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賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。2023年5月6日(土)に日本テレビ系列で生放送されたプロ・アマ不問、ジャンル不問の踊れるやつ大集合バトル。去年に続き、勝つのは『最も楽しませた人』です。持ち時間1分30秒に凝縮されたパフォーマンスで勝ち抜いてきた14組が、立川ステージガーデンのフロアに立ちました。ジャッジは特別審査員としてYOSHIKIを迎え、KENZOほか、TAKAHIRO、Travis Payne、仲宗根梨乃、SKY-HI、kazuki(s**t kingz)の7名、1人100点満点の合計点で上位7組が決勝に進みます。 何組か去年の決勝メンバーもいまいたが、今年はさらにハイレベルな戦いでした。出場順はくじ引きで以下の順番で1stラウンドが始まります。1 アバンギャルディ(大阪府)バブリーダンスの生みの親akaneがプロデュースした前回大会のファイナリスト2 Freestyle Footballer TOMMY(東京都)サッカーボールを自在に操るリフティングとブレイキンのソロダンスで初出場3 パワーパフボーイズ(東京都)三人の振り付け師がタッグを組んだとびきり明るいパフォーマンス緩急を自在に組み合わせ1分半がすごく短く感じるダンスでした。4 ⻘春応援団 我無沙羅(愛知県)人数が増えて女性も多くなってました。前回大会ファイナリスト。ダンスと言うより応援なので直線的でパターンが限られてる感じでしたが、熱量は最高でした。5 九州男児×FabulousSisters(福岡県・福島県)前回の決勝大会でYOSHIKIが満点出してましたが、今年も息を呑む群舞でしたね。1位通過で決勝に進みます。6 ちさとあっぷる&このちゃん(千葉県・埼玉県)SNSの人気者がユニットを結成し初出場。ポッチャリ系のこのちゃんの動きがキレキレでびっくりしました。7 Mad Skills Styler(東京都)9歳からコンビを組んで、ダンス甲子園2連覇を果たした二人がパパとなって初出場。膝でくるくる回る技、合気道の座技で私もやってましたよ。8 K fam(京都府)前回大会2位だったKAORIalive振付のチームチーム。今年は優勝と意気込んでいましたので、すごく期待してたんです。ファイナル入りは確実と思っていたんですが、思ったよりスコアが伸びませんでした。9 Yutaka -Team Black Starz(神奈川県)シルクドソレイユでこんな人いたかもっていう、恐ろしく関節が柔らかいソロダンサー。初出場です。10 AIRFOOTWORKS(東京都)鉄棒を使った見たことない無重力ダンスで初出場。みなさんすごい筋肉でしたが一人女性が入ってたんですよ。凄いトレーニングしてるんでしょうね。11 N'ism(兵庫県)コンテンポラリーダンスで世界2連覇のチーム、初出場で独特な世界観に圧倒されました。12 SALAH(フランス)初出場のレジェンドダンサー。審査員がビビッて点数入れづらい感じでした。ルパン3世の曲に乗って、観客を飽きさせないアイデアてんこ盛りのパフォーマンスは流石です。13 KUROKO(東京都)前回大会優勝のチーム。クロコの数が増えてました。去年の賞金はこの日のために費やしたそうです。セキュリティチェックがテーマだったんですが、鞄をもう少し明るい色にしたほうが見やすかったかなと思いました。14 三重高校ダンス部 SERIOUS FLAVOR(三重県)前回も決勝進出の先生と踊る高校ダンス部。ここがファイナルに残ったことで、K famがまさかの脱落となりました。先生が一番目立ってましたね。くじ引きで踊る順番が決まることになってますが、こう言うのって後ろの方が有利ですよね。それと今年は社交ダンサーの登場がなかったのが残念でした。勝ち残った7組の決勝ファイナルはまた後ほど。競技会情報はこちらから
2023/05/09
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心臓病や認知症、ガンなど、お馴染みの病気の起こり方が男女で違うということ、ご存じですか?薬の副作用にも男女差があるようです。金曜日のNHKの番組で知りました。胎児に悪影響が出たサリドマイド事件が起こり、新薬開発の臨床試験は男性だけとするアメリカ政府の勧告が出たそうです。そのせいで見過ごされていたのかどうか分かりませんが、比較的最近まで病気や副作用に男女の違いはないというのが常識でした。紹介されていたのは狭心症の事例で、男性は太い血管が詰まる症状が多い傾向にあって冠動脈の造影検査で分かるのに対し、女性はもっと細い血管が狭まって起こるケースが多いのでこの検査では見つからないのだそうです。症状にも差があって、男性の場合締め付けられる胸の痛みがあって分かりやすいのに対し、女性は首とか肩とかお腹とか、心臓と関係ないところが痛むので心臓病と分からない場合があるとのこと。認知症の原因や大腸癌のなりやすい部位にも男女差があるようです。一番驚いたのは薬の副作用の話でした。睡眠薬のゾルビデムを服用した女性に夢遊病の症状が出るケースが多いということで調べたそうです。8時間後の体内の残留量を調べたところ、血中に薬が多く残っていた女性の割合が男性の5倍でした。原因は男女の体格差ではなく、臓器の働きの違いだそうです。女性は小腸で薬を吸収する速度が男性よりも遅い上、体外排出する腎臓の機能も女性の方が遅いので薬が体内で長時間作用し続けるとのこと。女性は、男性よりも2倍副作用のリスクが高いことが分かっているそうです。コロナのワクチンなんかもきっと男女で同じ量を投与されてるでしょうから、大将より私の方が毎回高熱に見舞われてた理由もモデルナとファイザーの違いだけじゃなかったのかもしれません。女性は量を減らせばいいかというとそう単純ではないらしく、市販の頭痛薬とか風邪薬とか『男性は2錠、女性は1錠』なんて書いてないですもんね。なるべく薬のお世話にならないように健康維持するしかないんでしょうか。さらに詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
2023/05/01
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1900年初頭のウィーンを舞台としたBBCのミリテリードラマです。2話ずつで一つの事件が解決する全6話の物語。「SHERLOCK」のスティーヴ・トンプソンが脚本を手掛けています。指紋もDNA鑑定も監視カメラもない時代ですから泥臭い捜査方法になりますが、無骨な警部と若い研修医のコンビが難事件の真相に迫っていくので思わず引き込まれます。最初の話<The Last Seance>は密室殺人ものでした。Seanceというのはフランス語で死者の魂と交信しようとする人たちの降霊術の会を意味するらしいのですが、殺されたのは降霊会を行なっていた霊能者とされる女性です。容疑者は降霊会に参加していたと思われる人々。女性は舞台衣装のような白いドレスを纏い、ピストルで胸を打たれたような形で亡くなっていたんですが、自殺にしては凶器がなく、なぜか体内に弾丸もなく、しかも部屋の鍵は内側から閉められていたんです。警部の仕事を手伝うことになったユダヤ人研修医のマックス・リーバーマンは、当時まだ信憑性の薄かったフロイトの心理学に傾倒していました。この時代、フロイトもクリムトもマーラーも生きてるんですよ。講習会や展覧会、音楽会などで登場します。2つ目の話<Queen of The Night>は連続殺人ものでした。殺人現場には決まった記号のようなものが血で描かれています。マックスにはクララという婚約者がいるんですが、彼の心を掴もうとマックスの捜査を手伝い、逆に危険な目に遭ってしまいます。実はマックスには心に秘めた別の女性がいたんですね。事件以外にも見所がいろいろあります。最後の話<The Lost Child>はマックスの甥が在籍する学校ものでした。士官学校から家に戻った甥は、心に深い傷を負っているようです。学校では最近、彼と近い生徒の一人が川で溺死する事件がありました。事故として処理されていましたが、探っていくうちに学校に伝統的に伝わるある儀式が絡んでいることが分かります。『Vienna Blood(シーズン1)』は、フランク・タリスのリーバーマン・シリーズを原作とした2019年放送のドラマで、ロバート・ドーンヘルムとウムト・ダーが監督を務めました。オスカル・ラインハルト警部をユールゲン・マウラーが、研修医のマックス・リーバーマンをマシュー・ビアードが演じています。1900年ごろのウィーンの様子がリアルで、日本の江戸村みたいなのがイギルスにもあるのかななんて話していました。おすすめです。
2023/04/16
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空港爆弾テロ事件から半年後。死んだ妻が関わっていたグラークα作戦の謎について、公安部の倉木尚武(西島秀俊)は追い続けていました。捜査員5名が処刑され、なぜ妻だけが生きて帰ってきたのか。ロシアの秘密施設で何があったのか。これはMOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~に続く物語です。美希(真木よう子)は北海道のエネルギー施設で起きた爆破事件を捜査していました。防犯カメラ映像にはグルジブのテロリストと共に、死んだはずの新谷(モズ)の姿が。さらに行方不明だった美希の父親も絡んでいる疑いが浮上します。大杉(香川照之)は死んだはずのモズと同じ手口、アイスピックで首の後ろを刺されて殺された死体を見つけます。それは空港爆弾テロ事件の前に新谷を監獄から逃がした男でした。さらに同じ手口の殺人は続き、新谷の双子の兄、殺されたはずの新谷和彦が生きていることを知ります。倉木(西島秀俊)はロシアの秘密施設で妻たちを尋問したイワン・タイラーという男を探していました。ロシア関連に詳しいフリージャーナリストの汐里(蒼井優)に、半年前の爆弾テロ事件の情報と交換という条件で協力を求めます。しかし森原官房長官にグラークα作戦について問いただした直後、車が爆発して倉木は容疑者として指名手配されてしまいます。公安が作った国民監視システムというのが事件の発端でした。このシステムを使って国を支配しようと考えていた公安トップや政治家がいたんですね。システムがロシアに乗っ取られ、それを奪い返すためにグラークα作戦が極秘任務として行われたんです。二国間の諸事情もあり、もみ消すためにいろんな工作が行われ末端が切り捨てられていったわけです。『MOZU Season2~幻の翼~』は全5話で2014年6月から放送されました。空港爆弾テロ事件で死んだ室井公安部長の後釜としてやってきた池沢公安部長(佐野史郎)も、なかなかの曲者でした。ことあるごとに倉木にちょっかいを出す東(長谷川博己)の立ち位置がイマイチはっきりしません。さらにはっきりしないのが都市伝説と言われる『だるま』の存在。モズ兄弟の生命力の強さには驚愕します。
2023/04/14
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昨年暮れに放送されていたドラマで、名前がエルビス・プレスリーに似ているので何かなあと気になっていました。エルビスじゃなくてエルピスだったんですね。開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまって、いろんな災いが飛び出してきたあと唯一残っていたものをエルピスと呼ぶらしいです。果たしてそれは【希望】なのか、あるいはさらなる災いの予兆なのか。フライデーボンボンという金曜深夜のバラエティでMCを務めている浅川恵那(長澤まさみ)。彼女はスキャンダルによってエースの座を下された大洋テレビのアナウンサーでした。言いたいことも言えずに報道から外され、不眠や拒食症に悩む毎日を送っています。番組の新米ディレクター岸本拓朗(眞栄田郷敦)から、ある死刑囚が冤罪かもしれないから一緒に調べてくれと相談されます。神奈川県八頭尾山で起きた女子中学生連続殺人事件。捕まっている松本死刑囚(片岡正二郎)は、ヘアメイクとして働くチェリー(三浦透子)の恩人で殺人など犯す人ではないと訴えます。10年以上前の事件ですが、最近似たような事件が同じ八頭尾山で起こっていて、実は犯人はまだ野放しなのではないかと思われました。調べていくうちに次々と新事実が出てきて、真犯人を隠そうとする巨大な権力も見え隠れしてきます。恵那の元彼で報道のエース斎藤(鈴木亮平)は、副総理の大門(山路和弘)に可愛がられていて、いろんな裏事情にも通じている様子。彼女にパンドラの箱を開けるなと何度も警告するんですね。視聴者としては結果はどうあれ是非とも箱を開けて事実を明るみにして欲しいわけです。それほど期待していなかったんですが、ものすごく面白いドラマでした。女子アナを演じる長澤まさみが上手なんですよ。本当の女子アナみたいでした。
2023/04/11
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銀座で爆弾事件が発生しました。警視庁公安部のエース・倉木(西島秀俊)は妻の千尋(石田ゆり子)をこの事件で亡くし、真相を探るために捜査チームの枠を超えて動き出します。逢坂剛の小説『百舌の叫ぶ夜』を原作とするハードボイルドなドラマでした。百舌(モズ)という鳥は、トカゲなどの獲物を獲ってもすぐには食べずに木の枝に串刺しにして飛び去るという習性があるそうです。集めたドングリを埋めて忘れてしまうリスのように、キープした食料を後で食べようと思って忘れてるだけなんじゃないかと想像していましたが、本当の目的はまだ解明されてはいないとのこと。この物語に出てくるモズは、大手警備会社に雇われていた暗殺者・新谷(池松壮亮)で、手口はアイスピックでターゲットの首の後ろを刺すというものでした。新谷(しんがい)は雇い主からの依頼で、爆弾犯が持っているICチップを回収するために事件当日現場にいたんですが、口封じのために抹殺されそうになるんです。かろうじて生き延びますが記憶喪失になり、事件がより複雑になっていきます。爆弾事件現場にはもう一人、公安の美希(真木よう子)がいました。特別監察官・津城(小日向文世)の勅命を受け秘密裏に新谷を追っていたんです。警視庁内の不正を暴く仕事ですが、闇はかなり深く壮大な陰謀が背後にあって、政治家や警察の上層部、それに大手警備会社の役員・東(長谷川博己)も絡んでいるようでした。警察の極秘任務『グラークα作戦』は数年前失敗に終わるんですが、それに元公安職員だった千尋も関わっていて、倉木の現在の上司である室井(生瀬勝久)が指揮をとっていました。この作戦に関わった捜査員はみな心を病むか死亡しているんですが、極秘作戦であるが故に殉職扱いにもなりません。都市伝説のような謎の人物『だるま』が夢の中にも現れて、ちょっとホラーな感じでしたね。警視庁の中でも公安部と刑事部というのはどうも仲が良くないようで、協力して捜査を担当することになった大杉警部(香川照之)は特に公安を嫌っていました。しかしチーム内の誰よりも真相を求める強い気持ちで波長が合ったのか、二人はこの先ずっと行動を共にして少しずつ相手を認めていくんです。二人とも所構わずひっきりなしにタバコを吸っていました。モズこと新谷の生命力の強さには驚かされます。『だるま』の正体はまだ分かっていません。TBSとWOWOWの共同制作で2014年に全10話が放送されています。凄惨な爆弾事件現場や拷問・殺人シーンとかなり血生臭い場面が多いんですが、面白いドラマでした。続きも楽しみです。
2023/03/24
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『凪のお暇』で空気を読みすぎる女を演じた黒木華さんが、今度は空気を全く読まない女を演じていました。感情を表に出さず、仕事は完璧にこなす瀬古凛々子(せこ りりこ)。大手出版社の経理部にいた彼女が、能力を買われてネットニュースサイト『カンフルNEWS』の編集部へやってきます。全く人と馴染めず、人の感情が理解できない凛々子は、常に分厚い辞書を持ち歩いていて、『友達』とか『好き』とかいう単語まで辞書で調べようとするんです。矛盾を感じると『ザワザワする』と言い、納得がいくまでとことん調査するので経理部にいた時も異質な存在感を放っていました。執行役員の仁和さんという上司が、教師だった凛々子の母親の教え子らしく、なにかと目をかけてくれていて、調査能力を活かせるゴシップサイト編集部へ異動させます。彼女に与えられたミッションは5000万PVを超えるサイトにすること。これまで2番煎じのコタツ記事でダラダラ仕事していた廃部寸前の編集部に、地獄の番犬ケルベロスがやってきました。決定的な証拠を掴むまで丹念に取材し、自分のネタに誇りを持って記事を公開する手法は、やる気を失っていた部下たちにも浸透し次第に読者を増やしていきます。ゴシップを暴かれた方はたまったものじゃないと思いますが、その影で声を出せずに辛い思いをしていた人たちを代弁して救うというメリットもあるんですね。凛々子はいつも深緑色の服を着ているんですよ。アニメNARUTOやBORUTOに出てくる油女シノみたいなキャラでした。中学時代にある事件があって、それが彼女の人生に大きな影を落とすんですが、中学生役の子が本当によく似ていてビックリです。彼女が良く行く黄実子という名の薬膳カフェが、魔女の宅急便のキキの実家みたいな雰囲気で好きでしたね。『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』は、2022年に放送されたテレビドラマです。アニメ原作かと思ったらそうではなく、ドラマオリジナルストーリーだそうです。主演の黒木華さんはこの作品がフジテレビ系ドラマの初出演だそうで、さらにドラマデビュー10周年とのこと。全11話、山あり谷ありで面白かったですね。オススメです。
2023/03/17
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周囲の空気を常に読んでいる『いい人』って、どこにも必ずいますね。波風立てないように生きていくのって結構ストレス溜まると思うんです。大島凪(おおしま なぎ)は、空気清浄機などを販売する会社に勤める28歳のOL。節約を趣味とする慎ましい女性で、北海道の実家から持ってきた糠床を世話し、豆苗を育てたりして自炊生活を送っています。凪(黒木華)は自分のくせ毛が嫌いで、毎朝1時間かけてストレートに整えていました。同僚から頼まれると断れない損な性格で、いつも面倒な仕事を押し付けられています。夢は、内緒で付き合っている会社の出世頭・我聞慎二(高橋一生)と結婚し、同僚を見返してやることでした。ある日、恋人の慎二が同僚に、自分との付き合いは単に肉体関係が目的と話しているのを聞いてしまうんです。ショックで過呼吸を起こし、それがきっかけで会社を辞め、家財道具も全て処分して東京郊外の安アパートで新生活を始めました。季節は夏。暑いので拾ってきた扇風機を黄色く塗り替え、移動は全て自転車。髪はふわふわの天然パーマのまま、洗濯は近所のコインランドリーへ行きます。凪はこの休養期間に周囲との交友関係を広げていくんですね。ハローワークで知り合った坂本さん(市川実日子)、アパートの住人でパリピのゴン(中村倫也)や謎の老人ミドリさん(三田佳子)、シングルマザーの白石さん(吉田羊)。みんな一癖ある人たちですが、心から信頼できるお付き合いを経験します。女たらしのゴンにメロメロになったり、元彼の慎二が何度も訪ねてきたり、3人の恋模様も面白い展開に。さらに実家の母親(片平なぎさ)が凪の天敵で、なかなか『お暇中』を言い出すことができません。『凪のお暇』(なぎのおいとま)は、コナリミサト原作の漫画をテレビ化した作品です。2019年にTBSの金曜ドラマで全10話放送されました。空気を読むのって円満な人間関係のためにはある程度必要かもしれませんが、そればっかりだと疲れますよね。皆さんは、ダンスで発散されてるから大丈夫かな。それともリーダー(もしくはパートナー)に気を使いすぎて疲れます?
