2016/09/07
XML
テーマ: 社交ダンス(8747)
カテゴリ: 映画のはなし
戦国時代のようでした。1981年のニューヨーク。

マフィアが横行し、犯罪件数は史上最多、世界で一番危険な街とまで言われていたそうです。

その混沌の中にもアメリカンドリームは息づいていたんですね。

今日ご紹介するのはあるビジネスマンの危険な賭けのお話です。





移民のアベルは一代で石油会社を創設したやり手のビジネスマン。

この年、事業拡大を夢見て広大な土地を購入することにしていました。

出世のためならどんな手でも使う輩とは一線を画し、クリーンなビジネスをモットーに社員教育にも打ち込んでいます。

ところが頭金として全財産をつぎ込んだ矢先、昔からあるライバル会社の仕業としか思えないようなトラブルが次々と巻き起こります。





運搬中のトラックが襲撃され、ドライバーは負傷、オイルは強奪されます。



真っ当な方法で売り込みに出かけた社員セールスマンもボコボコに殴られ、社内にも不安や不満が渦巻いて行きました。





家族にも嫌がらせの魔手が伸び、家庭生活も崩壊の危機。

さらに脱税疑惑まで持ち上がって銀行からの融資を断られてしまうんです。

この八方塞がりの危機的状況をアデルはどう乗り越えて行くんでしょうか。

最後までハラハラ・ドキドキのサスペンス映画でした。






私は80年代後半にニューヨークを訪れたことがあるんですが、最悪の時期は脱していたとは言えまだ危険な街でしたね。

大通りから少し入った裏通りの店で中古のミュージックビデオ物色してたら、通りから『パンパン』という運動会のスタートみたいな発砲音がしたんですよ。

男が走って逃げていて、警官が追っていたので映画の撮影でもしてるのかと思ったら本当の事件だったんです。

そんなのが日常茶飯事的にあるようで、店の人も客も特に動揺する訳でもなく、私一人がノリノリで外に飛び出し写真撮ったりしてしまいました。

無知な観光客のとても危険な行動だったなと後から考えて反省。

そんな危険な街だったんですよ。ニューヨークは。








J・Cチャンダー監督の三作目になります。

ゴッドファーザーにも似た緊迫感がくせになりそうな映画です。

ウィットに富んだ会話や笑いを誘う場面は一つもなかったですね。

是非ともこの先を見てみたい気持ちになるのは私だけではないはず。

求む続編。



アメリカン・ドリーマー 理想の代償





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016/09/08 11:35:22 PM
コメントを書く
[映画のはなし] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

StarTrees

StarTrees

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: