたそうです。このため、午後からのスタンダード競技に関東地方から日帰りで参加される予定だった方々が受付に間に合わなくなるという問題が起こりました。朝からラテン競技に出場の選手は前日から泊まり込みの方が多かったので大丈夫だったようですが、こちらはこちらで競技開始早々、別のトラブルに見舞われていたんですね。今回初めて新審判方式を採用ということで、審判の先生方がレストランの注文取る時みたいなタッチパネルの機械を持って、オンラインで即座に集計。のはずだったんですが、これが上手く動作しなくて最初の競技の4級戦ラテンが終わってから、長い時間『少々お待ちください』休憩が続きました。とうとう『従来のマニュアル方式に変更しますので、もう一度踊って下さい。』なんてことになってしまいます。更に悪いことには、『即座に集計』の予定でプログラムを組んでいたせいか、4級戦準決勝が終わってすぐに、4級戦決勝だったので、手作業の集計に時間がかかり、ここでもまた『少々お待ちください』状態。審判の先生も待ちくたびれたのか、BGMで流れてる『ケセラ・セラ』でヴェニーズ・ワルツのシャドーしちゃってます。面白かったのは、お隣の陣地にこの4級戦出場の方がいらして、準決勝2回に決勝と3回も続けて踊ったあとの二人の会話です。『もう、靴脱いでいいんですか?』『いいよ。』『もう脱いでいいんですね。』『うん、いいよ。』『ホントに脱いでいいんですね。』『全部脱いじゃダメだよ!』これにはウケました。この愉快な方々、優勝だったんですよ。『おめでとうございます!』と声をかけると、それはそれはうれしそうな笑顔が返ってきました。こんなトラブル続きでしたが、個人的にもちっちゃいトラブルがありました。まゆげ書くの、失敗したんです。もう何年も前ですが、競技用のメイクアップ講習会に出た時、『眉毛だけは命がけで書け』っていわれたんですよ。失敗したらやり直せないから。それがちょこっと手が滑ったんですね。で、誤摩化そうと上書きしてったらどんどん太くなっちゃって、片方だけだと変だから両方太くしちゃえなんて、さらにひどいことになっていしまいました。まるで『まゆとろ』だょ!何とかせねばと焦った私は、ちょうど長くなって来てた前髪をピッチリ伸ばして眉毛隠すことにしたんです。鏡に写る自分を見て、これどっかで見たアニメだと思いましたよ。これでした。まことちゃん。大将が横で『ぐわし!』なんて言ってるし。ショック....。(つづく)<待ち時間のBGMはアメリカン・オールディーズでした>
2008/09/29
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めずらしく早く行き過ぎてしまいました。新幹線の時間より1時間も前に着いてしまったので、上野駅で手持ち無沙汰な私はいつも行くダンスシューズ屋さんにつけまつげを買いに走ります。2週間前の仙台行きの時はまだ入道雲が出ていて夏模様だった空が、すっかり秋色に変わっていました。北信越選手権出場のため、向かうは新潟県長岡市。大分で行われている国体、来年は新潟だそうで、駅前にはトキのマスコットののぼり旗が数多く飾られています。来年のNHK大河ドラマもここ長岡の直江兼続が主人公だそうで、来年は新潟盛り上がりそうですね。さて、来るたびにいいお天気だった長岡駅、珍しく雨が降っていました。『寒いからあんまりウロウロしたくないね。』と言いつつ,地ビールだけはしっかり買いに走ります。でも結局夕食は泊まっていたホテルのディナー・ビッフェにまた行ってしまいました。『また』というのは、去年2回長岡に試合で来て2回ともこのいわゆる食べ放題で『死ぬほど』食べてしまって後悔したんです。でも、ここのクラムチャウダーは『鍋ごともって帰りたい』くらい美味しいし、デザートも非常に充実している上に比較的お値段が安いんですね。満足した食事に晩酌の地ビール、もう幸せな眠りが待っているはずでした。ところが、とてつもなく変な夢を見てしまったんです。ちょっと目を離していた隙に私の車が盗まれて、鞄も積んだままだったのでサア大変。盗難届出したり、カード会社に連絡したり、それはもう(夢の中で)大わらわだったんです。それで職場に行ったら、そこでも別な大変なことが起こっていました。『今日は電車が大幅に遅れて駅で足止め喰って、結局誰も出張には行けなかった。』皆で『大変でしたね~』なんて言い合っていて目が覚めました。起きた時から『もう,あたしは疲れたよ。』とボヤいて、大将にアホかと言われておりましたが、不思議なことに、これが半分正夢だったんです。(つづく)<この地ビールすっごくおいしかったです。ワインみたいな地ビール>
2008/09/28
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「あ~、私にも見せて。もう一回最初から。」女性の先生始め,スタッフの皆さんがDVD前に大集合。なんか時々笑い声も聞こえるぞ。どこが受けてるのかな?準決勝のチャチャ踊り終わって私が観客にお辞儀してる最中に大将が走って画面から退場したシーンみたい。振り向いたら私だけ一人ぼっちになってて、フロアの真ん中でキョロキョロ大将を探しています。何か、かわいそうじゃな~い。迷子の子供みたい。寂しそうにつま先で床いじってるし。大将が走って戻ってきました。フロアが滑るのが気になってたんでしょうね。この試合のDVD、師匠のレッスンを受けている間、ずっと見ていて下さったみたいです。「背骨の移動を見せてるのか、ヒップムーブメントを見せてるのかはっきりしない所が何カ所かある。」先生は私のポニョな二の腕をがっちりつかみ、スイブルの練習をさせます。「胃袋の後ろの筋肉で内臓ギューギュー絞るのよ。」どわーっと汗が出て来て、胃が痛くなってきました。つかまれてる腕も痛いよ。「ご飯食べてすぐやると気持ち悪くなっちゃいますからね。」って、さっきご飯食べたとこなんですよ。「お医者さんに胃袋の後ろの筋肉って言ったら、そんなとこに筋肉はありませんていわれたんだけどね、イメージ的にそこなのよ。」多分大腰筋の上半身側の付け根辺りでしょうか。そこから動かす基礎練習、また日々のメニューに加わりました。最近基礎練だけで1時間かかるんです。大将のストレッチ1時間を笑えませんね。これで内臓脂肪がきれいに燃焼してくれるといいなあ。さて、今回一番点の低かったパソを見ていただくことになったんですが、考えてみると女性の先生にパソ見ていただくの初めてです。出だしの構えから変わりました。もう、このポーズは見られませんよ。 早速今度の試合で使っちゃおう。上手くいきますように。
2008/09/27
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今年の春から夏にかけて、何度もラジオから流れて来た曲です。かつて私は世界を支配していた私がそう言えば海の水は世界にあふれた今では朝、ひとり眠りにつきかつては自分のものだった道を掃き清める『これってタンゴ踊れるなあ』と思いながらいつも聞いていました。イギリスのロックバンド、コールドプレイの『ビバ・ラ・ビダ』ライブではサビの部分で大合唱になったと言っていましたが、とっても宗教的で意味深な内容です。この歌に出てくる『私』って誰なんでしょう。神様?エルサレムの鐘が鳴るのが聞こえるローマ軍の騎兵たちが聖歌を歌っている私を映す鏡になれ、私の剣にそして盾になれ我が宣教師たちは異国の荒野にいるそれは私には説明のつかない理由のためだ君が行ってしまってから正直な言葉が全く出てこないそれは私が世界を支配していたときのことだ大ヒットしてて、8月にはJ-WaveのTokyo Top 100で9週連続No.1とってましたし、きっとそのうちカバーされてフロアに流れるんじゃないでしょうか。皆さんで,先取りしときましょう。こちらからどうぞ。Coldplay - Viva La Vidaジャケットもすてき
2008/09/26