2023/03/10
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重版出来(じゅうはんしゅったい)という単語をこのドラマで知りました。出版物が見込み以上に売れて増刷することで、出版関係者にとってはこれ以上にない喜びなんだそうです。2016年に黒木華がテレビドラマ初主演した全10話。暗ーいドラマを見た後だったので、とっても清々しく感じましたね。大学で女子柔道のオリンピック強化選手だった黒沢心(黒木華)は、怪我で選手生命を絶たれ就職の道を選びます。性格が真っ直ぐすぎるせいか就活は全く上手くなく、何社も面接で失敗。しかし、大好きだった漫画が自分の人生に与えた影響を熱く語り、清掃員に変装して襲撃してきた社長を投げ飛ばして大手出版会社・興都館に入社することとなります。配属されたのは週刊コミック誌『バイブス』編集部。指導係となったのは五百旗頭(いおきべ )先輩(オダギリジョー)でした。見えない徳を積む社長の生活態度に共鳴し、自らも実践しているクールな大人で、バイブスの看板作家を何人も担当しています。バイブスの和田編集長(松重豊)は、熱烈なタイガースファンで、スポ根魂を持つ心とはウマが合いました。営業部で幽霊と言われていた小泉は、心と一緒に仕事をすることで彼女の熱気に押され、仕事にやりがいを見出すようになります。ただ、有望な作家を道具として扱うツブシの安井こと安井先輩とはどうにも相入れませんでした。個性的なベテラン作家たちや自信のない新人作家たちとの関わりによって、心も次第に編集者の仕事を学んでいきます。出版業界に友達がいた割にはその世界のことを全く知らなかったので、いろんな発見があって面白かったです。あらすじを描いたネームと呼ばれるものをまずは鉛筆で作成するんですね。原作は松田奈緒子の漫画で、小学館の『月刊!スピリッツ』に2012年から連載されていたそうです。漫画が作品として世に送り出されるまでには、編集者の伴走、営業の売り込み、書店員たちの作品に向ける愛情や売るための工夫など、本当にたくさんの人の努力が必要なんだということも分かりました。これまでご紹介してきたイチケイや天皇の料理番にも出演されていた黒木華さん。いい役者さんだなあと感心していたんですが、このドラマデビュー作品は本当に初々しくて、楽しかったです。おすすめです。
2023/03/02
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『あなたたちは天使なのです。』陽光学苑の寄宿生たちは、4年生になると校長先生から特別なお話を聞かされることになっていました。親はなく、子も持てず、臓器提供者として生まれてきたクローン人間たちの運命についてです。10歳くらいの子供にはその深刻さが本当に伝わっているとは思えませんでしたが、大人になるにつれ、同じ人間でありながら夢を持つことも許されない短い人生の意味に向き合うことになっていきます。森の中の隔離された施設・陽光学苑では、図工の授業が重要視されています。生徒たちはテレビの存在も知らず、外部からの情報は皆無でしたので、先生の『作品は魂を映し出す』と言う言葉を信じそれが当たり前だと思っていました。時々訪れるマダムさんと呼んでいる女性に作品が気に入られると、学校内で行われる交換会で物品を購入できる校内限定の通貨が与えられ、それがほぼ唯一無二の楽しみとなっています。恭子は優しく賢い女の子でした。絵が下手で、いじめられっ子の友彦をいつも気にかけて助けています。ある日、新しい教師・たつ子先生がやって来て、世界はもっと広く、絵が下手だからダメというわけではない、サッカーだってなんだって好きなことをやっていいんだと教えられます。しかし外の世界を見てみたいと塀を越えた友彦の友達2人は戻っては来ませんでした。血まみれの靴以外は…。たつ子先生は学校の方針に馴染めず心を病んで去っていきます。卒業すると臓器提供が始まるまでの数年間、同じ境遇にある他校の卒業生らとグループに別れて共同生活することになっていました。外の世界に慣れるための訓練と、提供者たちを世話する介護人となるための準備です。恭子(綾瀬はるか)は、友彦(三浦春馬)と美和(水川あさみ)と共にブラウンハウスに入りました。美和は子供の頃から恭子と一緒にいて、わがままを言っては恭子に甘やかしてもらうのを好む女の子です。恭子が大事にしていた友彦からのプレゼントのCDを盗んだり、二人が惹かれあっているのを察知すると強引に友彦を自分の恋人にしたりして、常に恭子を自分の方に向けさせようとしていました。陽光学苑でクールに恭子たちを見ていたマナミ(中井ノエミ)は、卒業後、提供者たちの人権を取り戻す運動を起こそうとしているホワイトハウスに入り、ブラウンハウスで孤立していた恭子も仲間に入るよう働きかけてきます。自分の命は自分のもの、私たちは家畜ではない。たとえ親友が心臓を欲しがっても、この心臓はあげられない。マナミの必死の訴えは心を打ちましたね。ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロによる長編小説『わたしを離さないで』(原題:Never Let Me Go)を元に制作されたドラマです。原作は英語で2005年に出版され、その年のブッカー賞最終候補にもなりました。映画化や舞台化はされていますが、テレビドラマ化は日本が最初だそうで、2016年にTBSの金曜ドラマ全10話で放送されました。色々考えさせられる、かなり重いテーマのドラマです。ディア・ハンターやシンドラーのリストのように、忘れたくても忘れられない物語の一つになると思いました。
2023/02/25
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日本橋署に赴任してきた新参者の刑事・加賀恭一郎が、人形町で起きた殺人事件を担当します。東野圭吾の作品は読んだ事がないのですが、加賀恭一郎シリーズは人気の本格ミステリーなんだそうですね。全10話で真犯人に辿り着くまで毎回それなりに怪しい人物を捜査して、それぞれの人情ドラマに涙する面白いドラマでした。放送されたのは2010年だそうです。東京・人形町の日本橋署に赴任したばかりだった加賀刑事(阿部寛)。タウン誌の記者をしながら喫茶店でバイトする大学時代の後輩・青山亜美(黒木メイサ)と偶然再会します。街に詳しい亜美にまず教えてもらったのは行列のできる鯛焼き屋でした。いつも並んでいる時に呼び出しがかかって、店員さんともすっかり顔馴染みになりますが一度も買えたことはありません。加賀刑事は、人形町に住んでいた三井峯子(原田美枝子)殺害事件を担当することになります。仕事の関係上、嘘を見抜くのが得意なんです。それが誰かをかばうための優しい嘘であれ。加賀刑事は嘘には三種類あると言います。『自分を守る嘘、他人を欺く嘘、他人をかばう嘘だ』下町風情の残る人形町の煎餅屋、人形焼屋、料亭、瀬戸物屋、時計屋、洋菓子屋それぞれが何らかの形で被害者と関わりがあり、加賀刑事の鋭い洞察力で全ての謎が明るみに出ていきます。被害者の元夫・清瀬(三浦友和)は清掃会社の社長なんですが、秘書(マイコ)もあやしく、演劇を志して不仲になっている息子・弘毅(向井理)の恋人が亜美だったりして人間関係も複雑。第一発見者は被害者の親友・多美子(草刈民代)でした。彼女を殺したのは自分だなどと言って、彼女の恋人のコウジ(谷原章介)まで捜査線上に浮上してきます。毎回変わっていく容疑者を、物陰からじっと見ている加賀刑事の背後霊のような視線が怖いです。真犯人は最後まで全くわかりませんでしたね。山下達郎のエンディングテーマ曲もオープニングの曲も耳に残って、ここ数日は「新参者」ワールドにどっぷりでした。
2023/02/15
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『職権を発動します。裁判所主導の捜査を行います。』東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)には、ちょっと変わった裁判官がいました。冤罪に苦しむ被告人が出ないように、一点の曇りもない丁寧な捜査を行う刑事裁判官・入間みちお(竹野内豊)。彼のユニークな手法は、スタッフを振り回し、未処理の案件を大量に積み残す弊害を生んでいました。それを解消するべく赴任してきたのが真面目なエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)です。2021年の放送されたテレビドラマ『イチケイのカラス』。現在、続編の劇場版が公開中です。人気の映画だそうで、このドラマ全11話を見てなるほどと思いました。浅見理都による原作漫画とはキャラクターの設定が違うようですが、これはこれでとても面白いドラマです。入間みちおは人の心を読むのが得意みたいですね。坂間裁判官に『いま、こう思ったでしょ。』とよく言っていました。ふるさと納税に一体いくらつぎ込んでるのかわかりませんが、事務所にはユニークな返礼品が溢れかえっています。弁護士として果たせなかったことを、裁判官ならできると思って転職したようです。毎回お約束の職権発動もさることながら、裁判中に壇から降りて証言者と目線を合わせて熱く語るなんて、多分ドラマでしか見られない状況なんでしょう。イチケイにはこの他に部総括判事の駒沢義男(小日向文世)と3人の書記官、そして事務官1人がいます。ついていない男の川添書記官(中村梅雀)、みんなの溜まり場『そば処いしくら』が実家の石倉書記官(新田真剣佑)、クールな母親の浜谷書記官(桜井ユキ)、なんでもズバっと本音を言ってしまう一ノ瀬事務官(水谷果穂)です。石倉書記官は坂間裁判官が好きなんですが、全く相手にされてないようす。入間みちおの裁判官時代の同僚に、仕事の出来る弁護士・青山瑞希(板谷由夏)がいて、坂間裁判官がみちおに対して微妙な好意を持っているのに気づきます。 地裁の裁判官は任期が10年で、通常は任期延長されるようです。入間みちおはお騒がせな裁判官ですし、政治家や大手ゼネコン、司法のトップまで敵に回して雑誌にもスキャンダラスな記事を書かれ、クビの皮が繋がるかのピンチを迎えます。でも彼のやり方に正義を見る仲間もいました。イチケイのメンバーの他に、野球仲間でもある東京地方検察庁の井出(山崎育三郎)や城島(升毅)、さらに女性初の最高裁判所長官に最も近いと言われた最高裁判所判事・日高亜紀(草刈民代)たちです。裁判官たちが法廷に向かう前に、一斉に黒の法衣を着るのがかっこいいです。おすすめです。
2023/02/09
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クリスマスイブに都内の高層マンションで殺人事件が発生します。殺されたのは大手商事会社に勤める野口貴弘と妻の奈央子。現場にはこの他に4人の男女がいて、そのうちの一人、西崎真人が殺人を自供して逮捕されました。『Nのために』、供述書に記されたNとは誰なのか。事件から10年後、定年退職した元警察官が別の事件との関連性も含め真相に迫ります。現場にいた4人のうちの2人は瀬戸内海に浮かぶ青景島出身の杉下希美(榮倉奈々)と成瀬慎司(窪田正孝)でした。二人は高校の同級生で将棋友達。どちらも複雑な家庭環境を抱えていました。父親の浮気で希美は母親と弟と3人で家を追い出され、なに不自由なく暮らしてきたこれまでの生活から一変、極貧に追いやられます。裕福な家に育った母親は気がおかしくなってしまい、希美はなんとかこの状況から這い上がりたいともがいていました。成瀬は家が島一番の料亭でしたが経営が傾き、母親が家を出て、料理人だった父親はやむなく店を手放すことに。青景島で駐在員をしていた高野茂(三浦友和)は、こんな二人の苦境を知ってなんとか力になりたいと思っていた矢先、放火事件が起きて料亭は焼失します。高野の妻である夏恵(原日出子)は、中に取り残されていた父親を救出しますが、それ以来、口がきけなくなってしまいました。現場で手を繋いで燃える家を見ていた希美と成瀬に疑念を抱きつつ、マンション殺人事件でも現場に居合わせた二人に、高野は事件から10年経って会いに行きます。現場に居合わせた残りの二人は、都内のボロアパート『野ばら荘』に住む西崎真人(小出恵介)と安藤望(賀来賢人)でした。上京した希美もこのアパートに住んでいて、楽しい時間を共有する学生仲間だったんです。特に土地の再開発で野ばら荘がなくなるというピンチになった時は、一致団結してこれを阻止し、その時知り合ったのが殺された野口夫妻(徳井義実・小西真奈美)でした。西崎は母親からの虐待という暗い過去を背負っています。夫から暴力を受けていた野口夫人と共鳴するものがあったんですね。殺人を自供して10年間服役していましたが、実は西崎は殺していないんです。誰かが誰かのために動いたことが重なり合って不幸な結末を呼んだ事件でした。『Nのために』は、湊かなえの推理小説を原作としたテレビドラマで、2014年に放送されました。登場人物全員イニシャルNで、住んでたアパートまでそうですよ。全10話、とっても引き込まれましたが時間が前後しすぎて時々今はいつなのか分からなくなる時がありました。このドラマがきっかけで、安藤役の賀来賢人と杉下役の榮倉奈々は結婚されたそうですね。ドラマの中にもプロポーズシーンが出てきましたよ。
2023/02/02
