2016/01/19
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テーマ: 社交ダンス(8747)
カテゴリ: 映画のはなし
久しぶりに面白いインド映画を見ました。

2009年に公開されたコメディ映画ですが、単なるおばかコメディではなく様々な社会問題を取り上げた長編で、歌あり踊りあり、涙あり笑いあり、しかもストーリーもしっかりしているハッピーエンド。

3時間があっという間に感じた最高傑作でした。

インドでも歴代興行収入1位を記録し、2010年インドアカデミー賞でも史上最多の16部門を受賞した大ヒット作品です。





離陸体制に入った飛行機、ファランの携帯が鳴ります。

上昇中の斜めに傾いた機内を歩き出し、通路に倒れ込んだファラン。

飛行機は緊急事態発生ということで空港に引き返しました。


一方、ラージュにも同じ電話がかかって来ます。

彼もズボンを履くのすら忘れて大慌てで家を飛び出しました。








それは卒業してから行方不明だった親友ランチョーの消息がつかめたというものでした。





それだけでそこまでする?

ランチョーが二人にとってどれだけかけがえのない友達だったんだろうかと思いますね。

電話をかけて来たのはチャトル。

話しは10年前のみんなが大学に入学した当初に戻ります。





貧しい家庭の期待を一身に受けて有名工科大学に入学したラージュ。彼は自分に自信が持てなくて宗教に傾倒する青年でした。

ファランもまた、本当は写真家になる夢があったにもかかわらず父親に逆らうことができずにエンジニアとして大成すべく有名校にやって来ました。

二人と寮の同室となったのが天才肌のランチョー。本当に機械いじりが大好きで大学に入学して来た彼は、いつも自由奔放で機転が効き、三人でつるんでばかなことをしでかしては学長や秀才肌のチャトルに疎まれていました。


彼の口癖は『Aal Izz Well』(アール・イーズ・ウェル)

きっと、うまーく行く。






学長の愛娘のミアとランチョーの恋の行方、落ちこぼれだったラージュとファランの卒業・就職問題、題名の通りきっと上手くいくに違いないとは思いつつ、ハラハラさせられたり一緒に踊りたくなったり。



スティーヴン・スピルバーグは「3回も観るほど大好きだ」と絶賛していたそうです。3時間映画なので躊躇しましたが私もすぐにでももう一度見たくなりましたよ。個人的には『ムトゥ踊るマハラジャ』以来の大当たりインド映画でした。






『きっと、うまくいく』(原題は3 Idiots)は、2009年公開のインドの映画。ラージクマール・ヒラーニ監督作品です。

日本では2013年に公開されて、第37回日本アカデミー賞で優秀外国作品賞を受賞しました。





ランチョー役のアーミル・カーンはインド映画の大スターで、ぱっと見がトム・ハンクスかカイル・マクラクランに似てると思います。

インドではシャー・ルク・カーン、サルマン・カーンと並び、3大カーンと呼ばれ天才俳優として海外からの評価も高いそうです。



予告編はこちらからご覧になれます。

映画『きっと、うまくいく』





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Last updated  2016/01/19 06:35:27 PM
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