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グランプリのビデオを師匠に見ていただきました。コピラさんがズームで追っかけて下さったので、とてもよく撮れているんです。腕組みして見ている師匠と大将の、まるで壁の様な背中の隙間から私も覗いてました。『あれっ。やだな~。あたしが大間違いしちゃってる予選のやつじゃん。』どうせなら間違えないで踊ってる準決か決勝見てもらえばいいのに。スルーしてくれればいいなあと思っていた私の期待は空しく、チャチャのその部分に差し掛かるや否や師匠がグルっと振り向いて私を見てニヤニヤ。「これ、どしたの?」いや~、その~、ちょっと間違えちゃいました...。(声がちっちゃくなります)予選のパソまで見終わって、師匠はこうおっしゃいました。「振り切らないとダメだな。」私達の踊りは競技仲間から『もっと動くのに出し惜しみしてるように見える』ってよく言われてたんですけど、何でそう見えるのか分からなかったんです。自分たち的には目一杯踊ってるつもりでしたから。その理由がこれだったんですね。腕を振り切ってないからその反動も使えないし、中途半端な動きに見えてしまっていたんだと思います。ラテンはヒザから下のフット・スピードを追求しますが、肘から先のハンド・スピードもある程度必要みたいです。ボディ・スピードだけだと、混んでるときなんか遠くの審判からは見えないですもんね。「ルンバはいい。チャチャは間違ってる人がいるから何とも言えないな。」ひえ~。間違ったの1回だけなのに~。「サンバ,もう一回踊ってみて。」サンバは今回一番点がよかったんですけど、師匠的にはまだ改善の余地があるんでしょうね。「出だし、こう踊ってみて。」え~~! まさかのルーチン変更ですか?「それって、すごい身体能力ないとできないですよね。」おっと,大将弱気。確かに安定した足腰と瞬発力と柔軟性全部必要。あたしたちに出来るんだろか?「それと、ナチュラル・ロールやめて違うの入れるかな。」確かに次のグランプリはまた来年までありませんけど、次の試合はすぐそこなんですよね。もちろん心の叫びは届かず、特に師匠のデザインした踊りを試合で間違っちゃうやつの意見など通るはずもなく、ルーチンは変わっていきました。でも最近、変更にも慣れて来たんです。人間て適応する動物ですね。もう、頭ぐるぐる。(@_@)
2008/09/25
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グランプリ翌日の3連休明けのことです。仕事に行こうと車に乗り込んだら、エンジンがかからなかったんです。『なんで?』私はJRで職場の最寄り駅まで行って、そこから駅前駐車場に停めている車で通っています。『カチカチ、プスプス』駅前には住宅街しかなく、まだカー用品店は開いてない時間でしたし、最寄りのガソリンスタンドも歩いて行くとかなりあります。覚悟を決めて歩いて行こうかと思った時、ふと、入っていた自動車保険にロードサービスがついていたことを思い出したんですね。サービスセンターに電話してみたらすぐ折り返し電話が来て、最寄りの自動車工場から救援に来てくれるといいます。これ,便利なサービスですね。しかも無料です。10分もしないうちにやって来てくれて、どうやらバッテリー上がりだったみたいなんですが、すぐにエンジンがかかりました。ライトつけっ放したわけでもないのに、3連休乗らなかっただけでバッテリー上がりなんて変だなと思ったんですが、とりあえずそのまま仕事に行きました。この車、去年の10月に中古で買った車なんですが、車検に出した会社が倒産して3ヶ月間放置されていましたので、それでバッテリーも弱ったのかななんて思ってたんです。でも、そうじゃなかったんですね。なんとトランクが開いてて、そこのライトが点きっぱなしだったんです。トランクなんて、ヨガマットと履き古したダンスシューズしか入ってませんから通常開ける用事は全くなく、いったいいつから開けっ放しだったのか記憶にないくらい。それでも一週間は何事もなく過ごしていました。ところが今週月曜日、またバッテリー上がりで動かなくなってしまったんです。かっこ悪いけどまたロードサービスに電話して、また同じ人が救援にやって来てくれました。あっという間にエンジンはかかりましたが、テスターで計ってみると『バッテリーが弱ってる』とのこと。来て下さった方のお店でバッテリー交換してくれるそうなので、手配してもらって仕事帰りに工場によりました。この車、買ったときは安かったんですけど、それからタイヤ変えたり、ブレーキパッド交換したり、いろいろ手がかかるんです。まるで不機嫌な貴婦人みたい。古いけど外車なので部品調達も楽じゃないし、バッテリーも普通7000円も出せば買えるのに、2万円もしたんですよ。まあ、トランク開けっ放した自分が悪いんですけどね。『やっぱり日本車がいいなあ』としみじみ思う今日この頃。大散在で凹んでる私に、大将がバーミアンで餃子おごってくれました。
2008/09/24
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ヴェニーズ・ワルツは上手く踊れませんが、『この曲で踊ってみたい』という曲はたくさんあります。先日の国立西洋美術館のファン・デーで、金管五重奏で演奏して下さったこの曲もその一つです。サティ作曲の『Je Te Veux』あなた(君)が欲しいという意味だそうです。(キャ~~)歌詞は男性版と女性版があって、どちらも熱烈です。<女性版>あたしは少しも悔やまない 望みはたった一つだけ あなたのそばで すぐそばのそこにいて ずっと生きること <男性版>黄金の天使、陶酔の果実 瞳の魅力 許しておくれ、君が欲しい 俺の恋人になっておくれもののけ姫で有名な米良さんの歌でお楽しみください。こちらからどうぞ。Je Te Veux
2008/09/23
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上野の国立西洋美術館を無料開放するファン・デーがこの週末開催されていました。いくつか特別企画が用意されていて、どれも面白かったので一つずつご紹介します。<前庭コンサート>ロダンの地獄の門の前で予定されていた前庭コンサートは、雨が降っていたので入り口近くのひさしの下で行われ、金管5重奏の華やいだ音が多くの観客を惹き付けていました。私達は開演間際に顔をのぞかせたにもかかわらず、『前の空いてる席にどうぞ』と言われ、図らずも一番前のかぶりつき。 トランペット×2、トロンボーン、ホルン、チューバの編成で、皆のよく知っているジブリ・シリーズやビートルズ・ナンバー、映画音楽と続き、観客は手拍子.足拍子で大喜びです。アンコールでは『崖の上のポニョ』と『踊り明かそう』。ポニョは隣にいた小さな女の子が大声で歌いだし、踊り明かそうの方も立ち寄った外人観光客の女性が歌ってましたね。本当に楽しいコンサートでした。<建築ツアー>国立西洋美術館の本館は、フランスの建築家ル・コルビュジエによってデザインされました。今まで何度となく足を運んでいるこの美術館ですが、建物自体にも『世界遺産登録の候補』になるほどの特徴があるんです。その説明を詳しく聞けるツアー、とても興味があったんですが、予約制で先着20名のみでしたので入れませんでした。ところが、常設展を見て回っているうちに、この建築ツアーご一行様と遭遇して、ちょっとだけ説明を聞けたんです。コルビュジエの工夫の一つ。『美術館というのは、作品がどんどん増えていくものだ』確かに。ですから展示スペースも増やして行ける構造がいいだろうということで、四角い渦巻きになっているんです。足りなくなったら渦巻きを延長して外に幾らでも増やせますからね。この形式で立てられた美術館は世界に3つだけとのことで、あとの二つはインドにあるそうです。<ギャラリー・トーク「常設展、この1点」>常設展にはさまざまな作品があります。いつも企画展のついでによって、お気に入りの絵を眺めるだけでしたが、今回はマールテン・ド・フォスによる《最後の晩餐》の詳しい説明が聞けました。いろんな画家によって最後の晩餐の様子は描かれていますが、この絵は『この中に裏切り者がいる』とキリストが言った瞬間のザワザワ感と弟子たちにパンとワインで祝福を与える様子が描かれています。どの人がユダか分りますか?手前中央の、手に青い袋を下げている人だそうです。私はてっきり、左奥の戸口にいる人かと思ってしまいました。この絵はキリストが生きた時代ではなく、大理石の柱や銀食器、テーブルクロスなど、貿易で栄えた16世紀アントワープの調度品が多く描かれていて、当時裕福だったプロテスタント系のネーデルランド人による注文が多かったそうです。その後スペインの侵略でここがカトリック支配になると、彼はあっさりと改宗して需要の多かった教会のための絵画に鞍替えしたとのこと。時代背景を知ると、一枚の絵から多くの物語が見えてきますね。<常設展クイズ>常設展の入り口でクイズの紙を渡されるんです。『この作品はどこにある? そこには何が描かれている?』渡されたクイズを手がかりに常設展の作品をじっくりとみていきましょうという企画です。大将が渡されたのは、ジャン=マルク・ナティエの1739年の作品、『マリ=アンリエット=ベルトレ・ド・プルヌフ夫人の肖像』です。とても美しい女性の肖像画で、いつもここを訪れるたびに見ていましたから、場所はすぐに分りました。クイズは次の通り。この絵にはどんな音が合うと思いますか1 サラサラ2 ガンガン3 ヒューヒュー皆さんはどう思われます?<フォトサービス>整理券をもらって、名画の前でポーズ。その写真を絵はがきにしてくれるんです。どんなポーズとったかって、そりゃあダンスのポーズに決まってますよ。でも、顔が素なので恥ずかしいからここではお見せしません。来年の年賀状にでも使わせてもらおうかなあ。<パズル>名画のジグソーパズルに挑戦。3分以内に完成すると記念品がもらえます。私達が挑んだのは、クロード・モネの睡蓮でした。ジグソーといっても、1000ピースもあるやつじゃないですよ。10ピースくらい。『睡蓮は意外と難しいんですよ。』スタッフの方がおっしゃって、砂時計をひっくり返します。でも、二人でやるとあっという間でした。『1分もかかってませんね。すごいです。』記念品のスケッチブック2冊頂きました。これで次のコスチュームのデザインでも考えよっと。こんな楽しいファン・デーがあるなら是非また来たいと思って受付で聞いてみると、年に一度だそうです。私達もこれを最初から目指して行ったわけではなく、近所でやってるフェルメール展を見ようと思っていたら、あまりにも混んでたのでこっちに流れて来たんですね。でも、ラッキーでした。ほんとうに楽しかった。皆さんも来年、チャンスがあったら行ってみてくださいね。
2008/09/22
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先月、江戸っ子コンビのたまちゃん&かぎちゃんとビアクルーズに行った船で、今度は私の両親とランチ・クルーズに行ってきました。フレンチを和風の膳にしてもらった懐石料理のようなランチを頂きながら、東京湾を約2時間で一周します。あいにくの曇り空でしたが楽しい思い出ができました。出航が11時50分だったので、早めに11時に最寄り駅の改札で待ち合わせしたんですが、気の早い両親は10時にはそこにいて、待ちきれずに先に歩いて日の出桟橋に行ってしまってます。私達も待ち合わせ時間より早くついたんですが、それでも『遅かったね』なんて言われてしまって苦笑いです。料理を次々と運んで来てくれると同時に,今見える景色の説明までしてくれて、ビア・クルーズの時にはなかった観光気分も味わえます。東京都もいろいろエコに取り組んでるようで、風力発電の風車がいくつも海岸に並んでいました。『東京かざぐるま』という名前だそうです。(そのまんまじゃん)東京オリンピック開催を見込んで、海を渡る新しい道路も建設中。貨物船からコンテナを陸揚げするキリンのような形のクレーンは一機10億円もするんだそうです。『ジャンボ宝くじ3回分です。』(当たっても誰も買わんよ)食事が済んでデザートに差し掛かった頃、アナウンスが入りました。『本日、結婚記念日を迎えられた方がいらっしゃいます。ご乗船いただいている皆様は運命共同体ということで、どうぞ一緒にお祝いください。』白い服に金ボタンがまぶしい船員さんが花かごを掲げて入って来られました。『誰が結婚記念日なんだろうね。』私達は船内レストランの中をぐるっと回って歩くのを目で追っていました。そしたらグルッと遠回りして私達のテーブルで止まったんです。『金婚式、おめでとうございます。』あれ?うちか。実は両親が来月金婚式を迎えるので、それに先立ってこのランチクルーズを予約したんですけど、花も頼んだことすっかり忘れてたんです。船内からは拍手がわき起こり、父は照れて母は涙を流して喜んでくれました。50年も夫婦やってるなんてすごいなあ。これぞまさしく『夫婦で金』ですね。
2008/09/21
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トミーとジーナの愛の物語。生きて行くのは楽じゃないんです。トミーの働いてる造船所はストライキ中、ジーナは彼との暮らしをなんとかやって行くために一日中食堂で働いてます。でも二人には愛があるから,それを大事にもうちょっと頑張って行こうよ。神様にお祈りしながら。ボン・ジョビの1987年のヒット曲『Living on a Prayer』です。今日のバンドセッションの課題曲なんです。台風13号も何とか行ってくれたみたいだし、思いっきり叫んでくるかな。こちらからどうぞ。Bon Jovi - Living on a PrayerOnce upon a time not so long ago:Tommy used to work on the docksunion's been on strikeHe's down on his luck - It's toughso tough.Gina works the diner all dayworking for her manShe brings home her pay for lovefor love.She says: We've got to hold on to what we've got'Cause it doesn't make a difference if we make it or not.We've got each other and that's a lot for love -We'll give it a shot.We're half way there Livin' on a prayerTake my hand and we'll make it, I swear Livin' on a prayer.Tommy got his six string in hock.Now he's holding in what he used to make it talk So toughit's tough.Gina dreams of running awaywhen she cries in the nightTommy whispers: Babyit's okay, someday.We've got to hold on to what we've got . . .We're half way there - Livin' on a prayer. . .We've got to hold on ready or notYou live for the fight when it's all that you've got.We're half way there Livin' on a prayer
2008/09/20
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職場の方に出張のお土産でベトナムのビールをいただきました。これはさすがに飲んだ事無かったですね。家に帰ってさっそくグラスに注ぐと、大将がこんなこと言います。 ハノイビール『ベトナムの香りがするな。』それって、どんな香りなの。ベトナム行ったことあるんだっけ?『ないよ。』やっぱりね。お土産を下さった方が、『まずいよ、このビール。』なんておっしゃっていましたので、どんだけまずいのかと思ってたら、けしてまずくはなかったですね。まあ、とりたてて美味しいってわけでもなかったですが、暑い時にグイグイ飲めるタイプのビールです。それより、ベトナムでもビール作ってるんだなあってところが驚きでした。さらに驚きだったのは、楽天でも売ってたことです!しかも、ハノイビール以外にもベトナムビールがありましたよ。
2008/09/19
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ハロウィーンといえばパンプキンですが、先週入院中のパンプキンさんからメールを頂きました。++++++ここから++パンプキンさんのメール++++++ブログでの紹介ありがとうございます。PHSの小さな画面ですが、皆さんの暖かいコメントを読ませていただきました。感謝・・・感謝です。今日フッと気づいて、包帯に巻かれた両足の写真を撮りました。参考までにメール送信をトライしてみます。うまく届いたら、ブログの端っこにご利用ください。++++++ここまで++パンプキンさんのメール++++++こちらがその写真。 私達がお見舞いに伺った時より随分包帯が小さめになっていて、順調に回復されている様子が伺えます。2週間ぶりに足湯に入ったときのエピソードも送っていただきました。++++++ここから++パンプキンさんのメール++++++看護師さんは患部の洗浄よりも、10本の足指にあるタコが気になったらしく、何とか削り取りたい様子です。「どうやったらこんなタコになるの?」「ダンスのタコですよ。」「削ってあげようか?」「両方の指先、5本とも堅いから爪切りで切らないとダメですよ。」「ふぅ~ん。削りたいなぁ・・・」結局、削りは諦めてもらいました。++++++ここまで++パンプキンさんのメール++++++ダンスのタコは健在なんですね。毎日ギュウギュウ酷使されてた指先も、突然刺激がなくなってあっけにとられてるかもしれません。先週の土曜日に退院されて、しばらく自宅療養と思っていたらそうもいかないらしく、毎日痛~いインターフェロンの注射を打つために10日間も通院されるとのこと。結構、遠いんですよね。痛いの大嫌いなパンプキンさん、以前『パパ,大丈夫だよ。』なんて歯医者に行くにも小さな息子さんに励まされてたそうです。みなさんからもパンプキンさんへの応援メッセージ、お願いします。『パンプキンさん、がんばれ!!』