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トキワ自動車本社の経営戦略室で手腕を振るっていた君嶋(大泉洋)が、滝川常務(上川隆也)と対立し、府中工場へ左遷されます。総務部長とラグビーチーム『アストロズ』のGM(ゼネラルマネージャー)を兼務することになってしまいました。成績が低迷し巨額の赤字を抱えて廃部の崖っぷちにいたアストロズを、ラグビーについては何も知らない君嶋が復活させることができるのか。2019年に放送されたドラマです。半沢直樹にしろルーズヴェルト・ゲームにしろ、先日ご紹介したばかりの民王にしろ、池井戸潤原作のドラマは全部面白いので、きっと君嶋もアストロズもやってくれるだろうと期待して見ました。君嶋はラグビーがそもそも嫌いでした。大学時代に好意を持っていた女性をラグビー部員にとられたというのがきっかけです。GM就任早々、新監督人事をせまられていた君嶋は、城南大学を三連覇に導いて突然退任した柴門(大谷亮平)にアプローチします。柴門は君嶋の大学の同期で、忘れもしない恋敵でした。柴門が新監督に就任すると、戦略も練習方法も選手たちの意識も一変しました。監督が変わるとチームが変わるというのが信じられなかった君嶋も、『社長が変わると会社が変わるのと同じ』と説明されて納得します。実際、トキワでもアストロズを創設した現社長の島本(西郷輝彦)が退任することになったら、チームの存続は極めて難しくなりそうでした。君嶋を府中に追いやった滝川常務はカザマ商事の買収計画を進めていて、これが成立すれば社長の座は滝川にうつる可能性が濃厚だったんです。アストロズの選手たちとの信頼関係を築いてきた君嶋は、なんとか赤字を解消しようと地域のボランティア活動やジュニアラグビーの普及に取り組んでいきます。ファンクラブを創設し、地域に密着したチームに変わってきたことで観客動員数も増加しました。チームも新監督指導のもとプラチナリーグを勝ち進み、優勝決定戦で戦うまでに成長します。しかし相手は常勝のサイクロンズ。果たして君嶋はアストロズ廃部の危機を救えるのか。企業買収の話にも裏があったり、宿敵サイクロンズからは主力選手を引き抜かれたり、日本ラグビー協会の赤字経営体質を変えようと何度も提案しますが相手にされなかったり。池井戸潤の他の作品と同じように、山あり谷ありどん底ありでした。ラグビー選手たちのぶつかり合いがとんでもなくリアルで、全10話、熱いシーンに必ず流れる米津玄師のテーマ曲「馬と鹿」が印象的でした。
2023/02/01
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最近、日常生活で大爆笑することなんて全くなかったんですが、このドラマは笑いました。全8話、見終わってから池井戸潤が原作者と知って、あの『下町ロケット』や『陸王』など社会派熱血小説を書く作者がこんなギャグものも作るのかと驚いたんです。テレビドラマ版はかなり脚色もあるようで、そうなると演じていた俳優さんたちや脚本、監督の力量も大きく影響しているということだと思います。2015年に放送された、総理大臣とバカ息子の人格が入れ替わってしまうという突拍子もないSF話、皆さんはご覧になりましたか。武藤泰山(遠藤憲一 )は第100代内閣総理大臣で、民政党総裁です。理想に燃えてこの世界に入った2世議員ですが、今ではすっかり金権政治の沼にハマっていました。一方、泰山の息子の翔(菅田将暉)は豪気な父親とは正反対のゆるキャラ好きな弱腰大学生。優しい誠実な人柄から女子にも人気がありましたが、就活が上手くいかずまだ内定をもらえていません。この二人の魂が、ある日突然入れ替わります。総理が翔君になったことを知った側近は大混乱。官房長官を務めるのは武藤が心から信頼を寄せている狩屋孝司(金田明夫)、家族ぐるみの付き合いで翔のことは子供の頃から知っています。秘書の貝原茂平(高橋一生)は、とにかくなんとか国会答弁を乗り切ってもらおうと完璧な原稿を渡すんですが、翔があまりにも漢字が読めないので議員たちの笑いものになってしまいます。翔の身体になった泰山は、テレビでこれを見てカンカンです。支持率は一気に急降下しました。しかし翔の優しい性格やゆるキャラ好きが功を奏することもありました。バカヤロウ失言で糾弾されていた大臣を、泣かせるぶら下がり会見で救ったり、懸案だったレアメタル交渉をまとめたり。また翔の身体になった泰山は、強気な態度や政治力で経営困難に陥っていた友達の飲食店を救ったり、不当解雇されそうになっていたシングルマザーを救ったりとこちらも大活躍。外交が面白かったんですよ。相手はウズラスキスタンの大統領、レアメタルの名前が『ボンジョビウム』って・・・。そんなのあるかい!漢字だけでなく英語もさっぱりの翔に、外交交渉なんてできるの?とりあえず『How are you?』(お元気ですか)だけ言えば後は通訳がなんとかするからと言われていた総理。こともあろうに、大統領を目の前にして『Who are you?』(あんた誰)って言い間違えるんですね。魂の入れ替わりが起こった原因を探るために、警視庁公安第一課警視・新田理(山内圭哉)が捜査を開始するんですが、この人もクセものでした。野党第1党の憲民党党首・蔵本志郎(草刈正雄)も娘と魂が入れ替わったりして、一体誰がこんなことを探っていくと、どうも政界の重鎮・城山和彦(西田敏行)が糸を引いているらしいことが分かってきます。CIAの開発した特殊技術が盗まれてどうのと言った、ぶっ飛んだ話が出てきました。『ワニ顔』で怖がられていた総理が、ゆるキャラ『モフモフン』のテーマを歌って踊り、それが動画配信されて支持率が上がったり、翔が憧れていた先輩の真衣さん(本仮屋ユイカ)に行動力を認められたりと、入れ替わってよかったことの方が多かった気がしますね。本人たちやこれを知っている周りの人たちの反応が最高に面白かった。何より入れ替わりの演技が素晴らしかったですよ。
2023/01/26
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輝く真青な海に眩しい太陽。沖縄本島から船で6時間かかる志木那島に、東京から有能な外科医がやってきます。2003年に放送されたこのドラマが大人気となっていたことは知っていましたが、当時はドラマを見ている余裕がなかったので20年越しで楽しませてもらいました。志木那村役場の星野課長がやっとのことで探してきた常駐の医者。先生の名は五島健助。これまで何人か島にやってきてはすぐに去っていった医者たちとは何かが違います。診療所には大した医療設備もありませんが、有能な看護師の彩佳や役場の職員で診療所事務を担当する和田の3人で島の住人全員の病気や怪我に対応することになります。島の人々はこれまでの経緯もあり、新任医師を全く信用していませんでした。診断ミスで妻を亡くした漁師や、薬草で対処してきた産婆、いろんな立場の人々が、都会からやってきた気弱そうな先生を避けていたんです。しかし急性腹膜炎を起こした少年を本土に運ぶ船上で緊急手術して命を救ったことから信頼を得るようになります。診療所は一度先生を見ようと特に病気でもないのにやってくる人もいたりして大繁盛。子供たちも宿題を持ち寄って先生の手があいている時に勉強を教えてもらったり、休み時間の待合室は塾みたいな様相でしたね。それにしても全11話で毎回手術シーンが登場するほど切迫した医療事情を抱えていたこの島。これまで医者がいなくてよく乗り切ってきたなという気がしました。どんなに腕のいい医者でも救えない命もあります。彼がこの離島にやってきたきっかけとなったのは、救急医療の現場で起きた事故でした。そのとき妹を亡くした親族が彼に恨みを持っていて、島まで追いかけてきて大騒ぎとなります。島民との間にやっと築いた信頼関係を根底から覆すような秘められた過去。東京の病院で仕事を続けていた元カノは、海外留学を考えています。コトー先生は患者からの依頼で手術のために島を離れ東京に向かいました。白衣姿で自転車に乗り、海辺を走るコトー先生の映像に合わせて、最後に流れる中島みゆきの歌もいいですね。『Dr.コトー診療所』は山田貴敏の漫画を原作とするテレビドラマで、脚本は、吉田紀子、主演は吉岡秀隆です。命を可能な限り守ろうとする姿勢、飾らない島の人々との心の触れ合いが胸を打ちます。現在、20年後のコトー先生の話が劇場で公開されています。
2023/01/22
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金スマ社交ダンス企画を見ました。放送されたのは、2022年11月19日に川崎市とどろきアリーナで開催された三笠宮杯第1日目でした。メイン競技の三笠宮杯アマ・スタンダードで優勝したのは、小嶋みなと&盛田めぐみ組。大西組は準優勝でした。三笠宮杯PD・ラテンで優勝だった山本武志・木嶋友美組と大西組が応援していましたね。2022年4月のグランプリ熊本で6位、9月のグランプリ仙台で5位だった浅田・オチョ組が、進退をかけて挑む全日本シニア I ラテン。来年の世界選手権出場をかけて、34歳以上と29歳以上のカップルが競います。三笠宮杯で突然新設されたカテゴリーといっていましたが、昔は三笠宮杯で代表選考していたんです。私たちが最初にチャレンジした試合がそれでしたのでよく覚えています。現在の規定では、グランプリで決勝に入るとシニア I の世界選手権に出場できて、3位以内だと準強化選手、優勝すると強化選手になれて世界選手権行きの資金援助が受けられます。規定はときどき変更されるので、数年経つとまた変わってくるかもしれませんが、今のところ5位とか6位でも決勝に入れば自腹になりますけど世界選手権には出られることになっているのに、いったい何を目指しているのか番組の意図が私にはよく分かりませんでした。今回準優勝して準強化選手になり、ジャパンジャージがもらえたというのが一つの落とし所だったようですね。世界選手権行きの費用は、多分番組が出してくれるんでしょう。グランプリ仙台から2ヶ月、どんな練習をしてきたのかというのも紹介されていました。お互いに相手に対する不満をぶつけ合っていましたが、これは競技ダンス経験者なら『あるある』な風景です。舞さんはオチョに対して、腕の力で振り回されると言っていました。オチョは、舞さんが音の取り方が遅いし個人練習をもっとするべきだと言っていました。新垣先生に、『こっちへ来いではなく、こちらへどうぞ』のジェントルマンなリード方法を伝授されたオチョ。単身自費でイタリアのディアボロに渡って2週間みっちりウォークを習ってきた舞さん。歌もそうですけど、個々がそれぞれ上手くないと綺麗なハーモニーにはならないし、二人の絡み、ダンスの場合はコネクションですが、それが機能しないと評価には繋がらないんです。準優勝という結果は、グランプリで上にいた押川・和田組、石田・矢野組、山本・工藤組がエントリーしていなかったことにも起因するかと思いますが、そういった試合を選んで出場するのも戦略ですのでね。それにしても出場組数が12組というのは寂しいですね。2日目のスタンダードのシニアIも11組でした。年3回にした理由を舞さんは出場者数が増えたからとおっしゃってましたが、それはないでしょう。舞さんたちの活躍を見たくて観客数は増えたのではないかと思います。2023年のシニア I 世界選手権ラテンの開催地はまだ発表されていませんが、海外の試合の様子が放送されるのも楽しみですね。中居くんには身体に気をつけてもうしばらく頑張って欲しいです。競技情報はこちらから
2023/01/21
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実在の人物をモデルにした杉森久英による小説『天皇の料理番』は、これまでに3回テレビドラマ化されたそうですが、2015年版を見るまでこんなに面白い物語を全く知りませんでした。子供の頃、優秀な兄と比較されて肩身の狭かった少年が、日本一の料理人になるという志を持ち、その道を極めるまでに至った半世紀を綴ります。熱血スポ根アニメのような主人公が、周囲の人に助けられながら、これと決めた一本道を真っ直ぐに駆け登っていくドラマは大好きです。2022年の年末に一挙放送されたので、ご覧になった方も多いかと思います。福井県のある裕福な家に次男坊として生まれた篤蔵(とくぞう)は、何をやっても長続きせず、秋山家の悩みの種でした。大学で法律を学ぶ優秀な長男・周太郎や弟たちと比べると、突っ走ってはすぐに飽きる性格で、寺で坊主の修行をさせても追い返される始末。早々に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせることにしました。妻となった俊子(としこ)さん(黒木華)は本当にいい人なんですが、これも長続きせず、鯖江連隊の厨房で出会ったカツレツの味に衝撃を受けて料理人になる夢を持ち、全てを捨てて上京してしまうんです。東京の周太郎の下宿に転がり込み、彼の指導教授・桐塚(武田鉄矢)のツテで華族会館で働くことに。兄貴がこれまた本当にいい人なんですよ。若くして病気で亡くなってしまうんですが、篤蔵の夢をいつも後押ししてくれるんですね。周太郎を演じた鈴木亮平の激痩せっぷりが凄かったです。(あの、西郷どんが!)華族会館では下働きばかりで、意地悪な先輩にいじめられもしますが、料理長の宇佐美さん(小林薫)が篤蔵に目をかけてくれるんです。色々やらかしてクビになってしまいますが、料理はまごころで作るものだと言うことを教え、ずっと彼を見守り続けて、篤蔵を天皇の料理番に推薦したもの宇佐美さんでした。華族会館をクビになった篤蔵は大衆食堂・バンザイ軒で働き始めます。『うまけりゃなんでもいい』と言う店長の大らかさに救われた篤蔵は、次々と新しい料理を生み出し店を繁盛させます。そしていよいよフランスへ。ホテルの厨房でまたしても下働きから始まったパリ修行。ここでも人種差別や偏見によっていじめられますが、渡仏資金を用意してくれた兄や父の思いを無駄にするまいと必死に食らいついていくんですね。欧米は実力主義なので、技もセンスも持っていた篤蔵は次第に頭角を表していきます。3年後にはフランス料理の最高峰であるホテル・リッツに転職、近代フランス料理の父オーギュスト・エスコフィエは『料理は音楽だ!』といっていました。ついに宮内省から天皇の料理番の依頼が舞い込みます。大正天皇即位に伴う晩餐会では、必死で用意したザリガニが当日逃げ出して大騒ぎなんていう事件もありましたが無事成功させ、天皇の料理番としての実力を証明しました。物語はさらに続き、なんと篤蔵は別れた俊子と再婚します。3人の子供に恵まれますが、当時は料理人というのは地位が低かったようで、長男は父親の仕事をよく知らずに恥じていました。しかし関東大震災で被災し皇居へ避難した人々に炊き出しをおこなっている姿を見て、父の仕事に誇りを持つようになります。なぜ天皇の料理人だということを隠していたのか、母親の俊子が優しく諭すんです。そんな俊子が病の床につき、篤蔵は滋養のつく食事を考えて献身的に看病しますが、努力の甲斐なく早逝してしまいます。第2次世界大戦に負けてGHQによる統治が始まると、昭和天皇の命を守るために奮闘します。心無い米兵からの侮辱も全て飲み込み、抑えきれない短気も俊子が残した形見が気付かせてくれました。そうして58年という長きに渡り、大正・昭和の天皇の料理番としての職務を全うします。篤蔵役の佐藤健さん、このドラマのために野菜を切る練習を相当されたのではないかと思いました。料理人を演じる人はたくさん出てきますが、伝説の料理人ですからね。それに運動神経の良さが光ってました。走るのが速いんですよ。るろうに剣心ですもんね。心にグッとくるシーンでは、さだまさしが歌で盛り上げてくれます。オープニングに使われているのはイギリスの紙幣にもなった国民的作曲家エドワード・エルガーの『威風堂々』の第1番です。イギリスでなくフランスの方が舞台になっていますが、この堂々とした行進曲が彼の物語に実によく似合っているんです。全12話、内容の濃い本当に面白いドラマでした。
