2009/09/16
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テーマ: 社交ダンス(9425)
カテゴリ: 映画のはなし
マリア・カラスといえば20世紀を代表するソプラノ歌手ですが、意外と全盛期と呼ばれる期間は短かったようなんですね。

とってもきれいな方でしたし、いろんなオペラに出演されて歌声だけでなく表現力も絶賛された天才でした。

海運王オナシスとの恋なんかも噂になりましたけど,晩年のことはあまり知られていません。

55歳で亡くなるまでの、その晩年を描いた映画が今日ご紹介する『永遠のマリア・カラス』です。



1974年に日本でリサイタルを開いているんですが、この時の声の衰えを彼女はとても恥じていてそれ以来公式の場で歌うことはなくなっていました。

この映画は実話ではなくてフィクションなんですが、この部分は本当のことみたいです。

パリでひっそりと隠居生活を送っていた伝説のオペラ歌手マリア・カラス(ファニー・アルダン)を、以前の仕事仲間ラリーが新しい企画を持って訪ねてきました。

映画を作らないかという話です。

全盛期に録音した彼女のレコードを使って、口パクで『カルメン』をやらないかというものでした。





『マリア・カラスと仕事をするなら昼夜ぶっとおしでやるのよ。完璧でなきゃだめ。』

ダンス・シーンも何度もリハーサルを繰り返し、素晴らしい作品に仕上がりました。

しかしやはり口パクが許せなかったんですね。

これは本物の自分じゃない。

しかし彼女はもう歌えなかったんです。

2002年、イタリア/フランス/イギリス/ルーマニア/スペインの合作映画。

このフランコ・ゼフィレッリ監督はマリア・カラスの親しい友人だったそうすから、フィクションとはいえ、かなり実際の人物像に近く描かれているのだろうと思います。

彼女はあくまで本物のマリア・カラスでいたかったんですね。








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Last updated  2009/09/17 01:04:10 AM
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