2020/01/27
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テーマ: 社交ダンス(8747)
カテゴリ: 今日の出来事
暖冬の日本列島も大寒を迎え、関東でも雪の予想が出ていたので心配でした。

先月亡くなった叔母 に続いて後を追うように叔父が亡くなり、母を連れてお通夜に行ってきました。

大将も付き合ってくれて、まだ仕事を辞めたことを知らない親戚中からなんていい人なんだと噂されていたようです。





お通夜では久しぶりに従兄弟たちに会いました。

祖母のお葬式以来という人もいて、もう孫がいたりするので月日の流れをまともに感じました。

大将にとっては初対面の従兄弟たちがほとんどで、みんな似たような容姿だしとても覚えきれなかったようです。





叔父は父の5歳下の弟でした。

長男なのに 俳優になるとか言って家を飛び出してしまった父 に代わって本家を継ぎ、公務員になって勤めを全うしつつ家を守ってくれていたんです。







父の葬儀の時、涙でご挨拶もろくにできない私に代わって段取りよく式を取り仕切ってくれたり随分助けてもらいました。

父の兄弟はみんなゴルフが上手でシングルプレーヤー揃いなので、定期的に行っていた兄弟コンペは超ハイレベルで人数合わせに他のプレーヤーが入りにくかったようです。





歌も上手でした。

父が上手なのは知ってましたが、私の結婚式で叔父が歌ってくれた三波春夫の歌はみんなが圧倒されるパフォーマンスでした。

会場が泉岳寺の近くだった のでそれにちなんで赤穂浪士の俵星玄蕃と杉野十兵次のエピソードを歌にした曲を歌ってくれたんですね。

思わずみんな引き込まれて感動を覚えました。





あとで父が自分もやればよかったと悔しがっていました。

その歌を聴きながら冥福を祈りたいと思います。



槍は錆びても 此(こ)の名は錆びぬ
男玄蕃の 心意気
赤穂浪士の かげとなり

香る誉れの 元禄桜

姿そば屋に やつしてまでも
忍ぶ杉野よ せつなかろ
今宵名残に 見ておけよ
俵崩の 極意の一と手


涙をためて振り返る
そば屋の姿を呼びとめて
せめて名前を聞かせろよと
口まで出たがそうじゃない
云わぬが花よ人生は
逢うて別れる運命とか
思い直して俵星
独りしみじみ呑みながら
時を過した真夜中に
心隅田の川風を
流れてひびく勇ましさ
一打ち二打ち三流れ
あれは確かに確かにあれは
山鹿流儀の陣太鼓

「時に元禄十五年十二月十四日、
江戸の夜風をふるわせて、響くは山鹿流儀の陣太鼓、
しかも一打ち二打ち三流れ、思わずハッと立ち上り、
耳を澄ませて太鼓を数え
「おう、正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ」
助太刀するは此の時ぞ、
もしやその中にひるま別れたあのそば屋が
居りはせぬか、名前はなんと今一度、
逢うて別れが告げたいものと、けいこ襦袢(じゅばん)に身を固めて、
段小倉の袴、股立ち高く取り上げ、
白綾たたんで後ろ鉢巻眼のつる如く、なげしにかかるは先祖伝来
俵弾正鍛えたる九尺の手槍を右の手に、
切戸を開けて一足表に踏み出せば、
天は幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて行手は松阪町…」

吉良の屋敷に来て見れば、今、討ち入りは真最中、
総大将の内蔵之助。見つけて駆け寄る俵星が、
天下無双のこの槍で、お助太刀をば致そうぞ、
云われた時に大石は深き御恩はこの通り、厚く御礼を申します。
されども此処は此のままに、
槍を納めて御引上げ下さるならば有り難し、
かかる折りも一人の浪士が雪をけたてて
サク、サク、サク、サク、サク、サク、サク
『先生』『おうッ、そば屋か』
いや、いや、いや、いや、襟に書かれた名前こそ、
まことは杉野の十兵次殿、わしが教えたあの極意、
命惜しむな名おこそ惜しめ、立派な働き祈りますぞ、
さらばさらばと右左。赤穂浪士に邪魔する奴は何人(なんびと)たりとも
通さんぞ、橋のたもとで石突き突いて、槍の玄蕃は仁王立ち…

打てや響けや 山鹿の太鼓
月も夜空に 冴え渡る
夢と聞きつつ 両国の
橋のたもとで 雪ふみしめた
槍に玄蕃の 涙が光る





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Last updated  2020/01/28 10:44:09 PM
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