2023/01/17
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幕末の江戸へタイムスリップした脳外科医・南方仁(大沢たかお)の活躍を描いた歴史ドラマの完結編を見ました。JIN−仁−(第1期)に続く、全11話の壮大な物語です。懇意になった坂本龍馬(内野聖陽)を救うことができるのか。そして仁は現代に戻ることができるのか、歴史はどう変わっているのか、全ての答えがここにあります。タイムスリップして2年が経ちました。仁は薩長の動乱の中、西郷隆盛(藤本隆宏)の盲腸の手術をするんです。歴史の重要人物に、ここでも関わることになりました。仁友堂を立ち上げた仁と咲(綾瀬はるか)たちスタッフが、江戸で流行っていた脚気の人々を救うために考案した栄養補助食品『安道名津(あんドーナツ)』がバカ受けし、皇女和宮(黒川智花)に献上することに。しかし野風(中谷美紀)の身請けが決まった時、幕府の奥医者としての面目を仁に潰された医者がそれをずっと根に持っていたんです。仁は献上品にヒ素を塗った疑いで投獄され、生きては帰れないと言われている牢でひどい目にあいました。さらに仁友堂をを潰すためにペニシリンをめぐる罠を仕掛けてきます。絶体絶命のピンチに、これまで仁に助けられてきた人たちがこぞって手を差し伸べてくれるんですね。西洋医学と東洋医学の壁を崩し、ともに人々を救おうと尽力してきた彼の努力は無駄ではありませんでした。現代にいた時の恋人ミキに瓜二つだった野風が、国際結婚することになり女の子を生むんです。麻酔なしの帝王切開という命がけの出産でした。野風はガンが再発していて余命いくばくもない身体です。彼女はずっと、咲が仁と幸せになることを望んでいました。お互い相手を大切に思っているんですが、なかなか一線を越えられないんですね。さて、京都で坂本龍馬が暗殺される日が近づいてきました。これまで歴史を変えようとして自分が消えそうになったり、激しい頭痛に襲われたりしてきた仁ですが、何が何でも龍馬を救うべく京に向かいます。しかし暗殺部隊として派遣されていたのは、なんと咲の兄である橘恭太郎(小出恵介)だったんですね。歴史の修正力という大きな流れに抗おうとしても、かなわぬことと心の底で知っている仁でした。最終回(2時間スペシャル)は、平均視聴率26.1%(瞬間最高視聴率31.7%)を記録したそうです。全ての答えはこの最終回に凝縮されていました。ちょっとだけ種明かしすると、仁が戻った現代は少しだけ歴史が変わっていましたね。日本医学史に仁友堂とそこに活躍した人々の写真が残されていました。恋人ミキとは別の形で再会します。彼女の祖先が残した手紙はドラマチックで、主題歌『いとしき日々よ』を歌う平井堅がさらに盛り上げていました。いい話でした。原作も読んでみたくなりましたよ。
2023/01/07
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神は乗り越えられる試練しか与えない2009年に大ヒットした日曜劇場のドラマを今更ながら見ております。続きがあるのを知って見ているので、最終回を見てもそれほど衝撃を受けませんでした。村上もとかの人気漫画をドラマ化した感動巨編『JIN-仁-』第1期全11話。皆さんは覚えておられますか?幕末にタイムスリップした脳外科医・南方仁(大沢たかお)が、江戸の医療を変えていく話です。仁は恋人で同僚だった友永未来の脳手術の執刀をしますが、彼女の意識が戻らず自信を失っていました。急患で運び込まれたある男性の脳から胎児の形をした奇形腫瘍を摘出したことが何かの引き金を引いたんだろうと思いますが、突然江戸にタイムスリップするんです。アウトランダーもそうでしたが、医者はどの時代に行っても重宝されますね。橘家の長男・恭太郎(小出恵介)の怪我の治療に当たったことからその家の居候となって、妹の咲(綾瀬はるか)は初めて見る手術なるものに興味を持ちました。やがて仁に好意を持つようになるんですが、そこへ恋人だった未来に瓜二つの吉原の花魁・野風(中谷美紀)が登場します。彼女が動かす万華鏡も事態を変化させるなにかのスイッチになっているようでした。仁は歴史上の人物・坂本龍馬(内野聖陽)と懇意になり、江戸の名医・緒方洪庵( 武田鉄矢)さえ弟子入りを願ってくる手腕を発揮。歴史を変えることに抵抗を感じつつも、近代西洋医学の知識を江戸にもたらしていきます。点滴とかペニシリンとか麻酔とか移植とか。毎回泣きのシーンがあって、ミーシャの歌う『逢いたくていま』が流れるんですよ。最終回は平均視聴率25.3%(瞬間最高視聴率は29.8%)を記録して、2009年度連続ドラマの最高視聴率を獲得したそうです。いや〜、たまりませんわ〜。
2022/12/30
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2022年12月21日から25日までの4日間にわたって、大阪府門真市にある東和薬品RACTABドームで第91回全日本フィギュアスケート選手権大会が開催されました。大会の様子はテレビのライブやスポーツニュースで放送されましたので、ご覧になった方も多かったと思います。これまで気にしたことなかったんですが、大会要項を見たら出場料15000円となっていました。競技ダンスよりずいぶん高いんですね。コロナ対策として数日前から体調を記入するチェックシートの提出があって、そのほかに選手、コーチなど関係者全員がPCR検査を受ける必要があるようです。結果は以下の通りでした。<男子シングル><女子シングル><ペア><アイスダンス>アイスダンスの村元&高橋(かなだいペア)が初優勝。リズムダンスのラテンを見て、この二人は社交ダンスのラテンやっても結構良いとこ行くよねと大将と話してました。高橋選手はラテンテイストが溢れ出てる感じですよね。村元選手も素晴らしいダンサーです。ペアの三浦&木原組(りくりゅうペア)は参加できなくて残念でした。北アメリカを襲っているクリスマス寒波の影響でしょうか、カナダからの飛行機が大幅に遅延した上、預けた荷物が紛失したとのことで欠場。二人の演技を日本でも見られると楽しみにしていた方も多かったと思います。私たちもストライキで飛行機が遅延して世界選手権に出られなかったことがありますが、同じ飛行機会社の別ルートでなんとか大会に間に合った名越組は荷物が紛失する被害に遭ってました。そういったトラブル、海外遠征では時々当たります。グランプリファイナルで不調だった女子シングルの坂本選手、今回はバッチリ決めてくれましたね。2位以下が大混戦だった男子シングルも昨日テレビのライブで見てましたが面白かったです。競技ダンスも、11月20日に開催されたバルカーカップの様子を、クリスマスに放送してました。多くの試合はYouTubeで見られますが、こんなふうにテレビで放送してくれると社交ダンスももっと裾野が広がるのではないかと思います。
2022/12/26
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伊豆の片田舎の武家に生まれた心優しい次男坊が、平家を倒し鎌倉幕府の執権となっていく物語です。脚本を務めたのは三谷幸喜。真田丸も面白かったですけど、今回も面白かったですね。全48話をビデオで撮り溜めて12月に入ってから一気に見たんですが、歴史のことをよく知らないせいで毎回誰か重要人物が死ぬのが衝撃的で、優しい青年だった北条義時(小栗旬)が日に日に極悪ゴッドファーザーのようになっていくのに驚かされていました。鎌倉幕府の創成期は、中国ドラマやトルコドラマのようにドロドロだったんですね。平家全盛の時代に源頼朝を担ぎ上げて源氏の世にしようと息巻いていた北条家の長男・北条宗時(片岡愛之助)が、登場して間も無く刺客によって命を奪われてしまったのでまず『えっ?もう?』と思いました。頼朝(大泉洋)が主人公だとばっかり思っていたら、物語の半ばで死んでしまうし。そのあとでしたね。やっと『鎌倉殿の13人』が登場したのは。タイトルにはなっていますが、この13人もどんどん数が減っていくので、最初から最後までずっと登場していた北条政子(小池栄子)の方がむしろ存在感は大きかったです。『頭を出しそうな芽を摘む』頼朝のやり口を伝承した北条義時は、昔から仲良しだった坂東武者の頭領たちを次々と謀反の疑いで倒していきます。頼朝の子孫たちも、自分の親でさえもその例外ではなく、源氏の時代というより北条の時代、義時の時代を切り開いていくんですね。義経(菅田将暉)をはじめとして、上総広常(佐藤浩市)、梶原景時(中村獅童)、畠山重忠(中川大志)、和田義盛(横田栄司)など、なんでこんな良い人が罠にはまって命を奪われなければならないのかと残念でなりませんでした。その中で、裏切りを重ねつつも最後まで生き残る三浦義村(山本耕史)は、相当先の読める頭のいい人だったのでしょう。印象深かったのは刺客として登場する善児(梶原善)です。淡々と仕事をこなす極悪人のようでいて、主人の命令には忠実に従い、最後には少し人情味をのぞかせました。この辺りも脚本のうまさ、そして演じる役者さんの力が発揮されてましたね。番外編で知ったんですが、女好きの頼朝が比奈のところへ夜這いに行くシーン、大泉洋が体調不良で、急遽、小栗旬が代役を演じていたんだそうです。役者さんは観察力が鋭いんでしょうね。まるで大泉洋の歩き方でした。ダンスでも、だれかの真似が上手な人はダンスが上手な人です。歌でもモノマネが上手な人は、そもそも歌が上手いですよね。各方面のバラエティ豊かないい役者さんが出演されていて、見応えがありました。それに歴史の勉強にもなりましたよ。この大河は、面白かったです。
2022/12/23
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競技ダンスではお馴染みのバルカーがスポンサーするテレビ番組『Dの旋律』。2022年12月14日は、石原正幸&石原蘭羅組が出演されました。ヴァイオリニスト古澤巖が奏でる名曲にのせて、日本の社交ダンス界のトッププロがダンスを披露する5分ほどの短い夜の番組です。曲は古澤巖作曲の『タンゴ・アモーレ』。ご興味ある方はこちらからどうぞ。前回のワルツはこちらです。
2022/12/19
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2022年12月8日から11日までイタリアのトリノでフィギアスケートのグランプリファイナルが開催されました。国際スケート連盟 (ISU) が主催するグランプリシリーズ6大会の成績上位選手が出場する決勝大会です。コロナ禍で2020年、2021年は中止でしたので、3年ぶりの大会。2022年のグランプリシリーズは以下の日程で開催されました。第1戦 10月21日〜23日/アメリカ合衆国・ノーウッド第2戦 10月28日〜30日/カナダ・ミシサガ第3戦 11月4日〜6日/フランス・アンジェ第4戦 11月11日〜13日/イギリス・シェフィールド第5戦 11月18日〜20日/日本・札幌第6戦 11月25日〜27日/フィンランド・エスポーファイナル 12月8日〜11日/イタリア・トリノ第5戦日本大会はNHK杯で、日曜日に総集編をテレビで見ました。NHK杯の結果は、男子シングルでは宇野昌磨が優勝、山本草太が準優勝、女子シングルでは坂本花織が準優勝、住吉りをんが3位、ペアでは三浦璃来&木原龍一(りくりゅうペア)が優勝という素晴らしい成績でした。一番興味のあるアイスダンス、高橋大輔&村元哉中(かな)組のリズムダンスはラテンだったんですが、二人ともラテンの雰囲気がすごく良く出せてていいなと思ったんです。結果はリズムダンス5位、フリー7位で総合6位でしたが、これからの成長がまだまだ楽しみです。グランプリ・ファイナルの結果は以下の通りです。<男子シングル>1位 宇野昌磨、2位 山本草太、3位 イリア・マリニン、4位 佐藤駿、5位 三浦佳生、6位 ダニエル・グラスル<女子シングル>1位 三原舞依、2位 イザボー・レヴィト、3位 ルナ・ヘンドリックス、4位 渡辺倫果、5位 坂本花織、6位 キム・イェリム男子は2014年から2016年まで羽生結弦が、2017年から2019年までネイサン・チェンがチャンピオンでした。女子は2018年に紀平梨花が優勝した以外はメドベージェワやザギトワ、コストルナヤといったロシア勢がチャンピオンでした。今年男女ともに日本人がグランプリファイナルを制したのは快挙ですね。<ペア>ペアの三浦璃来&木原龍一(りくりゅうペア)も優勝。<アイスダンス>アイスダンスも、いつかきっと日本優勝の日が来るに違いありません。ジュニアの結果は以下の通りでした。<ジュニア男子シングル><ジュニア女子シングル><ジュニアペア><ジュニアアイスダンス>将来が楽しみなジュニアがたくさんいますね。日本はフィギアスケート大国です。社交ダンスもそうなって欲しいです。グランプリファイナル2022の詳しい結果はこちらです。