2008/09/18
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数年前まで同じフロアで戦っていた元日本代表のYさんが、最近競技を引退されて今回は審判としてフロアにおられました。Yさんご夫妻とは北海道大会の時に一緒にジンギスカン食べながらお話をさせていただいたんですが、今回の試合で何かアドバイスを頂けないかななんて大将と言っていたんです。残念ながらお忙しそうで、ご挨拶することも出来なかったんですが、代わりにパートナーのKazuさんと少しお話し出来ました。ご夫妻はジュニア・ダンサーたちをたくさん育成されていて、さながら学校の先生の様な状態になっておられます。一般戦のそれぞれの級で子供たちはみんな優秀な成績をおさめ、『先生!トロフィーもらってきました!』なんて言う元気な声がいくつも響いていたんです。『ずっと、やめないでがんばってくれればいいんだけどね。』Kazuさんの私達に対するアドバイスも同じでした。『とにかくやめないで出続けること。いつか必ずチャンスが来るから。』宝くじ買い続けるのと一緒でしょうかね。やめたら当たらないですもんね。 午前中に試合は終わったんですがなぜか表彰式が3時からとのこと。私達はお昼ごはんをもってきていませんで、近所のコンビニでも行って来ようかとおもっていたら、埼玉のメロンチョコさんがご一緒にということでしたので4人で外に出ました。チョコレート色の肌に、最近メロン色のコスチュームで出ておられることが多いので、かってにメロンチョコさんと呼ばせていただきます。女性陣はまだ食虫植物の様なケバい顔をしているので、一人だと浮くんですよ。二人いると、『何かあるんだろうな』みたいに思われて少しマシかななんて。体育館出てすぐの所にイタリアンの店を発見したので、そこでランチ食べることにしました。3年くらい前からグランプリでも一般戦でもよくお会いするようになったこのメロンチョコ・ペアは、私達と同じように身長差のあるご夫婦カップルです。メロンチョコさんたちは今回すっごく惜しくて、1点差で2位だったんですよ。私達は全然惜しくない6位。競技会で毎回のように顔を会わせていてもなかなかお話しする機会もないので、楽しいダンス情報交換会になりました。『あたし、練習しても全然痩せないのよね。』『あたしも~!』『うちでポニョってよばれてるの。』『ヒエ~、あたしも~。』変な所で共鳴してしまいました。皆さんの中にも『あたしも~』って方います?フロアにもどると、スタンダードの熱戦が繰り広げられていました。さすがグランプリ・レベルになると踊りが大きいなあ。表彰式では級別戦とは違い、きれいなクリスタルの盾を頂きました。帰りはもちろん酒盛りですよ。仙台駅の既に目を付けておいた酒屋さんで昨日とは別種類の地ビールを買い込み、発車と同時に乾杯です。 ご当地限定の『ずんだじゃがりこ8袋入り』も魅力的だったんですが、さすがにそれはカロリーオーバーだろうってことでやめときました。↑楽天でも売ってました。まだまだ日本代表への道は遠いですが、地道な努力で少しずつダンスの腕を上げて、いつかはいいご報告が出来るようにこれからも頑張って行きたいと思います。いつも暖かいご声援、ありがとうございます。この後私が大将にガバっと抱きついて,大将はよろめきます。
2008/09/17
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最近試合で思うことは、よく顔を合わせる選手の皆さんの黒さがさらに増したことです。『夏だからね~』とかそういうんじゃないんですよ。皆さん気合い入れて日焼けサロンに通われてて、この試合に賭けておられるんです。茶色通り越して焦げ茶色。私達もセルフタンニングをいつもよりもう一回多く塗って行ったりしましたが、全然比べ物にならない感じでした。さて、とんだドタバタで始まったグランプリシニア第一次予選。参加組数20組で2ヒートに分けて行われました。背番号をコールされて、リーダーがパートナーの手を取りフロアにエスコートします。驚いたことに、試合の時いつも緊張して冷た~くなっている大将の手が暖かいんです。今日は緊張してないのかな。最初の種目はサンバ。師匠に『何も考えるな。音楽を聞け。』って言われたので、そうしました。頭を使うことをやめると、五感が外に向かって解き放たれるんですね。しかし続くチャチャチャでは大失敗してしまいました。すぐそばの選手と接近戦になった時、相手がニューヨークでわーっと出て来たのにビックリして突然自分が何やってるのか分らなくなってしまったんです。ここ,ある意味見せ場だったんですよ。大将は私の周りを踊り続け、私はくるくる回る縄跳びを前に『どこから入っていいか分らない子供』のようにポーンとたったまま大将を見ていました。先生から『ここは女性スカートもっとブンブン振って。』と言われた所に差し掛かって、ようやく我に返ったものの、あっという間に曲終了。シニア戦て一曲が短いんです。多分1分20秒くらい。年だから気を使ってくれてるんでしょうか。大将は何も言いませんでしたが私はどーんと落ち込んで、『あたしのせいで、また予選落ちになるかもしんない。』不安でいっぱいでした。続くルンバとパソは集中レベル極大で、『何が来ても絶対踊り抜く』決死の覚悟で臨みました。あとからビデオで見たら、パソで『よくあんな狭い所で止まらないで踊れたね』くらいの囲まれた位置でもちゃんと踊りきっていて、『やればできるじゃん』なんてちょっと自分を褒めたくなりましたよ。予選が終了し、B級戦の準決勝に進んだにゃんこめさんたちをビデオにとろうと2階席で待機していると、結果発表の紙が貼り出されて選手たちがわっと集まってきました。明るいオレンジ色の大将はどこにいても目立って、私に向かってOKサイン。よかった~。心底ほっとしましたよ。あのチャチャのせいで落ちたなんてことになったら、心に深い傷が残ってしばらく疼くことになってたでしょう。さて、準決勝。勝ち残っているほとんど全員がこのグランプリ常連さんたちばかり。去年全日本代表の福岡の明太カップルと神奈川の鉄人、決勝常連のなにわのマリトースキー、神奈川のボディビルダー、お蝶夫人と宗像コーチも当然のように名を連ねています。最近めきめきと力をつけて来た埼玉のメロンチョコ・ペア、一般戦でいつも負けてる茨城のくろちゃんたち、そしてパートナーがエリザベス・テーラーのような美貌を持つ神奈川のスタイリッシュ・ペア、前回の静岡から新規参入の上手いカップルも残ってました。予選の段階で10位くらいだったので、今回はこの辺で終わりかなと大将も私も思ってたんです。ところが、何があるか分らないもんですね。びっくり大ドンデンガエ~シで、決勝に引っ掛かってしまいました。といっても、1点差で団子のようになっているところからわずか鼻の差で抜けただけですので、まだまだ全日本代表からは遠い所にいるんですけどね。『衣装のお陰で残れたんじゃないの?』って、大将と言ってます。ハロウィーン・セット効果、抜群でした。去年のグランプリでは踊れなかった決勝のジャイブを踊れたのがうれしかったですね。多分良かったのは準決勝のサンバで『コパカバーナ』がかかって、とっても音楽に乗れたことじゃないでしょうか。皆さんも,この曲なら気分よく踊れるとおもいますよ。こちらからどうぞ。コパカバーナ
2008/09/16
