2013/02/14
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テーマ: 社交ダンス(9412)
カテゴリ: 映画のはなし
アメリカ北部の日系移民が多く住む島で起きた殺人事件の話しです。

イシュマル(イーサン・ホーク)とハツエ(工藤夕貴)は幼なじみで、大の仲良し。

やがてそれは初恋へと発展して行きます。

島の名産品であるイチゴの収穫を祝うイチゴ祭りで、美しく成長したハツエはミス・イチゴに選ばれて華やかなパレードに参加し、そんな姿をイシュマルは誇らしく見つめていました。



しかしここで悲しい出来事が起こります。

太平洋戦争勃発。

日系人は全て強制収容所送りとなります。

ハツエは家族の強い勧めによって日系アメリカ人の猟師カズオと結婚。カズオはアメリカ人として参戦しました。

イシュマルは叶わぬ恋の裏返しにハツエを、そして日本人を恨みます。





そこで起きた漁師カールの殺害事件。

カズオは殺人犯として法廷で裁かれることとなります。

運の悪いことに、カズオとカールの間には土地の絡むいざこざがあったんです。

しかしカズオは無罪を主張。弁護士として任命されたのはヨボヨボのガドマンドソン弁護士でした。



イシュマルは親日家だった父親の跡を継いで地元誌の新聞記者をやっていたんですが、取材中にカズオが無罪であると言う決定的な証拠をつかむんですね。

でも大好きだったハツエを奪った男にまだわだかまりを持っていたので、すんなりそれを出しはしませんでした。

日系人に対する強い偏見を持った陪審員たちや傍聴人たち。

動機的にも状況証拠的にも圧倒的に不利な立場に陥っていたカズオ。

突然降って湧いた不幸のなかで悲しみに暮れるハツエ。

裁判の行方はどうなるのでしょうか。そして初恋の行方は。

全然頼りにならない風だった弁護士の最後の決め台詞は印象に残りましたね。




『世の中はさまざまな偶然に支配されてる。事故や戦争。そうでないのは、人の心の中だけだ。』





『ヒマラヤ杉に降る雪』(Snow Falling on Cedars)は、1999年のアメリカ映画。スコット・ヒックス監督作品です。

原作は、デイヴィッド・グターソンのベストセラー小説 です。日本版のタイトルは『殺人容疑』。



この作品はアメリカの主要な文学賞の一つであるペン/フォークナー賞を1995年に受賞しています。1999年に受賞した 『めぐりあう時間たち』 も映画化されて話題になりました。

ヒマラヤ杉に降る雪








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Last updated  2013/02/14 09:16:17 AM
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