2022/12/14
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ロサンゼルスのラ・ブレア地区が突然陥没し、多くの行方不明者を出す大惨事となります。崖っぷちを車で走行中だったハリス一家も、高校生の息子のジョシュと母親のイブが穴に落下し、娘のイジーだけが取り残されることに。大混乱の中、別居中だった元空軍パイロットの父親ギャビンに連絡をとり、家族の救出に奮闘します。映像技術は素晴らしくて、街に大きく開いた穴がリアルでした。ただのパニックドラマではなく、SFなんですよ。この穴は紀元前1万年に続くタイムトンネルになっています。陥没穴からは絶滅した鳥が飛び出してきたり、落ちた人々はサーベルタイガーやマンモスに遭遇します。陥没穴付近を発掘したら家族のアクセサリーが出てきたり、1万年前に書かれた手紙が出てきたり。いつでも誰でも行き来できるわけではなく、オーロラのような輝く雲が出現した時だけで、しかも行った先が1万年前とは限らないようです。さらにこれが初めての陥没ではないようで、シーズン1の10話ではまだ謎だらけでした。タイムトリップものなので歴史が変われば現在が変わることになって、バック・トゥ・ザ・フューチャーみたいな話ですが、お母さんがお父さんと恋に落ちなければ自分は消えるみたいな現象が起こります。ラ・ブレアの陥没穴は巨大なので、相当大勢の人が過去に来てるはずですが、意外と登場人物が少ないんですよ。父親のギャビンには幻覚のような形で地下の家族が見えて、みんなが生きていることを確信するんですが、どうも一部の科学者や捜索責任者はこの謎の現象について知っている様子でした。アメリカではこの秋からシーズン2の放送が始まるそうです。SFパニックならドームの方が面白かったかも。今後に期待です。
2022/11/29
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金スマ社交ダンス企画を見ました。放送されたのは、2022年9月11日に仙台市青葉体育館で開催されたダンススポーツ グランプリ in 仙台でした。メイン競技のグランプリスタンダードで優勝したのは、バルカーカップでも優勝だった小嶋みなと&盛田めぐみ組。浅田舞さんたちと一緒に練習していた大西組は準優勝でした。全日本選手権シニアⅠ ラテンは、2022年末の満年齢が34歳以上と29歳以上のJDSF登録選手が出場できて、来年のシニアⅠ ラテン世界選手権の出場を懸けて戦います。出場組数は12組と少なかったですが、なかなかの少数精鋭でしたね。浅田舞さんは『二人の挑戦は次が最後』と言っていました。この大会で優勝したのは8月の千葉県大会のA級戦で準優勝だった二刀流の石田組で、『今日初めて着るんですぅ。』といっていたピンクと黒のドレスで出場されてましたね。こういった大会に出場される選手は、みんなダンス上達のために日々全力で戦っている人たちなので、なかなか差は縮まらないです。浅田舞さんたちは前回熊本大会6位で、その時優勝だった押川&和田組が出場していなかった分、1つ繰り上がって今回は5位でした。上位メンバーは同じです。番組の半分くらいは妹の真央ちゃんとの関係とかメンタルな内容で、テクニック的に参考になったのはコネクションの手はなるべく動かさないという所くらいでしょうか。番組的にはもう目新しい内容がなくなってきて、この企画はそろそろ終わりかもしれませんが、だからといって浅田舞さんたちが日本代表へのチャレンジを諦める必要はないと思うんですよね。自費でやればいいだけですから。シニアIの後にはシニアIIもあります。さらにシニアIIIも。スタンダードに挑戦するという手もありますよね。背高いんだし。このグランプリの後に、埼玉県の試合で浅田舞さんたちが踊ってるの見たんですよ。イタリア留学と言っていたのに、もう帰ってきたのかなと思ってました。解説の先生方は劇的に変わったとべた褒めでしたが、わたし個人の感覚ではそれほど踊りが激変してるようには見えなかったですね。まだ上位の選手たちとはかなりの差があるように思えました。ダンス素人のうちの母はこんな風に言ってました。『テレビでダンスやってるの見たわよ。全員があなたに見えたわ。スペインまでわざわざ行かなくても、この試合に出ればよかったじゃないの。』競技ダンサーは化粧するとみんな似たような顔になるのは確かかもしれませんね。
2022/11/25
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ドームが消滅して1年の月日が流れ、チェスターズ・ミルで生き残った人々は前向きに人生を歩み始めていました。派遣されて来たセラピスト、クリスティンが人々の精神的苦痛を治療するために尽力しています。バービーは亡くなったジュリアを忘れるために軍に戻り、そこでエバという新しい恋人と出会いました。ジョーはカリフォルニア工科大学への進学を考え、恋人だったノリーとは別々の人生を送っています。これはアンダー・ザ・ドーム(シーズン2)に続く物語です。慰霊祭が行われることになって街に集まった人々の前に、意外な真実が突きつけられます。25年前に死んだはずのメラニーに導かれてバービーと共に洞窟に入った町の人々は、白く煙る世界を抜け地上に戻ったはずでした。そしてドームが消滅し、ジュリアやビッグ・ジムは死亡し、1年が過ぎ…。これら全ては数年前に隕石としてやってきた地球外生命体の侵略行為だったんです。映画マトリックスのような、NARUTOの無限月読のような話ですが、人々が見ていた町の復興は仮想現実でした。洞窟の中でまゆに取り込まれた人々はずっと夢を見ていて、まだドームは存在し、実際はドーム出現から3週間しか経っていません。死んだと思われたジュリアやビッグ・ジムは、みんなに遅れをとったためマユに取り込まれず、人々を発見してマユから救出します。しかし、ほとんどの人は精神を乗っ取られ、女王であるクリスティンの言いなりでした。未知との遭遇のような独特のメロディを口笛で拭くと『同胞のために』みんなが集まってきます。この辺がちょっとホラーでしたね。エイリアンは人体を乗っ取りつつ、ドームの外への侵略を目論んでいました。まだ正気だった理系青年ジョーを捕らえ、ドーム破壊のための装置を作らせます。エバはバービーとの間にできた子供を数日で産み、新女王も誕生。地球はこの先どうなるんでしょうかと言ったところでシーズン3は終わり、なんとこれで完結だそうです。 原作ではどうなっているのか気になって調べてみたところ、そもそもドームの正体から違うようで、スティーヴン・キングも了解済みとのこと。本を読めば別の話として2度楽しめるかもしれませんね。これまでのお話はこちらからどうぞ。アンダー・ザ・ドーム(シーズン1)アンダー・ザ・ドーム(シーズン2)
2022/11/10
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謎のドームに覆われた田舎町チェスターズ・ミル。町を牛耳るビック・ジムによって、よそ者バービーが無実の罪で絞首刑にされそうになっていた時のことです。強力な磁場が発生して金属類がドーム壁面に吸い寄せられ、家や車を破壊して行きました。たった一人残った町の正規の保安官リンダは、バービーを解放しようとして自動車に潰されて命を落とします。これはアンダー・ザ・ドーム(シーズン1)に続く物語です。ジュリアは湖で、見慣れない少女が溺れているのを発見します。ビッグ・ジムの義弟サムも救助に当たりました。彼女は記憶を失っていましたが、何と25年前に卵を守ろうとして命を落としたサムの恋人メラニーのようです。話がぶっ飛びすぎて、もう何でもありな感じ。高校の化学教師レベッカは、ドームの出現と深い関係がありそうなモナーク蝶が、畑に大量に卵を産んでいるのを発見します。卵が孵化すれば畑の作物は食い荒らされ、深刻な食糧問題が発生します。レベッカは残された食糧で人々があとどのくらい生き延びられるかを割り出し、ビッグ・ジムと相談して恐ろしい人口削減計画を編み出しました。ドームの核となる卵に触れることのできたティーンエイジャーの4人のうちの一人、アンジーが何者かに殺害される事件も起こります。血の手形のついた殺人現場のロッカーが、突然出現した深い地下通路の入り口になっていて、調査に出かけたバービーやサムが容疑者ライルと共に行方不明に。そこは、ドーム外に通じる入り口のようでした。ドームの外ではいくつかの新事実が発覚します。死んだはずのビッグ・ジムの元妻ポーリーンは生きていて、ライルと密かに手紙のやり取りをしていました。彼女は湖で救出されたメラニーの親友で、25年前の4つの手の一人であり、さらにこれまでに起こった様々なドームに関する事象を予言的な絵に描いていたんです。バービーの父親はアクタイオン・エネルギー社の社長で、政府から依頼を受けてドームを調査していました。ドーム内の誰よりも多くの情報を掴んでいる様子で、ハンターという名の元ハッカー社員を使って密かに内部と通信も行っています。ドーム内に戻る入り口も実は近くにありました。ドームはポーリーンが描いたとおり次々と人々に試練をもたらしていました。黒く変色して光を遮り、凍えるような暗闇になったり、血のような酸性雨を降らせたり、強風が渦巻いたり。そして突然圧縮を始め、メラニーは昏睡状態になります。押し潰される前に町の人々を外へ脱出させようとバービーが奮闘しますが、すでにその時、通路は閉ざされていました。相変わらずドームは謎のまま、重要そうに見えた人物が次々と死んでしまい、予想を超えた災難がこれまた次々と発生するので目が離せません。シーズン3で終わりらしいので、どう収束するのか楽しみです。
2022/11/06
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競技ダンスではお馴染みのバルカーがスポンサーするテレビ番組『Dの旋律』。2022年11月2日は、石原正幸&石原蘭羅組が出演されました。ヴァイオリニスト古澤巖が奏でる名曲にのせて、日本の社交ダンス界のトッププロがダンスを披露する5分ほどの短い夜の番組です。曲は古澤巖作曲の『愛(かな)しみのワルツ』。韓国ドラマのテーマ曲になりそうなこころ揺らすメロディで、素敵なワルツを見せてくれました。ご興味ある方はこちらからどうぞ。
2022/11/03
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ある日突然、街が丸ごと透明のドームに覆われ外界から遮断されるという事態が発生します。モダン・ホラーの巨匠スティーヴン・キング原作のミステリーをドラマ化した作品です。突飛な話ですが、ドームが発生した瞬間、たまたまそこに居合わせた牛が真っ二つになる映像は思いっきりホラーでしたね。透明なので飛行機やトラックも知らずに激突して、街のあちこちで大惨事となります。一体ドームの正体は何なのか、電波も音波も通さないのでテレビも見られずインターネットも使えず、ドーム越しにコミュニケーションがとれません。ドームはメイン州の田舎町チェスターズ・ミルをすっぽり覆う形で、地下までつながっているようでした。この日は街の外でイベントがあって、多くの警官や町長などが出払っていたんです。ドームに近づいて心臓のペースメーカーが破裂したり、ドームに向けて打った銃の弾が跳ね返ってきて命を落とすなど様々な悲劇が小さな街のあちこちで起こり死傷者が絶えません。伝染病が発症したり、水や食料や薬をめぐる争奪戦が起こったり。人手不足の中、婚約者と分断されてしまった保安官補リンダは孤軍奮闘します。元新聞記者のジュリアと、金の取り立てのために街をたまたま訪れていた元軍人のバービーは治安を回復させようと積極的に彼女を助けていました。ドームの外では軍が対策を講じ、ドーム破壊のためにミサイル攻撃を行うんです。中にいる人もろとも爆破するつもりでしょうか。街のラジオ局で軍の無線をたまたま傍受して、住民は地下シェルターに避難しますが、未知のドームに対して軍も打つ手がない様子でした。4人のティーンエイジャーがドームの意志を探るキーマンになります。アンジーと弟のジョー、アンジーに片思いのジュニア、そしてたまたま街を通りかかったノリー。彼らは取り憑かれたように『ピンクの星が降ってくる』と言い始めるんです。4人は森でドームの発生源と思われる卵を見つけます。町政委員のビック・ジムは警察署長や牧師と結託して裏で非合法な商売をしていました。ジュニアの父親なんですが、秘密を隠すために次々と罪のない人々を殺し、街を牛耳ろうとします。ジムを演じている役者さんは、ブレイキング・バッドでは麻薬取締官で正義の味方だったのでイメージがまるで違うんですね。ビック・ジムは、よそ者のバービーに自分の犯した殺人の罪を全て着せて公開処刑しようとします。大混乱のシーズン1(全13話)でしたが、思わず引き込まれますね。オススメです。
2022/11/02