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まだ9月半ばだというのに、仙台駅周辺にはハロウィーン・カラーが溢れていました。初めて着るハロウィーン・セットのコスチューム、意外と旬だったりして。実はまだお金払ってないんですよ。(幾らなのかも聞いてないのです)会場は北仙台駅そばの青葉体育館でした。スタンダード全日本代表を決めるグランプリ競技の他に、私達が出場する34才以上のシニアラテン全日本代表選考会もあり、一般戦も3級からB級までありましたので、会場はたくさんの競技選手で賑わっていました。選手控え室には知ってる顔が勢揃いしていて、またまた今回も熱い戦いが予想されます。コピラさんとにゃんこめさんカップルのそばに陣地シートを敷かせていただいてストレッチを始めると、お人形さんみたいなみっきょちゃんがにこやかに話しかけてくれて、何か凄く和みました。さて、延々とストレッチを続ける大将を置いて私は一人フロアに降り、小さくルンバウォークしながら床の様子を確かめました。ところが、フロアに降り立つや否やこんなアナウンスが入ります。『次の曲を持ちまして、練習時間を終了させていただきます。』え~~!まだ大将ストレッチしてましたから、これはまずいと思いました。先生に『試合で踊る前に思いっきり身体動かして3次予選くらいの身体作っとくこと。』って言われてるのに。またいきなり本番だ。しかも最後の曲ジャイブだし。数組を残してみんなフロアからはけて行ってしまいましたが、1曲でも踊らないよりはいいだろうとジャイブのシャドー。ガラガラの巨大なフロアでシャドーするの、何か恥ずかしいなあ。選手控え室に戻ると、大将はまだストレッチしていて、なにわのマリトースキーと関西弁トーク炸裂してました。競技が始まり、フロア脇の小さなスペースで練習出来るということでしたので、ようやく二人で練習出来るかと思ったら、『靴が滑る』とかいって、大将はまた控え室に戻ってしまいました。選手控え室と競技会場って意外と遠いんです。それから何故かずーっと戻って来なくて、私は一通り基礎練やシャドーを終え、もうそろそろドレスに着替えなくてはいけない時間でしたので控え室に戻ろうとすると、途中で大将とすれ違いました。一体何してたんでしょうね。大将の行動は謎です。この後もずっとすれ違いが続き、私がすっかり着替え終わってフロアに向かった時、ようやく戻って来た大将とまたすれ違います。『コピラさんたちのラテンB級戦ビデオに撮るから先にフロアに行ってるね。』しかしまた,大将は一体何してるんだかなかなかフロアに降りてきませんでした。いよいよ次がグランプリ・シニアの予選開始という段階になっても、まだハロウィーン・セットは揃っていなかったんです。セットのライスだけ先に来ちゃって、『エビフライまだ~?』みたいなもんですよ。出場選手はもう皆選手入場口にスタンバってます。私は控え室に呼びに行ったものか、またすれ違うとまずいからこのまま待っていたものかオロオロして、入り口の扉を行ったり来たり。こんなところで出遅れて棄権なんてまっぴらです。このまま予選が始まってしまったら何のためにこの場にいるのか全然分んないですよ。ついに前の競技の最終ヒートの曲が始まってしまい、もうこれは控え室までダッシュしてぶっ飛ばしに行くしかないと思ったそのときです。観客席の最上段にパっと明るいオレンジ色が見えました。2階席からビデオ撮って下さってるコピラさんが、TVディレクターみたいに『まきまき』の格好で大将にサイン送ってます。手に背番号ヒラヒラさせながら大将が駆け降りてきました。シンガポールの副会長さんみたいに『出遅れても金』なんて訳にはいかないんですから。でも、背番号つけなきゃいけないし。手が震えました。とうとう曲が終わって、『あ~どうしよ~、まだ全部つけてない!!』と思ったそのとき、『ただ今よりフロア清掃のため10分間の休憩に入ります。』なんてアナウンスが流れました。助かった~!『ボクは休憩のこと知ってたよ。』しらっと言ってのける大将にボディブローお見舞いしてやろうかと思いましたよ。
2008/09/15
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今日は中秋の名月ということで混雑する上野駅では月見団子なんかを売っている売店が目につきました。仙台行きの新幹線の窓から見える空はまだまだ夏を思わせる巨大な入道雲が青い空にくっきりと存在感を示しています。私達の乗った新幹線は図らずもポケモン特別電車で、駅に停まるごとにカメラを構えたいわゆる鉄男くん達が待ち構えていて、窓際に座っていた私の意味ないVサインが、よ~くみるとそんな皆さんの写真にたくさん映り込んでいると思います。途中から『お蝶夫人と宗像コーチ』が乗って来られました。『のんべえってわたしのことよ。わかった?』私は酸欠の金魚みたいにパクパクしてしまいましたが、このブログに時々コメント下さる『のんべえ』さんが、女優のような美貌を誇るお蝶夫人だったとは超意外!実はこの日、もう一つタマゲタ事件がありました。上野駅の新幹線乗り場は地下4階の深~いところにあるんですが、去年長野の大会に行くのにその長い長いエスカレータをゴロゴロカバン抱えて駆け降りたんです。(見逃しちゃった方はこちら)ところがですよ、そのエスカレータのちょいと脇に、ホームまで垂直降下のエレベータがひっそりあるじゃありませんか。これには参りました。私達のあの死にものぐるいのダッシュはなんだったんだってかんじ。しかも乗ってみたら,あっという間にホームについちゃって、もう大将と二人でヘラヘラ笑うしかありませんでしたよ。さて、仙台駅直結のメトロポリタン・ホテルにチェックインした私達はさっそく駅周辺の散策です。何を散策するかって。もちろん地ビール屋さんですよ。『明日のグランプリは飲んでかかれってことだな。』(大将談)伊達政宗公の地ビールですよ。ピルスナー、ケルシュ、ヴァイツェンのセット。あやかって強い心で試合に臨めるかな。楽天でも売ってました。 (つづく)
2008/09/14
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試合直前の最終チェック。考えてみれば2週間ごとにこれやってる気がしますが、4種目を見ていただきました。チャチャとサンバは、両脇の位置を動かさずに胸から下だけをもっとブンブン振ること。もうスキあらばスカート振りまくれみたいなご指示でした。男性もスカートはいてないけど同じです。私達は『さあ、試合だ!』とか『踊るぞ!』ってなると、無意識に肩に力が入ってしまう様なんです。力が入ると動きが悪くなるし、見ている方も胸が詰まる様な感覚になりますね。安心して見ていられるのがいい踊り。踊る前に深呼吸。そして呼吸のような踊り。ルンバとパソは、上半身は大きく円を描くように、下半身はしっかり踊ります。特にパソは一歩一歩で床にスタンプを押すように踊れと言われました。それと特にこの2種目で大切なのは男性の視線。女性をあまり見すぎてしまうと空間における存在感が小さくなってしまうので、見る位置を注意するようにとのことでした。『それじゃ、もう一度はじめから~。』千本ノックのように完全にゆで上がって頭から温泉マーク出ましたよ。このくらいまでなるとやっと余分な力ぬけていいみたい。ところで、大将のオレンジの衣装がついに出来上がって来たんです。すっごく目立つんで、『審判の目に入らなかったのかも』なんていう言い訳はできませんよ。これで点が入らなかったら完全に『踊りのせい』です。さて、これでハロウィーン・セット完了。まだちょっとハロウィーンには早いけど、ハロウィーン・セットのデビュー戦がんばってきます。
2008/09/13
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今日は宇宙の日です。宇宙の音楽といって真っ先に思い浮かぶのは、映画『2001年宇宙の旅』で使われた『ツァラトゥストラはかく語りき』。こちらです。ツァラトゥストラはかく語りき作曲者のリヒャルト・シュトラウスは、ワルツ王のヨハン・シュトラウス一族とは全然関係ないそうです。私にとってこの曲は『宇宙』以上に実は子供の頃からファンだった『エルビス』なんですね。エルビス・オン・ステージのオープニングはいつもこの曲から始まってましたから。なんで今日が宇宙の日なのかっていうのはこちらに詳しく書いてありますが、毛利さんが宇宙に飛び立った日、私達はケネディ宇宙センターからその打ち上げを見守っていたんです。ところで『ツァラトゥストラはかく語りき』、もとはドイツの哲学書ニーチェの書いた本です。中学の頃、こういうのにかぶれていた私は『超人になる』なんて息巻いていたもんですが、昨日も書いた通り、相変わらずの小心者。いったいいくつになったら己の壁を超えることが出来るのか。今日また一つ年を取ってしまいました。少しは去年より成長したでしょうか。お誕生日おめでとう、StarTrees。
2008/09/12
