子供の頃、お盆休みはいつも父の実家の祖父母を訪ねていました。
いとこが大勢集まってきていて、兄弟のいない私にとっては自分に少し似ている同年代の友達がうれしくて遊び呆けていましたね。
祖父は蕎麦を打ってくれて、祖母はおはぎを作ってくれました。
あんこが苦手な私にだけは煎餅をくれたんです。
祖父母が亡くなってから私はずっとご無沙汰になっていましたが、両親は毎年欠かさずお盆に訪ねていたそうです。
父が亡くなった時お世話になったので私も去年は大将に付き合ってもらって母と三人で出かけ、今年もお墓参りの後に寄らせてもらいました。
家はリフォームされ、庭は駐車場として貸し出しているので昔の面影はほとんどないんですが、空気の匂いがなんとなく昔のままなんですね。
何かの煮物とか漬物とかそういった日本独自の醤油のような匂いがそこにはあるんです。
父がなじみだった近所の天婦羅屋さんで昼食をとり、母の家に戻りました。
カーテンを洗うのを手伝ったり、額の絵を替えたり、冷えた梨をむいたり、たまにしかできない雑事を手伝って夕方家に戻りました。
今日がUターンラッシュのピークだったそうですね。
長い1日を車中で過ごした方も多かったのではないでしょうか。
リオ・オリンピックもそろそろ終盤戦です。
『4年に一度じゃない。一生に一度だ。』
このキャッチコピー、心に響きました。
東の窓を開けると風が心地よく、次第にオレンジ色に染まっていく街並みがきれい。
私はしばらくベランダで夕涼みをしていました。
夏休み初日に大将が大掃除してくれたベランダが、新築みたいにピカピカです。
じっと風の音だけを聞く時間は久しぶり。
この穏やかな時間、2016年8月14日の夕暮れも一生に一度なんだなあと思いました。
小雪 2024/11/22
踊り込み練習会と反省会 2024/10/22
カウントアップ 2024/09/23
PR
Keyword Search
Calendar