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清の時代にタイムスリップし、雍正帝(第四皇子)との悲恋ののちに早世した宮廷女官・若曦が、現代で昏睡状態から目覚めます。張暁(ちょう しょう)は過去の記憶を残したまま、北京の博物館で開催されていた清代文物展で、展示された絵画の中に若曦として生きていた自分を見つけました。そして第四皇子と生き写しの男性と遭遇するんです。これは宮廷女官 若曦の続編となる物語です。第四皇子のそっくりさんは、大企業・震天グループの副会長、殷正(いん せい)でした。張暁は少しでも彼の近くに行きたくて、その会社に入社。しかし殷正は氷の男と呼ばれる無表情で冷徹な策略家。会長の奥さんの連れ子なんですが、実の父を死に追いやり会社をのっとったと思い込み、会長である育ての父への復讐を秘めていました。会長は第四皇子の父・康熙帝の生まれ変わりのようです。若曦をお茶係として可愛がってくれた皇帝同様、現代でも彼女のことを何かと気にかけてくれます。驚いたのは自分に生写しの藍蘭(らん らん)というグループ専属モデルとの出会いでした。藍蘭は殷正の恋人で、オーストラリアの良家で育ったようですが、背中に木蓮の刺青があり、何か暗い過去を抱えている様子。清の時代に第四皇子と覇権争いをした弟の第八皇子は、役者が変わっていましたが現代でも殷正の弟・康司瀚(こう しかん)として登場。ロンドン留学から帰国した優秀でハンサムな司瀚は、若曦ともそうであったように張暁と恋仲になります。そして震天グループの後継者候補として殷正の強力なライバルとなりました。雍正帝が身につけていた指輪をなぜか殷正が持っているんです。指輪には『君が僕の時代に戻れないのなら、僕が君の時代に入って君を捜し出す』と刻印されていました。若曦にプレゼントした木蓮のかんざしは会長が、そして木蓮のイヤリングは張暁と藍蘭がそれぞれ片方ずつ持っています。国宝級のお宝だと思うんですが、なんで持ってるんでしょうか。25年前に、全ての因縁をつなぐある事件があったんです。同じ役者さんが演じている第十皇子とか、若曦のお姉さんとか親友は、生まれ変わりが分かりやすいです。後半に向かって速いテンポで次々と事件が発生して、ありがちな現代ドラマの愛憎劇になってしまうのがちょっと残念な気がしました。最終回はアイデアがいくつもあったのか、終わりかと思ったら『夢でした』みたいな展開が繰り返された上、一番つまらない終わり方をします。これではさすがに第3弾はないだろうという感じ。全三十九話、涙涙の演技が毎回続きますが見てる方は全く泣けないドラマでした。
2022/10/20
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金スマで社交ダンスに挑戦している浅田舞さんが、イタリアへダンス留学する事にしたそうです。4月の熊本グランプリで全日本シニアIラテン選手権6位、9月の仙台グランプリで5位という成績だったので、これを打破するための思い切った作戦でしょうね。私たちも経験していますが、決勝には残れても上位の壁を崩すのは本当に難しいんです。先を走っている人も全力で走り続けていますので、その差がなかなか縮まらないんですね。特に上位3位以内の選手は強化選手としてJDSFが用意した特訓メニューに参加しています。外人コーチを招聘して教えてもらったり、海外遠征に合わせてキャンプに参加したり。シニアの選手は仕事とか家庭の都合でそこまでダンスにどっぷりな生活は難しいかもしれませんが、上位にいるのは頭を使って効率よく腕を磨いている選手がほとんどだと思います。短期間の海外留学でどの程度スキルがアップするか、センスを磨けるかは本人のポテンシャルとやる気度合いにかかっているでしょうね。気になったのは『リーダーも行くの?』というところ。社交ダンスは二人で作り上げるものなのでね。番組でお金出してくれるならいいですけど。イタリアというとキンタローたちも行っていたディアボロでしょうか。そのうちまた金スマで、グランプリ仙台やイタリア留学の様子が放映される事を期待しています。競技会情報はこちらから
2022/10/05
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タイムスリップ系の中国歴史ドラマです。宮廷の諍い女で描かれていた清の皇帝・雍正帝が即位する前、まだ他の皇子たちと権力争いをしている時代が舞台になっていました。面白いのは、主人公の若曦(ジャクギ)だけが皇子たちの未来を知っているというところです。どうして過去に行ってしまったのかと言ったカラクリはどうあれ、この設定はアウトランダーもそうでしたが興味をそそられます。康熙帝には息子がたくさんいて、何番目に生まれたかという番号で呼ばれていました。次期皇帝・雍正帝となるのは第四皇子。それを知っているのは若曦だけです。この段階での皇太子は、皇后の息子である第二皇子だったんですが、傲慢な性格で、後に皇帝の資質に欠けると言うことで追放され、皇太子不在の状態になります。若曦がタイムスリップして入れ替わったのは八賢王と名高い第八皇子の側室・若蘭(ジャクラン)の妹で、この第八皇子が第四皇子の最大のライバルとなっていました。ちょっと影のある第九、天真爛漫な第十、豪快な第十四は、皆んな第八皇子押しです。この第十四皇子を演じていたのは、楚喬伝で一番気に入っていた宇文ゲツ役のケニー・リンでした。主役の若曦を演じているのは女医明妃伝で女医やってたリウ・シーシー 。人気ドラマは役者がかぶってますね。宮廷に上がる前、しばらく姉の元で暮らしていた若曦は、交流のあった皇子たちと仲良しになって、第八皇子との間には恋が芽生えます。康熙帝の側室になると自由に会話も交わせなくなるので、皇子たちが手を尽くして、若曦は皇帝付きのお茶汲み女官となりました。お茶汲みといっても茶葉は心身の状態を整える医学的効果も期待されますので、かなり専門性の高い職業になります。第四皇子は即位後、ライバルだった兄弟たちを次々と粛清することを知っていた若曦は、彼を怒らせないように気を使っていました。これを第四皇子は勘違いして、若曦が自分に気があると思ってしまうんです。権力争いもさることながら、若曦の恋の行末も気がかりです。彼女が一番気心の知れた友人関係になるのは、風流な自由人だった第十三皇子で、この人は第四皇子の味方でした。最終的に彼女は現代に戻ることができるんです。若曦と言う女官が本当に存在したのか。ネットで検索しても分かりませんでした。気になって歴史博物館に足を運びます。古い絵画の中に、皇子たちに交じって茶を提供する自分の姿を見出し、若曦の存在を確認。さらに来場者の中に第四皇子にそっくりな男性を見つけるのでした。なんとも意味深な終わり方ですね。全35話、中国ドラマにしては短めです。
2022/09/15
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平穏な日常に飽きた上流階級の若様たちが、美しい奴婢たちを狼と共に狩場に放ち、弓で倒す狩りを行っていました。必死に逃げる女たちを狼が、そして無慈悲な矢が倒していきます。そんな絶体絶命の状況で、生き残った女奴婢はたった一人。彼女は記憶を無くしていていましたが、驚異的な身体能力を持っていました。中国、南北朝時代。日本で言ったら飛鳥時代より前になります。荊小六(けい・しょうろく)は宇文府(うぶんふ)で兄弟姉妹と再会しますが、奴婢の命が虫けら同様に扱われ、兄や姉が命を落とすのを見て密かに復讐を誓います。主人の宇文ゲツに夜伽の相手として選ばれた小六は、残された親族の身を案じて復讐を思いとどまり、この家に身を置くことにします。彼女の才能に目をつけた宇文ゲツは、床を共にすることもなく、星児と言う名前を与えて武芸を仕込むんです。宇文ゲツは諜紙天眼と呼ばれる皇帝直属の諜報機関を束ねるボスだったんですね。女スパイとしての様々な訓練を積むことになった美しい星児を見染めた男たちがいました。一人は魏(ぎ)の皇帝の息子の元嵩(げん・すう)、もう一人は宇文ゲツの親友の燕洵(えんじゅん)です。燕洵は隣国・燕北を治める定北侯(ていほくこう)の息子で、人質として子供の頃から皇帝の元、長安で大きくなっていました。元嵩の妹の淳(じゅん)は燕洵兄貴に首ったけ。結婚するならこの人と決めています。しかしそんな平和な時代は長く続きませんでした。同族ながら宇文懐(うぶん・かい)と言うとっても嫌な奴がいて、常に宇文ゲツを亡きものにして家を乗っとろうと狙っていました。裏で隣国の梁(りょう)と通じ、金を儲けて女色に溺れていた祖父の宇文席(うぶん・せき)と共に、星児の兄姉を死に追いやった真の敵です。彼らの陰謀で、皇帝は定北侯に謀反の意思があると誤解し、一族を皆殺しにするんです。燕洵は陥れられ逆賊とされてしまい、彼に味方した星児も朝敵となります。燕洵は死罪を逃れ、謹慎ののち淳と結婚することになりました。しかし一族を殺された恨みは深く、結婚式の日に同志と共に都を抜け出し、皇帝に対して謀反を起こします。星児も一小隊を任されますが、この軍勢がいわく付きで、長安脱出の為の捨て駒にされるんですね。怒った星児は単身取って返し、先頭に立って戦う様はさながらドラクロワの民衆を導く自由の女神のようでした。一方、宇文ゲツは立場上魏のために戦うことになります。これまでクールを装って口に出したことはありませんでしたが星児のことが好きでたまらないんです。密かに苦戦する彼女を救いに敵ながら単身前線に赴いたりしてピンチを何度も救い、しかも仲間や星児に悟られないようにその場を後にしていました。星児のせいで結婚を棒にふった淳の逆恨みはすごかったです。燕洵も星児のことを深く愛していたので、戦局より彼女の命を優先して兵たちから不満をかったり。燕北軍の中にも、星児の存在を疎ましく思うものがいました。誰にもなびかない星児の姿勢がかっこいいです。魏だけでなく梁の王子にも愛されてましたけどガン無視。星児の本名は楚喬(そ・きょう)と言うんですが、次第に明かされる生い立ちと本当の強さは必見です。宇文ゲツと燕洵のどっちを選ぶのか、戦況はどうなるのか、隠された能力に目覚めていつ本領発揮するのか、最後の最後までドラマの結末が見えてきませんでした。個人的には宇文ゲツが好みですね。いい男はゾロゾロ出てきますけどダントツでした。星児のことをなんとも思ってないフリが下手なのもいい。全58話、オススメです。
2022/08/22
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金スマ社交ダンス企画を見ました。暑さのあまり早起きしてしまったので、先週見逃した金スマを無料配信のTVerで見たんです。放送されたのは、2022年4月10日に大津町総合体育館で開催されたダンススポーツ グランプリ in 熊本でした。この大会のメイン競技のグランプリスタンダードは42組参加で優勝は小嶋・盛田組です。そして去年グランプリ北海道で6位に入賞した浅田舞さんたちが、さらに上を目指して出場した3度目のシニア I ラテン全日本選手権でした。妹の浅田真央さんが出演されて、お姉さんの社交ダンスへの転身を喜んでいるようでした。ご両親も社交ダンスをされていたそうで、その影響で真央さんも子供の頃踊っていたとのこと。金スマ社交ダンス企画も会を重ねるごとに内容が充実してきているように感じますが、いかがでしょうか。日本のトップ選手を巻き込んでのレッスンが、視聴者社交ダンサーにもタメになるんですよ。藤井選手のアドバイスは、男性のリードに関してでした。社交ダンス始めて1年半くらいの人に随分ハイレベルな要求だと思いますが、上を目指すなら身につけたほうがいいでしょうね。ポイントは手を握らないこと、そしてアイコンタクトすることでした。大西選手のアドバイスはアームの使い方でしたね。指の先まで使い切る、これも勉強になります。さらに菅原選手はパソドブレのウォークと、アームとボディで作る空間についてでした。いろいろ頑張って練習されて、よくなった点も少なからず見えていましたが、残念ながら結果は前回と変わらず6位。他の選手もみんな必死に練習してますから、なかなか差は埋まらないんです。時を経るごとに、より若い新規参入の選手も増えてきますしね。シニア I 日本代表は、自分たちも10年くらい同じように挑戦し続けてきましたからよくわかります。二人の挑戦は最後というのはどういう意味でしょうかね。年2回しかありませんから、次の試合が今年最後になります。次のシニア I ラテン世界選手権代表選考戦は2022年9月11日の仙台グランプリです。チャレンジしてみたい方は、こちらのシラバスをご覧くださいね。締め切りは明日です。番組を見逃した方、もう一度見たい方は、次回の放送までならTVerなどで無料で視聴できますので検索してみてください。今日も楽しくダンス練習したいです
2022/08/09
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堕天使ルシファーが地獄に飽きてロサンゼルスにやってきました。『バケーション』と言っていますが、帰る気はないようす。久々に中国ドラマを離れ、アメリカのファンタジー・サスペンス・ドラマを見ました。ルシファー・モーニングスターは地獄の王という仕事を放り出し5年前に地上にやってきました。LUXという名の高級クラブのオーナーとなって美女を侍らせ、悪魔的な魅力で地上生活を楽しんでいます。お供として地獄からついてきた魔物メイズはバーテンダーとして仕えていました。ある日、知り合いの歌手が目の前で殺され、事件の捜査にやってきた美人刑事クロエと知り合います。ルシファーは一応天使なので神から与えられた特殊能力があるんです。まず不死身です。銃で何発打たれても死にません。そして彼の黒い大きな瞳は、人の心の奥底に秘めた欲望を炙り出すことができました。女性はみんなすぐに彼の虜になってしまいますが、なぜかクロエにだけはその力が効きません。それどころか、彼女がそばにいるときは不死身のはずなのに怪我してしまうことが判明。これまで全く無縁だった怪我の痛みや死をもたらすクロエの存在に興味を持ったルシファー。能力を活かしてロス市警のコンサルタントとなり、一緒に事件を解決することになりました。ルシファーが地獄を抜け出したことでトバッチリを受けた兄弟の天使アメナディエルが、父親(神)の命により地上に遣わされ、ルシファーを地獄に戻す画策をします。全く似ても似つかない兄貴なんですが、時間を止める能力を持っていて敵にすると怖い存在です。メイズを抱き込んだり、死んで地獄に落ちた汚職警官を復活させて手伝わせたり。基本的には1話ごとに起こる事件を解決していく刑事物なんですが、そこに神やら悪魔やらが絡んできてファンタジーのテイストも楽しめます。シーズン1は13話で、なかなか面白い展開でした。ルシファーを演じるイギリス人トム・エリスの魅力が全開です。面白いドラマはこれ!