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選手権のあとのレッスンで試合結果をお話しすると、師匠は大将の背中をポーンと叩いてこんなことを言われたんです。『どしたの?』この言葉は、グレーだった心をちょっと明るく変えてくれました。自分たちの実力の限界のせいで成績が悪かったわけじゃないのかもしれない、って言う気にさせてもらえたんです。これが、たとえば『しょうがないよね。まわりみんな若いし。』なんて言われてたら、実際はその通りなんですが、ああ、やっぱりこれが自分たちの限界なのかなあなんて思ってしまったかもしれません。チャチャを踊ってみていただいたら、師匠はこんな風におっしゃいました。『たたみ2畳分の踊りだな。』おとなしすぎて、大きなフロアでは目に入らないだろうということです。『予選はねゴチャゴチャで踊ってるから、審判が一組の踊り見る時間はせいぜい5秒とかそのくらいなんだよ。だから、そこでこの前レッスンで習ったこの脇腹の動き見せてやろうとか小さいこと考えてたら絶対ダメ。』何も考えるな。音楽に乗って音を身体で表現することだけに集中しろ。気をつけるのは相手との距離感、ただそれだけ。言われてみると、この前の試合でどんな曲がかかってたのか全然覚えてないんです。レッスンで習った一つ一つの注意点を頭の中でフォローしながら踊っていたので、自分たちが踊りを楽しむ感覚はありませんでした。シンガポールの試合のようにお客さんとのコミュニケーションもなかったです。試合のビデオ見ても、他の選手に周りを囲まれるとますます踊りが小さくなって道を譲ったりしちゃってます。女性の先生はこうおっしゃってました。『囲まれたときこそ審判の目が集まるチャンス。その場で動いて動いて、周りの誰より一番動いてる所を見てもらうのよ。』わたしたちって、自慢じゃないですけど気が小さいんですよ。言うことだけはでかいんですが、大きな大会になると大将は緊張してお腹こわすし、私は免疫力落ちて風邪ひくんです。 師匠は『頭で考えすぎるからだ』とおっしゃいます。どうやったらこの弱っちい自分に勝てるんでしょうね。シーズン終わったら禅の修行でもするかな。
2008/09/11
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ブラックジャックって、ご存知ですか?ピノコと一緒に住んでる外科医!じゃなくて、カジノなんかでお金をかけてプレイする、トランプ・ゲームの方です。ルールはわりと簡単で、持ち札の数を足して21に近い方が勝ち。このゲームの統計学的必勝法を思いついた男がいて、チームを組んでラスベガスで大儲けした実話があります。それに尾ひれを付けて更に面白いストーリー展開にしたのがこの映画です。シンガポールに向かう飛行機の中で見ました。時は1990年代。紳士服店でバイトしながら、マサチューセッツ工科大学に通うベンには、ハーバード大学で医学を学ぶという夢がありました。しかし、お金がありません。ハーバードってすっごく学費高いんですよ。3000万円くらい必要。奨学金を受けられるのはケタ外れに優れた生徒だけです。彼もかなり数学的な能力が高くて、特に暗算が速いので紳士服店では重宝されていました。でも、そんな程度じゃ、奨学金はもらえません。オタク友達とロボットなんか自作してますけど、それもこの大学では普通です。そこに降って湧いたのが、数学教授のぼろ儲け話です。『カード・カウンティングを覚えれば、ラスベガスでひと財産作れる。君もやってみないか。』悪い教授ですよね。でも、これって違法じゃないらしいです。ただ、難しくてあんまり出来る人いないんですね。場に出た数字を全部覚え、その都度暗算で確率計算をして、自分が勝つ確率が高いときだけ高額をかけるって訳です。チームをカジノの各テーブルに配置して、低額を賭けながら偵察させます。みんなカウンティングが出来る優秀な生徒ばかり。金持ちボンのふりしてやってきたベンが、チームメンバーから密かに、いまそのテーブルで勝つ確率はいくつかを言葉の暗号から読み取り、有望なテーブルに着くというわけです。この教授は若い頃これで一財産作って目を付けられているので、場には登場しません。上前刎ねるだけ。これが大成功することはするんですが、それだけじゃ終わりません。ベンは賭けに暴走して教授と決裂、カネも取り上げられ、落第の危機まで迫って、友達も失います。どうするんだ、ベン。絶体絶命です。まあ頭いいですから、一発逆転があります。この辺の話は映画用に付けた尾ひれみたいな気がしますね。映画見ただけではカウンティングの仕組みなんか分りにくいと思いますが、まあ、普通におもしろいハリウッド映画でした。教授役のケビン・スペイシーって、頭脳派ダメ男を演じるのが上手いんで、その辺も注目です。
2008/09/10
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競技会の様子をビデオで撮ろうと思って持って行っても、定点記録なので小さくしか映ってないとか、他の選手ばっかり映ってるなんてことがよくあるんです。今回の選手権にも持って行ったんですが、結局セットする時間がなくて撮れませんでした。でもせっかく持って行ったんだから何か撮りたいな。『そうだ、ノリピーさんたち撮ろう。』ということで、同じ日に行われていたミドルシニアA級戦ラテンを撮ることにしました。ミドルシニアといっても結構レベル高いんですよ。私達がいつもA級戦で戦ってる選手たちも何組か出場されてました。ノリピーさんたちとはスタンダード教室が一緒なんですが、レッスンの曜日が違ったり、私達が最近行ってなかったりするもんでしばらくご無沙汰でした。去年まではラテンも一緒の教室に行っていて、練習会では必ず顔を会わせていたんです。いつも駅まで車で送っていただいてお世話になってました。昨日、仕事帰りにそのDVDを届けるため、お宅に立ち寄ると、『まあ、久しぶりなんだからちょっと上がって行って。』と誘っていただき、『洗濯物干しっぱなしなんで、それじゃほんの少しだけ。』と上がり込んだが最後、ダンス談義に花が咲き、広大なお庭に実ったイチジクなんか御馳走になりながら延々と話してしまいました。ふと気がつくともうすっかり夜は更けて、半月が明るく空に浮かんでるじゃありませんか。うわ~~、ご飯作らなくちゃ大将帰って来ちゃう。摘みたてのきゅうりやミョウガ、それに北京五輪の体操で銀メダルとった内村選手が大好きと言ってたチョコまでお土産に頂き、なんと私達のことを撮って下さった選手権のDVDまで頂いてしまいました。家に帰りついたのはほとんど大将と同時で、ギリギリせーふ。さてその私達の今回の踊りですが、前回の試合に比べてここがよくなってるぞっていうのは個人的にいくつかあるんです。でも、一番よかったのは練習場で『ガミガミ説教おやじ』と化していた大将がこれ見てから少しおとなしくなったことでした。
2008/09/09
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千葉県選手権に応援に駆けつけてくれた江戸っ子コンビから、うれしいプレゼントをもらいました。黒いゴムと裾上げテープ。大将の練習用ズボンのゴムが切れて、穴も開いたというお話、覚えておいででしょうか。(見逃しちゃった方はこちらからどうぞ)ブログ読んで見つけて来てくれたんですね。他にも、ちびまるこちゃんのフェイスタオルやら、それを組み合わせた巾着袋やら、手作りガラス細工の月と星のネックレスやら、それに空色のパシュミナに夜会巻き用のヘアアクセサリまで持って来てくれました。なんだかお正月に買う『お楽しみ袋』みたい。『何でちびまるこちゃんなの?』わたしがよくブログに登場させるかららしいです。こんな感じで。そういえば、まるちゃんの友達のたまちゃんに彼女は似てます。これから江戸っ子コンビの『たまちゃん』と呼ぶことにしよう。となると、コンビのもう一人は『かぎちゃん』ですね。花火の時言うでしょ。『たまや~、かぎや~』って。さて、せっかくたまちゃんから頂いた黒ゴムですが、そのまま2~3日放置されておりました。私は裁縫が苦手で、これ系の作業をすると指をプスプス針で刺してイチゴみたいになるんです。何で針が飛び出す先に自分の指を置いてしまうのか不思議なんですが、ついに大将が自分でゴム付けに挑戦することになりました。私の実家でも父親の方が器用だから裾上げなんか全部自分でやってましたので、大将が針持っても全然違和感を感じません。最初に糸だけ通して大将に渡すと、しばらくして、『できた~!!』という声。覗いてみると、なんとメビウスの帯みたいにねじれてつけちゃってます。せっかくだけど、ほどいてやり直し~。今度こそ完璧とおもったら、なんか表側に糸がループしてはみ出してます。玉止めも浮いてるし。せっかくだけど、またまたほどいてやり直し~。最後に玉止めの仕方だけ教えて遂に完成しました。一度も指を刺さないでやりとげた大将は満足げです。不可思議な穴塞ぎの方は私がしました。といっても、裾上げ用のテープをアイロンで付けただけなんですが、けっこうドキドキだったんですよ。『白いツブツブ』がある方がノリがついてる方で、お水に浸してそっちを下にしてアイロンあてるだけなんです。ところが、お水浸けすぎちゃったのか、どっちがツブツブか分からなくなってしまったんですね。よくアクション映画で爆弾の処理する時、どっちのワイヤー切るかみたいにドキドキするシーンあるでしょ。あんな感じで、右手にテープ、左手にアイロン持ったまま真剣に悩みました。ばかだね~。普通はもう一枚切ってやり直しますよ。でも私は強行しました。『確率50%だ。自分を信じろ!』そんなドラマがあったとは知らない大将が、あまりの美しい出来栄えに『どこに穴があったのか全然分かんないね!』と目をミハっておりましたよ。たまちゃん、ありがとね!ところでこの不可思議な穴ですが、靴底削りでガリガリやったものではありませんでした。ちょうど私のダンスシューズのくるぶしの辺りが剥げていたのと同じで、スボンも練習によってすり減って開いたものだったんです。大将名誉挽回。(これからも針仕事よろしくね~)