2022/08/03
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男尊女卑で女性が医師になれなかった中国・明の時代、後世の中国医学に大きな影響を与えた女医が誕生しました。彼女の名は談允賢(だん・いんけん)。中国四大女医(漢代の義妁、晋代の鮑姑、宋代の張小娘子)のひとりに数えられています。ご紹介するのは彼女をモデルとして描かれた、波瀾万丈な人生ドラマです。允賢(いんけん)は代々続く医者の家系に生まれました。皇帝の大医も務めた祖父でしたが、宮廷の跡目争いに巻き込まれ罠にハマって逆賊とされてしまいます。亡き皇帝の計らいで杭(こう)と名字を変え、医者であった過去を隠し父親は軍職に就いていました。しかし幼い頃から聡明だった允賢は、死んだ兄との約束もあり、医者を目指して密かに祖母から学んでいました。17歳になった允賢は、ある日、大怪我を負った一人の男を助けます。これが身分を隠した皇帝の弟・祁鈺(きぎょく)だったんですね。美しい命の恩人の允賢に一目惚れするんですよ。さらに面倒なことに、暴れん坊将軍みたいな兄の皇帝も身分を隠して外出中に允賢に出会って好意を持ってしまうんです。三角関係ですけど、兄貴の方はすでに妃がいてちょっと複雑なんですね。単なる恋愛モノではなく、メインは允賢の医師としての大成物語なので飽きませんでした。皇帝兄弟に見染められた美人ですから、周囲の女性からの風当たりはキツくて何度も殺されそうになるんです。無実の罪で牢屋に入れられた時も、死にそうな囚人たちを献身的に助けたり、疫病が流行った時も率先して終息に努めたりと大活躍。町の人たちから観音菩薩と慕われるようになります。女性医師は一人だけなので、同僚の男性医師からの妨害もあったりするんですが、中には彼女の才能や医師としての人徳を高く評価してくれる人もいました。軍医としてオイラト(モンゴル)と戦って捕虜となった時も、敵味方の隔てなく病気や怪我の手当てに奮闘し、オイラトの長に見染められてますます人間関係が面倒な感じになります。どんな状況下にあっても彼女の医術を学ぼうとする姿勢だけは変わりませんでした。鳥の糞やゴキブリまで薬として活用する知恵を身分の低い医女から学んだり、オイラトの牛や馬を使った治療法を教わったり。身につけた全ての知識をまとめた本『女医雑言』は、人々に広まり後世の中国医学に大きな影響を与えたと言われています。全50話、なかなか成就しない恋の行方も気になりつつ楽しみました。オススメです。
2022/07/26
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7月15日から10日間に渡ってオレゴンで開催されていた世界陸上が幕を閉じました。通常は奇数年に開催されるらしいのですが、コロナで去年オリンピックがあったため今年は偶数年だけど開催されたんでしょうか。どの競技も超人的な選手ばかり、テレビで見始めると捕まりますね。皆さんはご覧になりましたか?やり投げ女子の決勝を見ていたんですが、知り合いでやってる人がいないので『やり投げを始めるきっかけってなんだろうね。多分、私は一生やりを投げるチャンスはないだろうな。』とか、北口選手が日本人史上初の銅メダルの快挙という瞬間も『北海道出身なんだね。63m先のクマにも命中ってことだよ。』なんていうコメントしか出てこない我々。北口選手は子供の頃から水泳やバドミントンでも日本代表レベルの活躍をされていたようです。スポーツ万能なんですね。ここに出場されてる人はみんなそうなのかも。大会序盤ではサニブラウン・ハキーム選手が男子100メートル予選で9秒台をマークして決勝進出。日本勢90年ぶりの快挙だそうです。女子100mではジャマイカの123が話題になりました。優勝したフレイザー プライスの髪型がかっこよすぎです。美容師さんやってる一児の母だそうで、競技ごとに髪色を変えて出場されてましたね。女子陸上界を牽引してきたアリソン・フェニックスのラストランも盛り上がりました。混合リレーの銅メダルで最後かと思ったら、女子1600mリレーの予選で復活。決勝は走りませんでしたがアメリカが優勝しました。どうしてもレジェンドの引退を金メダルで飾りたかったんでしょう。男子20キロ競歩で山西利和選手が金メダル、池田向希選手が銀メダル。35キロ競歩では川野将虎選手が1秒差で銀メダルというのは本当に惜しかったですが素晴らしい成績でした。オリンピックでも好成績で日本は競歩が強い国ですけど、若手の層も厚く、これからも期待できそうです。1600mリレー男子は日本新記録の2分59秒51で4位、あともう一息で表彰台でした。佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフの4人、実のところ全然知らない若い選手ばっかりなんですが、世界大会18年ぶりの入賞とのこと。おめでとうございます!!人間の生まれ持った身体能力を限界まで伸ばした人たちが集まる場所なので、競技風景も神々しさを感じましたよ。結果はこちらのサイトで詳しくご覧になれます。動画も掲載されていますので、見逃した方、感動をもう一度味わいたい方は是非どうぞ。いつも楽しくダンス練習したいです
2022/07/25
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18世紀はじめの中国、皇帝の座を争った兄弟を全て廃し、清王朝の第五代皇帝となった雍正帝(ようせいてい)時代のドラマです。日本の大奥、トルコのハーレムみたいな後宮がここにもあって、熾烈な派閥争いが勃発していました。秀女選抜をパスした両家の子女がほとんどで、時には皇帝が見染めた官女とかもいますが、後宮の中でも家柄や親の身分が相当影響します。これは持ち前の美貌と知性で側室から皇太后にまで上り詰めた女性の物語です。主人公の甄嬛(しんけん)は、宮廷に入った当初、ドロドロの人間関係に巻き込まれたくなくて病気を装い皇帝と会うのを避けていました。しかし皇帝が最も愛した故・純元皇后に容姿が似ていて、詩書に通じ、頭の回転が速く話術にも長けていたので皇帝のお気に入りになるのも時間の問題でした。しかもダンスの名手です。この時すでに皇帝の寵愛を一身に受けていた後宮の最大派閥・華妃に早速目をつけられます。兄が清軍を率いる将軍であったため、皇帝も気を使って無碍にはできないことをいいことに幅を利かせていたんです。この人に目をつけられると大変で、あの手この手で陥れられそうになるんですね。彼女のせいで命を落としたり身分を剥奪されたり流産させられたりした可哀想な女性の多かったこと。そこに一矢を報いたのが甄嬛でした。しかし敵は華妃だけではありません。純元皇后亡き後、妹が皇后の座についていたんですが、この人もかなり陰湿な手口で頭角を表す側室を排除していきます。自分の派閥に引き入れた側室たちを道具として使い、実子がいないので後ろ盾となっている第三皇子を跡継ぎにして皇太后になろうとしていました。後宮には若く美しい女性ばかりですから、いろんな恋が芽生えます。甄嬛の親友の眉荘さんは医者の温実初が好きになってしまうし、甄嬛も皇帝の十七番目の弟・果郡王と両想いに。一番偉いのは皇后なんですが、その下に貴妃→妃→貴人→常在→答応→宮女と言った順列があって、これは皇帝が決めるんですね。身分が上の方になってくると何かしでかしても謹慎ですみますが、答応や宮女レベルだと皇帝以外の男に見染められただけで死罪とかになるんです。恐ろしいでしょ。こっちがなんとも思ってなくてもですよ。全部で76話もあるので、その間に主人公もかなり浮き沈みがあります。皇帝も冷酷ですが側室たちもしたたかでした。パワハラにほとんど泣き寝入りの状況ですが、転んでもただでは起きない女性たちの生き方に共感する視聴者は多かったと思います。衣装や装飾品が高級そうで美しいです。花が明らかに造花っぽいのが残念でした。『宮廷の諍い女』(きゅうていの いさかいめ)は、2011年から翌年春にかけて放送された中国ドラマです。1ヶ月ほど毎晩見てました。おすすめです。
2022/07/07
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琅琊榜(ろうやぼう)とは、情報組織・瑯琊閣から毎年発表される様々なランキングのことです。十大達人、十大美人などがあって、江左盟の宗主である梅長蘇(ばいちょうそ)は「天下十大公子榜」の1位にランキングされていました。抜群の頭脳を誇る策士で、諸葛孔明をもしのぐと歌われた麒麟の才子です。梁の都では皇太子と第5皇子・誉王(よおう)との後継者争いが激化していました。琅琊閣から『麒麟の才子を得た者が天下を得る』という情報を手にいれた二人は、梅長蘇を味方にしようと躍起になります。一方、梅長蘇は蘇哲(そてつ)という偽名で都に潜入していました。病弱で武芸は全くできないんですが、後継者争いを手玉に取り、これまで全く候補に上がっていなかった第7皇子・靖王(せいおう)を後継者の座に就けるべく動き出します。懐疑心の強い皇帝の心を巧みに操る悪臣がいて、12年前、林家率いる7万の赤焔軍を謀反の罪で壊滅させ、当時皇太子だった長兄・祁王(きおう)を毒殺に追い込んだ赤焔事案という事件がありました。梅長蘇は赤焔軍の生き残り、林殊(りんしゅ)だったんです。火寒の毒の影響で容姿が一変したことで殆どの人は気付かないんですが、元許嫁の雲南郡主・穆霓凰(ぼく・げいおう)は分かるんですね。大体女性の方がそういった感は鋭いようで、皇帝の母親とか靖王の母親なんかもすぐに見抜いてました。親友だった靖王は鈍くて、なぜこの天下一の策士が自分を助けてくれるのか最後まで分からないんですよ。武芸のできない梅長蘇を着かず離れず身辺警護する飛流(ひりゅう)が、蒼穹の剣で主役を務めたウー・レイ(当時16歳)だったので見始めたんです。2015年中国版エミー賞10冠獲得は伊達じゃないです。全54話で大河ドラマ並みに長いですが、飽きさせません。これまでいくつか見てきた中国ドラマの中で、最高の知能戦で終わり方も美しく素晴らしい作品だと思いました。おススメです。
2022/06/05
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賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。予選を制した上位5チームは以下の通りでした。1位 K fam:682点2位 KUROKO:677点3位 アバンギャルディ:666点4位 青春応援団 我無沙羅:656点5位 Sota & Anri:648点ちなみに6位で惜しくも決勝を逃した九州男児 FabulousSistersは、5位との差が僅か2点、7位のパワーパフボーイズは3点差でした。危なかったけど、社交ダンス界のホープSota & Anri組がファイナルに進めたので大喜びです。決勝は審査員7名が優勝だと思う1組に投票するというパターンでした。パフォーマンス順は予選の点数が低い方からです。01 Sota & Anri 柊キライ『ラブカ?(feat.Ado)』予選はジャイブで、決勝ではチャチャを見せてくれました。安里さんの衣装が曲調に合わせたユニークなデザインで素敵でしたね。2人ともいい表情で踊ってました。社交ダンスファンも増えるかも!02 青春応援団 我無沙羅 安全地帯『田園』予選の時は初めて見たスタイルだったせいか感動的でした。決勝ではあまりインパクトを感じなかったんです。扇子や太鼓を使ったりして工夫はされてましたが、濃いソースに慣れてしまったと言った感じでしょうか。03 アバンギャルディ 郷ひろみ『2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン』こちらも予選の時に見たホラーアニメのような痙攣する顔に免疫ができて、あまり胸に刺さってきませんでした。どれだけ練習したんだろうという驚異的なシンクロから、背景にあるリハーサルの厚みは伝わってきました。04 KUROKO サンボマスター『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』このデジタルな時代にアナログでこれだけ見せるというのは驚きです。演じているのは1人、周りでモノを動かす黒子が4人という小さなユニットなんですが、作り出される魔法のような世界観がオリジナリティに溢れていました。予選では『引越し』、決勝では『サラリーマン』というテーマで、作品としてのまとまりに優れ感動的です。05 K fam 高木正勝『胸の剣』皆さん素晴らしいダンサーで表現する内容も質が高いです。ただインパクトという点では決勝のダンスより予選の方が大きかったので、逆の順番で演じていたらこちらが優勝だったかもしれないという気がしました。優勝は5票を獲得したKUROKOでした。残りの2票を獲得したのは予選で1位だったK fam。番組の最高視聴率が他局を圧倒する12.2%だったそうで、日テレさんのこの企画はまた次がありそうな気配ですね。我こそはという社交ダンサーの皆さんの参加が期待されます。競技会情報はこちらから
2022/05/19
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賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。関東大会の様子は、2022年3月19日に日テレで放送されました。そして今日、ついに迎えた決勝大会。プロ・アマ不問、ジャンル不問のバトルで、パフォーマンスの持ち時間は1分30秒。ジャッジは特別審査員としてYOSHIKIを迎え、KENZOほか、TAKAHIRO、倖田來未、仲宗根梨乃、SKY-HI、kazuki(s**t kingz)の7名、1人100点満点の合計点で上位5組が決勝に進みます。900組を超える応募者の中から選ばれた16組が決勝をライブで競いました。出場順はくじ引きで以下の順番で1stラウンドが始まりました。01 三重高校ダンス部 SERIOUS FLAVOR PENGUIN RESEARCH『嘘まみれの街で』02 九州男児 FabulousSisters ONE OK ROCK『The Beginning』熱量の高い圧巻のパフォーマンスでしたね。2番目ですでにYOSHIKIが100点出してました。03 筋肉定食 SEAMO『ルパン・ザ・ファイヤー』04 KoRocK Ado『踊(Bon-Odo Remix)』05 ⻘春応援団 我無沙羅 サンボマスター『できっこないを やらなくちゃ』ダンスというより応援なんですが、物凄く心に響きました。06 avecrew 山口百恵『プレイバックPart2』07 FULL BABE King Gnu『どろん』08 源元(GENGEN) 宇多田ヒカル『PINK BLOOD』指で踊るフィンガータットというジャンル。手だけでこんなに豊かに表現できるのかと感心しました。09 ハッピージャパン Whiteberry『夏祭り』10 Ringo Winbee Perfume『FLASH』ポッピングダンスというのも知りませんでした。ジャッジのコメントでマイケル・ジャクソンの名前が挙がっていましたが、なめらかでパンチがあって可愛くて、即興とは思えないパフォーマンスでした。11 K fam 鷲巣詩郎『Die die die die!!』K famは京都のダンスチームらしいんですが、インパクトが強烈で息を呑むパフォーマンスでした、予選ダントツ1位のチームです。12 パワーパフボーイズ mihimaru GT『気分上々↑↑』著名な振付師3人によるめちゃめちゃ明るいダンスでした。個人的にはこれが一番楽しめたかな。13 アバンギャルディ 大黒摩季『あなただけ見つめてる』バブリーダンスの振付師さんが担当されたそうなんですが、ダンサーたちの目を見開いた顔で痙攣する仕草がホラーなアニメみたいで印象深かったです。14 KUROKO banvox『Watch me』KUROKOは関東大会でもすごかったですが、今回も見せてくれましたね。15 Chibi Unity ちゃんみな『ハレンチ』16 Sota & Anri Aimer『残響散歌』社交ダンス界代表の藤井組は最後のパフォーマンスでした。これまでのダンサーたちの汗やら何やらでフロアコンディションが最悪だったのか、安里ちゃん滑ってましたね。倖田來未さんに安里ちゃんの表情が硬いとか指摘されてましたが、あれだけ滑ると顔もこわばるだろうなと思いました。それでも決勝に残れたのはさすがです。長くなりそうなので、ファイナルの様子はまた後ほど。競技会情報はこちらから
2022/05/18