2008/09/08
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横浜でジャパン・ビアフェスティバルやってるんですが、さすがに大切な試合前にビールに溺れていてはいけないだろなんて、見て見ぬ振りをしていた私達。『飲み放題ってのはまずいよね。』『つい飲み過ぎるからね。』限られた量ならいいだろうみたいな、あんまり意味が分からない理由で東京駅に行ってきました。いつも通過はするんですが滅多に降りないので、去年オープンした新丸ビル、まだ行ったことがなかったんです。内装がすばらしくて、明治時代の洋館を思わせる落ち着いた雰囲気。中に入っているお店もそれぞれが個性的で、宝飾店かと思うようなパン屋さんだったり、ここはフランスですかみたいなスィーツのお店など、あっけにとられた私は大将に『また口開いてるよ。』って何度も注意されました。大将は見慣れてるかもしれませんが、わたしなんか毎日セミがギンギン鳴くようなところでTシャツで仕事してますからね。洗練された都会的エレガンスから取り残されてるんです。アール・ヌーボー調の飾りガラスを眺めながらエスカレータで5階に上がりました。ここにドイツ地ビール飲ませてくれる店があるんです。その名もフランツクラブ。一番頭痛いのはお値段なんですよね。地ビールって店で飲むと高いんです。ピルスナーがSサイズで700円、Mサイズで1100円ですから、こんなのガンガン飲んだらあっという間に何万円なんてことになってしまいます。そこで、2杯ずつ飲んで大将が先日お土産を買って来てくれた東京駅構内の店に行く事にしました。瓶のお持ち帰りならもっとずっと安く買えます。東京駅も変わりましたね~。あらびっくり、デパ地下みたい。おつまみセットもおいしそう。先日飲んだ『多摩の恵』以外の東京土産の地ビールを全種類買って家で飲み直しです。右から『深大寺ビール』『調布びーる』『赤坂ビール』そして『COEDOビール』3種。試合前にビールに溺れていてはいけないだろなんて、誰か言ってましたかね。ハハハ....(乾いた笑いだけが残る)<楽天でも買えます>
2008/09/07
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人間いつ何が起きるか分からないと口ではよくいいますが、心のどこかでそれは自分とは遠い世界の出来事のように思っているものです。7月末のシンガポール遠征で、チーム・ジャパンで金3つを獲得したパンプキン・パパさんが入院されている病院に今日お見舞いに行ってきました。遠征から帰ってすぐの茨城DSC練習会の時に初めてそのお話を伺って、副会長さん共々ほんとうにビックリしたんです。パンプキンさんご夫妻とは、練習場や教室で『いつ行っても会う』くらいお会いしていて、親しくお話しさせて頂いてました。入院の前日まで練習に来られていましたので、ほんとうに病気なんですかって言いたくなるくらい自覚症状もなかったようなんです。『ここなんですよ。』といって見せて頂いたのは足の裏のホクロのようなもので、それが皮膚ガンなんだそうです。今年前期にスタンダードA級昇級を決められ、練習場でも皆に気軽にアドバイスをされていましたので大変人気者でした。『こんなのでしばらく踊れないなんてね。』お見舞いに行く時も悩みました。ダンスを思い起こさせるようなことは話さない方がいいのかな、とか。入院されているのは都内の素晴らしい施設が整った総合病院で、まるで高級ホテルのような建物でした。パンプキン・パパさんは最上階の個室におられて、ドアの外から声をかけると、『オー、お待ちしてました!』と元気な声が返ってきました。しかも先生からもらったというダンスDVDがんがん見てるし。『これで、イメトレばっちりですよ。一日中、こればっかり見てますからね。師匠のルンバも見てますよ。これ参考になりますね。』今月号のダンスファンに、私達が教えて頂いてる師匠のDVDがおまけでついてるんです。足はしっかり固定されていますが、顔色もよく、声も先日練習場でお会いした時のまま。ちょっと安心しました。1時間以上たくさん笑ってダンス談義をして、病院を後にしました。あとは早く歩けるようになって、そして踊れるようになって、また練習場でお会いしましょう。パンプキン・パパさんと入院前に約束したんです。絶対ブラックプールで踊りましょうねって。
2008/09/06
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皆さんはどんなシーンを思い浮かべるでしょうか。もし生きていれば今日が62回目の誕生日となっていたフレディ・マーキュリー。乙女座だったんですね。英国のロックバンド『QUEEN』のメイン・ボーカリストでしたが、45歳の若さで亡くなりました。彼は親日家で自宅に日本庭園を造っていたり、伊万里焼きの骨董コレクターだったりしたようで、そういえば日本語で歌ってる歌もありましたね。『手を取り合ってこのまま行こう。愛する人よ。』みたいな。 さて、今日ご紹介するのはクイーンの代表作の一つ、『伝説のチャンピオン』です。作詞作曲フレディ・マーキュリー。私も自分のバンドで何度か歌わせてもらったことがあるんですが、この曲を歌うといつも何とも言えない感動がこみ上げて来ます。僕らがチャンピオンなんだよ、みんな最後の最後まで戦い続けるつもりさ発売当時、歌詞が英国のマスコミから自信過剰だと批判されたみたいですが、後にギタリストのブライアン・メイが、「自分たちクイーンがチャンピオンだと言っているのではなく、世界中の人ひとりひとりがチャンピオンだと歌っているのだ」と解説しているそうです。応援してたチームが優勝したり、必死に努力して何かを勝ち取った経験がある人なら、それがどんな小さな勝利でもこの感動を共有出来ると思うんです。私が今この曲で思い浮かべるのは、北京オリンピックで日本の女子ソフトボールチームが優勝した瞬間ですね。ついにやったという感動。思い出すだけでジーンときます。さあ、皆さんはどんなシーンを思い浮かべるでしょうか。私達もいつか『伝説のチャンピオン』になりたいなあ。こちらからどうぞ。Queen - We are the champions<これまでご紹介したQueenの曲>ボヘミアン・ラプソディ
2008/09/05
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京都出張のお土産に、大将がお漬け物と地ビールを買って来てくれました。ゆず大根,大好きなんです。ビックリなのは、地ビールが『京都みやげ』じゃなくて『東京みやげ』だったこと。久しぶりの『多摩の恵』ですっ!なんでも、東京駅の大改造に伴って駅構内に出来たショップで『東京みやげ』として地ビール売ってるんですって。 おおお~、これは事あるごとに寄ってしまいそうな予感。『東京駅』とラベルにある地ビールは瓶内発酵ビールなので、飲まないでおいとけばどんどん味が変化して、甘くコクのある素晴らしい熟成ビールが楽しめるんです。『しばらく置いとこうか?いつ、作ったやつ?』『2008年8月26日製造だって。』『作ったばっかりじゃん。まだボージョレー・ヌーボーだよ。』『ヌーボーの味も見てみたいよね。』『そうだね!』というわけで、結局3本とも飲んでしまいました。まあ、そうなるだろうとは思ってましたが。『味のモニターやらせてくれないかな。12本買っといて、毎月一本ずつ飲んで行くの。』たぶん、私達にこれ系は無理でしょうね。ヌーボーのうちに全部なくなると思う。楽天でも売ってますよ~。多摩の恵ボトルコンディションビール (瓶内発酵ビール) おいしい東京の地ビールはいかが?初めての方は送料無料だそうですよ。
2008/09/04
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午後からのスタンダード競技も、レベルの高い戦いでした。グランプリ決勝メンバーもずらり。私達は参戦しませんでしたが、もししてたとしても1コケ間違いなし。スタンダードの方にご興味がある方々のために、決勝で踊られたベーシックの課題フィガーをご紹介しておきます。最初の種目はスローフォックストロット。++++++++++++++++++++++++++++++++++<課題1>フェザー・ステップリバース・ターン(フェザー・フィニッシュを含む)スリー・ステップ<課題2>ナチュラル・ターン (1~3歩)オープン・インピタスウイーブ・フロム・PP<課題3>エクステンデッド・リバース・ウェーブ (1~12歩)<課題4>リバース・ウェーブ (7~8歩)バウンス・ファーラウェイ・ウィズ・ウィーブ・エンディングダブル・リバース・スピン++++++++++++++++++++++++++++++++++これ見てパッと踊れる方は、是非来年千葉県選手権にご参加ください。私は無理。課題1と3は自分たちのルーチンに入ってるんで踊れそうですけど、スローにナチュラルターンなんてあるんですね。そう言えば、先日練習場で久しぶりにワルツ踊ってたとき、パンプキン・ママさんに『タンブルターンの女性の足、後ろにかけるのよ。』と教えて頂いても、自分たちの踊ったどれがタンブルターンなのか分からず、大将が『これですか?』ってやったやつはヒンジで、『ウィーブエンデングを速く踊るって思えばいいのよ。』はあ~。『ウィーブエンデングって何ですか。』もうね、教える気も失せますな。どうもすいません。第2の課題はタンゴです。++++++++++++++++++++++++++++++++++<課題1>ウォーク2歩プログレッシブ・リンクチェース(1~5歩)シャッセ・トゥー・ライトプログレッシブ・リンク<課題2>プロムナード・リンクオープン・リバース・ターン、レイディ・イン・ライン(オープン・フィニッシュ)アウトサイド・スィブル<課題3>フォーラウェイ・リバース・アンド・スリップ・ピボット<課題4> <以下の a)、b) の何れか1つを選択> a) コントラ・チェック(PPエンディング)ナチュラル・ツイスト・ターン b) ベーシック・リバース・ターン(1~3歩)リバース・ピボットコントラ・チェック(PPエンディング)ナチュラル・ツイスト・ターン++++++++++++++++++++++++++++++++++いや~、これ審査する先生方も大変でしょうね。ノートパソコンに目を落とした瞬間に見損なうなんて事無いんでしょうか。JBDFの日本インターみたいに、最初に規定演技踊ってからヴァリエーションに移るわけではなく、ルーチン全体の合間にこれらの課題がちりばめられているので、よっぽど集中して見ていないと、『あれ?コントラ・チェックやった?』なんて、見逃してしまいそうです。競技はこの他にC級戦やD級戦、ミドルシニアA級戦もあって、多くの知りあいの方が参戦されていたんですが、午前中のラテンが2時頃までかかってもうお腹ペコペコだったので、応援もせずお先に失礼させて頂きました。どーもすいません。競技終了までおられた方にとっては長い一日だったでしょうね。多分8時超えてたでしょう。皆さんお疲れさまでした。(おわり)
2008/09/03
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世界チャンピオンだったブライアン・ワトソンのレクチャーを受けた時、こんなことを言っていたんです。「コンペの決勝,準決勝,準々決勝レベルからそれぞれ一組ずつベーシックを踊らせると、その実力差がはっきり分る。」つまり、ダンス上手い人は普通ベーシックも上手いって訳です。今回ベーシック課題が与えられたのは、選手権(A級戦)の決勝に残るカップルですから、 かなり質のいいベーシックが見られました。いったいどの辺が初心者と違うんでしょうか。ムーブメントの滑らかさ、メリハリの効いたタイミングの的確さ、しっかりしたフットワーク、もちろんきれいに立ってるのは当たり前で、さらに音楽表現。トッププロの踊るベーシックって、レッスンDVDなんか見ると、『これって、ベーシックなんですか?』みたいな驚きがあります。それに近いものをここでは要求されるんですね。ただ正しくフットワークをこなし、リズムを踏んでればいいってことじゃないんです。2つ目の課題パソドブレは短いんですけど、『ただのベーシクじゃない』ってことを感じました。++++++++++++++++++++++++++++++++++ <課題1> フォーラウエイ・リバース (第1~8歩) (※ISTDによる表記:フォーラウエー・リバース・ターン・ウイズ・オープン・テレマーク・エンディング)プロムナード・クローズ (第1~4歩) (※ISTDによる表記:プロムナード・クローズ~シャッセ・ツー・ライトの1,2歩) <課題2> トゥイスツ (第1~15歩)レフト・フット・バリエーション (第1~9歩)課題にご興味のある方はこちらからご覧になれます。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++師匠にパソの課題を見ていただいたんですが、いままでにないレッスンだったんです。説法ゼロで、時間いっぱい踊り方を熱心に教えていただきました。ベーシックであっても、その中に『オレ流』の表現を入れようって訳です。プロムナード・クローズなんて、ただ足閉じるだけみたいに思ってたんですけど、『オレ流』が入ると、ビクっとするような緊迫感が注入されるんです。下手なバリエーションよりずっとこっちのがパソっぽいじゃありませんか。練習場でも、見ていた方に拍手まで頂いてしまいました。いや~、決勝でお見せ出来なかったのが残念だなあ(なんちゃって)
2008/09/02
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試合で課題となったフィガーをご紹介します。まずは、チャチャチャ。課題1と2があって、決勝に残った選手はこの二つを組み込んだルーチンを踊る必要があります。私達も、決勝に勝ち残る確率はかなり低かったんですが、そのためのレッスンを受け、自分たちのルーチンにどうつなぐかのアドバイスを頂いていたんです。++++++++++++++++++++++++++++++++++<課題1>オープン・ヒップ・ツイスト (第1~10歩)ホッキ-・スティック (第1~10歩)カール (第1~10歩:第6から10歩で左へ強く回転し身体をコンタクトしてクローズドホールド)リバース・トップ (第1~10歩:第5歩で女子をスパイラルターンさせ10歩でファンポジションに)<課題2>アレマーナ (第1~10歩)クローズヒップツイスト・スパイラル (第1~10歩)スプリット・キューバン・ブレイク・フロム・オープンCPP・アンド・オープンPP×2 (第1~6歩×2回)チェック・フロム・オープンCPP (第1~5歩)スポットターン・トゥ・レフト (第1~5歩)++++++++++++++++++++++++++++++++++踊ってみるといかに自分たちがテキトーな記憶でベーシックを踊っていたかが分かります。『リバース・トップって、女性の足かけるの後ろだっけ、前だっけ?』なんて具合です。しかも、タイミングだけでなく、フットワークも細かく決まっていて、『そこはBじゃまくてBFだって。』これね、BFってボーイフレンドじゃないですよ。ボールフラット、フットワークの一種です。面白いのは、練習場でこれを私達が試行錯誤しながら踊り始めたら、皆さんの注目を浴びちゃったこと。バリエーションて、人の見ても何踊ってるのかよく分からないですけど、知ってるベーシックなんかやってると、つい見たくなりますよね。フットワークも正確に、タイミングもクリアに皆に見られて踊るのって相当緊張しますよ。パソコンに向かって横にずらりと並んでいる審判と大勢の観客の前で、一組ずつこのベーシックを踊りますから、決勝に勝ち残った皆さんも、それぞれいつもにない緊張感を持って踊られたのではないかと思いました。
2008/09/01
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