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闘気大陸に再び闇が迫りつつありました。闘帝が五大家族を率いて封印した魂殿が、千年の時を経て再び力を盛り返し大陸の平和を脅かし始めます。この世を暗黒に導く魂殿(こんでん)とその配下の血宗が、人々を血の契約によって操り、世界を統治しようとしていました。闘帝の意志を継ぐ英雄の登場が待たれます。五大家族は、蕭家(しょうけ)、納蘭家(のうらんけ)、古族(こぞく)、雲嵐宗(うんらんしゅう)、星隕閣(せいいんかく)の五つです。蕭家の長男・蕭炎(しょうえん)は9歳にして才能を開花させた天才武芸者で、納蘭家の長女・納蘭嫣然(のうらんえんぜん)が許嫁でした。魂殿討伐のために五大家族が遠征しますが失敗し、無実の罪を着せられた蕭炎の母親は自害してしまいます。これをきっかけに蕭炎は闘気を失い、同居している古族の義妹・蕭薫児(しょうくんじ)にも劣るようになっていきました。武芸者としての道を絶たれ、婚約も破談になってどん底です。ある日、母が残してくれた指輪で異世界に飛べる事に気付きます。そこには母が殺したとされる星隕閣の主で、母の師匠だった薬塵(やくじん)が匿われていて、蕭炎を弟子として導いてくれる事になります。蕭炎が闘気を失っていたのは、薬塵がそれを糧に指輪の中で生きていたからだったんです。修行の成果で、武芸の名門である迦南(かなん)学院に入学。同世代の仲間と切磋琢磨しつつ頭角を表して行きました。薬塵は天下一の煉丹師で、異火と呼ばれる手から練り出す火によって薬を作る名人です。蕭炎もそれを学び、煉丹師の大会で優勝するほど腕を磨いていました。しかし魂殿は皇族や五大家族、迦南学院の長老達まで巻き込んで勢力範囲を拡大しつつあり、抵抗するものは次々と魂殿の祭壇で鎖に繋がれて行きます。蕭炎は母の仇を打てるのか、そして闘気大陸の平和は守れるのか。壮大な歴史ファンタジーで、全45話、見応え満点でした。青雲志、将夜、天醒の路と似た様な中国歴史ファンタジーなんですが、どれも甲乙つけがたい素晴らしい出来です。 RPGの様なストーリー展開で、アイテムや協力者、使える技を増やしながら次第に強大な敵に挑んでいきます。四字熟語みたいな技の名前を叫びながら相手に向かって放つんですが、ダメージ受けると必ず口から血を吐くというのが一辺倒で笑えます。主役の呉磊(ウー・レイ)がかっこいいですよ。
2022/05/10
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中国の歴史冒険ファンタジーをここしばらく毎晩見ています。『将夜 戦乱の帝国』で主演を務めたチェン・フェイユーが、なぜ第2期に降板したのかと思っていたんですが、こちらのドラマのオファーがあったからだったんでしょうかね。乱世に天醒者として生まれながら、不遇な幼少期を経て最弱から最強へと成長していく英雄の物語です。全48話のドラマ、まず六魄(ろっぱく)の説明から始まりました。衝魄は視覚、鳴魄は聴覚、枢魄は嗅覚に超人的な能力を発揮します。気魄は疾駆の力、力魄は屈強な力、精魄は心を操る力を持つ者で、厳しい修行を通じて六つのうち一つか二つを極めるのも大変です。主人公の路平は生まれつき6つの魄力を極めた天醒者でした。しかし幼くして悪の軍団・山海楼に捕らえられ、魄力を持つ兵士を量産する実験台として血液を搾取され続けていました。盗聖に助けられて山海楼を逃げ出しますが、雪の中、一緒に逃げた妹分の蘇唐と共に行き倒れになっているところを摘風堂の郭有道に拾われました。弱小門派・摘風堂の師匠である郭有道は、守銭奴で大酒飲み。路平は6本の銷魄鎖で魄力を封じられていて何をやらせてもダメダメだったんですが、力魄を極めた蘇唐に守られつつ、この鎖を切る方法を模索し、密かに力を取り戻しつつありました。一番弟子である西凡は生真面目な性格で鳴魄の使い手です。みんなからは大師兄と慕われていて、弱いくせに怠け者の路平とはいつもぶつかっていました。天下一の刺客を目指す莫林は医術に名高い一族の出身で、枢魄を持っています。蘇唐のことが大好きですが全く相手にされません。路平、蘇唐、西凡、莫林の四人が摘風堂を代表して朔(さく)国の新人発掘競技会である点魄大会に出場することになります。大会には朔国将軍の妹である秦桑も出場していました。勝気なお嬢様なんですが、従兄弟から『桑桑』なんて幼名で呼ばれていて、『将夜 戦乱の帝国』をここでも思い出して苦笑い。衝魄の使い手で、後に路平と恋仲になります。もうひとり、後々重要な人物となるのが秦桑の侍女の子嫣です。気魄が使えて秦桑とは恋のライバルになるんですが、か弱そうに見えてしたたかな出世欲を持ち合わせています。摘風堂がライバル視しているのは北斗閣で、七星と言われた最強の武芸者を輩出しています。時代背景としては澹(たん)と朔(さく)の国取り合戦なんですが、そこに北斗閣と山海楼が絡み、ドロドロの人間関係の中、紹介した六人が活躍する展開になっていました。魄力を使うとき目の色が変わるんですよ。種類によって赤だったり青だったり緑だったり。山海楼のワルたちがキャラが立ってて好きでしたね。ファンタジーアニメの実写版を見ているようでした。もちろんチェン・フェイユーも大好き。
2022/04/20
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唐の林将軍府のただ一人の生き残り寧缺(ねい・けつ)は、ついに最強の仇であった夏侯を討ちました。しかし寧缺を援護するためにパワーを使い果たした桑桑(そうそう)は、寒疾(かんしつ)と言う病が悪化し日を追うごとに衰弱していきます。桑桑を救うため、書院の主・夫子の勧めで岐山(きさん)大師を訪ねる長い旅に出ました。これは将夜 戦乱の帝国の続編、全43話の物語です。林将軍府が襲撃された理由は永夜を阻止するためでした。唯一の生き残りだった寧缺は、冥王の子ではないかと疑われています。しかし岐山大師を訪ねて明らかになったのは、冥王の子は寧缺ではなく桑桑だという事実。なんとしても彼女を守りたい寧缺が、苦しい逃避行を続けます。ついに夫子が登場しますが相討ちとなり、天に昇って月になります。この物語の世界には、これまで月がなかったんですよ。桑桑は天に登って自分の分身である天女と出会います。どうも昊天と冥王、つまり光と影は一体のようです。一方、地上では病で急逸した唐の国王の後継を巡って混乱が生じていました。唐の守護者だった夫子の死と皇族のゴタゴタに乗じて近隣諸国の燕(えん)、西陵(せいりょう)が攻め込んできます。書院の兄弟子・姉弟子たちが必死に阻止し、寧缺が驚神陣を修復し都を強敵から守るための時間稼ぎをしてくれるんです。寧缺を演じたチェン・フェイユーが降板してワン・ホーディーになっただけでなく、皇族全部配役が変わってしばらくは誰が誰やらと言う感じでした。主人公が変わると別のドラマみたいですね。中国で最も美しい顔を持つとされるヤン・チャオユエが天女役で、桑桑とは一心同体のようなんですが、性格も容姿もあまりにも似てないのでこれも違和感があります。いろんな要素が未解決のまま、どう展開するのか、まさかこのまま終わるのか、最終話が近づくにつれ不安になってきます。天下三痴と呼ばれる花痴・書痴・道痴も、書痴以外は配役が変わりました。桑桑と寧缺の強い絆を知りながら寧缺に想いを寄せる書痴の、献身的な愛情表現がせつないです。道痴・葉紅魚も会うたびに寧缺を殺すと言いながら窮地を救ってました。隆慶にふられた花痴は、『花がいつか枯れるように、愛もいつか終わるもの』と割り切っていて、よりを戻しにやってきた隆慶を追い払うんですね。ドライフラワーですよ。どうも最後は桑桑が戻ってきたようなんですが、すっきりしない終わり方でした。千年に一度訪れるという永夜はどうなったの...。続きがあるのかどうかも謎です。個人的には前の寧缺(チェン・フェイユー)の方が好きだったかな。
2022/03/27
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あのモンスターボックスが帰ってきた!4年ぶりに復活のスポーツマンNo.1決定戦。今回は記念すべき50回大会とのこと。昨日、TBSで4時間の特別番組を見ました。電力需給ひっ迫警報が発令されてるのに4時間もテレビ見てていいのかと、ちょっと引け目を感じましたが面白かったです。跳び箱の高さを公衆電話BOXと比較していた映像が懐かしいですね。ほぼ毎回欠かさず見ていたこの番組、1995年スタートだそうです。番組の顔だったケイン・コスギさん、池谷直樹さんらはもう40代後半になっています。総合優勝3回の佐野岳さんや、今回優勝しなければ引退すると宣言している森渉さんなど懐かしい顔に加えて、仮面ライダーやウルトラマンなどの若手ヒーローも初登場。現役アスリートやTikToker、芸能界からも身体能力の高いスポダン総勢16名が参戦して競います。出場選手:ケイン・コスギ、池谷直樹、佐野 岳、森 渉、コージ・トクダ、大倉士門、平田雄也、菅原 健、武知海青、浦川翔平、佐藤嘉人、駒木根葵汰、塩﨑太智、富樫慧士、平原颯馬、小宮璃央総合司会は観月ありささん、ゲストは全て女性タレントで浅田舞さんも来られてましたよ。種目は全部で6つ。1 モンスターボックス:跳び箱、何段まで跳べるかの跳躍系競技。2 クレイジーキャッスル:3.8mの反り立つ壁、7mのフェンス、4.5mのロープ、すべてを上り切って頂上のフラッグを奪取するスピード競技。3 ヘビープレス:最大150キロまで徐々に増していく重りをいつまで持ち堪えられるかの持久戦パワー競技。4 ハードジャンパー:1秒に1回、約40センチのバーを縄跳びのように跳び続けるスタミナ競技。5 パワーウォール:透明な壁を押し合うパワー競技。これまでの成績でトップ8名のみが参加できる。6 ショットガンタッチ:10mの高さから落下するボールにタッチするスピード競技。これまでの成績でトップ3名のみが参加できて、トップとの点数差に応じた距離が加算される。それぞれの競技での優勝者を当てるクイズが出題されていて、視聴者プレゼントもいくつか用意されてました。競技ダンスでもそうですが、予選、決勝と勝ち進んで行った時に、筋肉疲労にどう対処していくかを知っていることが重要だなと思いました。このスポダンやサスケなどの体力勝負を見ていると、どんなに鍛えても、気力が強くても、年齢に伴う身体の衰えには抗えないことを思い知らされます。それと、競技のたびにシャツ脱いで、皆さん引き締まった身体を披露されてましたが、毎回脱がなくてもいいような気はしました。
2022/03/23
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賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。その決勝大会に進出する3組が決定する関東大会の様子が、2022年3月19日に日テレで放送されました。応募資格は2007年4月1日以降に生まれた人で、チームは1人から20人まで。プロ・アマ不問、ジャンル不問のバトルで、1分半の邦楽(洋楽は不可)でのパフォーマンス動画の予備審査が行われ、応募総数967チームの中から関東圏在住の9組がテレビ出演しました。審査基準は『どれだけ観客を楽しませられるか』ワールド・オブ・ダンスでナビゲーターを務めていたKENZOほか、TAKAHIRO、kazuki (s**t kingz)、仲宗根梨乃の4名がジャッジです。1組目はタレントの滝沢カレンを擁するダンスチーム『123456789(ひとつ)』。金スマ社交ダンスにも登場していた元乃木坂46の市來玲奈アナや、モーニング娘の鞘師里保も参加していました。振付師avecooが手掛けるダンスチーム『avecrew』のテーマはトラです。プロダンサーたちのかっこいいパフォーマンスでしたね。日本ダンス界のレジェンド堀江ハルキ率いる『FALL IN JAZZ』も登場。ゾンビに喰われそうになっている人間がテーマでした。全米ダンスコンテストShowstopperファイナリストのダンスカンパニー『Lady M.』のテーマはピアノです。審査員TAKAHIROさんのコメントが的確でなるほどと思いました。全国高等学校ダンス部選手権優勝の『GOLD☆WINGS』。テーマは寿司です。頭に寿司を乗っけてシブがき隊のスシ食いねェ!で元気なパフォーマンスでした。ムーンウォーク世界大会優勝の『Kazuho Monster』。人間て、こんな動きができるのかというような不思議なムーブメントで、個人的にはこの人の踊りが一番面白いと思いましたね。優勝したのは『KUROKO』でした。宙を舞うパイプ椅子や傘で超能力を表現、アイデアが最高でした。黒子になってない人がワールド・オブ・ダンスで優勝経験もある振付師兼ダンサーのGENDAIさんでしょうか。ザキヤマのコメントも面白かったです。準優勝は、社交ダンス界ではみんな知ってる三笠宮杯優勝の藤井創太・中村安里組でした。金スマでも好評だったキレのあるハイスピードジャイブに、他ジャンルのダンサーたちも興味を持ってくれたんじゃないでしょうか。3位は高度なブレイクダンスのテクニックでサーフィンを見せた『筋肉定食』でした。どの組もセンスあるダンサーたちがきっちりとリハーサルを積んで挑んだステージでしたので見応えありました。これからも予選は続き、決勝戦は5月18日(水)のゴールデンタイムに日テレで生放送だそうですので、ご興味ある方は今からカレンダーにチェック入れといてくださいね。競技会情報はこちらから
2022/03/21
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千年に一度訪れ世界を滅ぼすと言われる永夜が迫っていました。魔宗のものたちが崇める闇の冥王が『冥王の子』を降臨させたというのです。昊天を光の守護神と仰ぐ西陵神殿では、光明大神官のお告げに従い、永夜を阻止するために唐の林将軍府を襲撃させます。そこで生き残った一人の少年、寧缺(ねい・けつ)がこの物語の主人公です。総製作費80億円の中国大ヒットドラマ、配信初日に再生回数1.8億回を記録したそうです。寧缺が一族の仇討ちをするために修行をして強くなっていく物語なんですが、スケールが大きいのと映像が美しいのとでどんどん引き込まれていくんです。舞台は唐の国なので歴史物かというとそうでもなく、月がなかったり、寧缺の師匠の夫子は千年前の永夜を生き延びたらしいのでやはりファンダジーになりますね。ベースは光と闇の対決ですが、光が必ずしもいい人集団ではなく、逆に摩宗にも高潔な人がいます。昊天世界の修行者には剣師・念師・符師の3タイプがあって、上位者になるととんでもない力を発揮します。レベルは初境→感知→不惑→道玄→知命と上がっていき、道玄以上で黒帯といったところでしょうか。そもそも修行ができる人は限られていて、17個あるらしい気穴が全部詰まっている寧缺にはその可能性はゼロでした。15年前の襲撃から落ち延びて辺境で育った寧缺は、武術の腕を磨き『梳碧湖の柴刈り人』と恐れられる存在になっていました。夏侯大将軍の襲撃から生き残った赤ん坊の桑桑(そうそう)を拾って育て、飯炊きの侍女として従えています。この桑桑がほんとにいい子なんですよ。寧缺を若君と呼んで絶対的な信頼を置き、いつも明るい笑顔で彼に力を与えます。しかも只者じゃないんですね。唐の都にやってきた寧缺と桑桑、老筆斎という店で寧缺の書を売って生計を立てることにします。そんなので食べていけるのかと思いますが、彼の筆は唐の王様も認めるところとなって、桑桑に宛てた鶏の汁物というメモ書きまで高値がつくようになるんですよ。寧缺は書院という唐の最高学府に学ぶことになって、そこからさらに修行の道が開けていきます。書院に入ること自体もとっても難関なんですが、さらにその上の夫子の直弟子になるという狭き門にも挑戦します。夫子にはすでに12人の直弟子がいるんですが、それぞれが個性的で強者揃い。見込みがないのに頑張っている寧缺を、みんな応援したくなるんでしょうかね。ライバルとして登場するのが燕の第二王子、西陵神殿から光の子として将来を嘱望されている才能豊かな美男子・隆慶です。美人も登場しますよ。天下三痴と呼ばれる花痴・書痴・道痴。それぞれがその道の第一人者で、特に書痴は書道バカですから寧缺の書に惚れるんですね。花痴は隆慶の恋人なので敵対する関係ですが、道痴は剣の名手で寧缺に命を救ってもらったことからツンデレ系に変わります。全60話の大河ドラマのような話でした。永夜が来るという話は冬来るのGOTみたいですが、剣師・念師・符師の戦いぶりは青雲志を上回る迫力でした。寧缺を演じるのは名匠チェン・カイコー監督の息子チェン・フェイユーとのこと。アクションがカッコ良すぎるので、中国でも人気出てるでしょうね。漢字がいっぱいでてくるので固有名詞を覚えきれないんですが、ご興味ある方はこちらのサイトでさらに詳しい解説をご覧になれますよ。面白かったです。おススメです。
2022/03/08
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金スマ社交ダンス全日本選手権スペシャルを見ました。放送されたのは、2021年9月26日に北海道立総合体育センター<北海きたえーる>で開催された試合でした。この大会のメイン競技のグランプリスタンダードは35組参加で優勝は小嶋・盛田組でした。PDラテンのグランプリカップもあって、地元北海道の久保田・徳野組が優勝。そして前回グランプリ大阪でシニア I ラテン選手権の日本代表選考会に初挑戦して、1点差で決勝を逃した浅田舞さんがリベンジとして出場した2度目のグランプリでした。シニア I (30歳以上と35歳以上のカップル)の日本代表選考会は年2回開催されて、優勝者は翌年の世界選手権に出場する軍資金(20万円くらい)が送られます。3位までに入ると強化選手となって他のカテゴリー(アダルトやユース、ジュニアなど)と一緒に強化練習に参加することができて、三笠宮杯の出場資格も与えられることになっています。前回も書きましたが、2016年から決勝6位までに入ると遠征費は自腹ですが世界選手権の参加資格が与えられるようになりました。コロナ禍で状況がどう変化するかはわ分かりませんが、シニア I ラテンの世界選手権は今年、2022年10月14日にオランダのロッテルダムで開催されることになっています。私たちもここ2年間は世界選手権が中止になったり、日本からの海外渡航禁止だったりして海外の試合には出場できませんでした。今年はどうなるでしょうね。さて、番組の話に戻るとゲストとして今回も土屋太鳳さんが来られていました。サンバの特別コーチとしてキンタロー。&ロペスも参加。サンバのバズーカの極意を伝授されてましたね。表情筋トレーナーの間々田佳子先生の話は参考になりました。マスクしてても目は出てるので試合で使えそうです。楽しい表現は目を大きく開く、強い表現では目を四角にする、優しい表現では目を細める。注意点はおでこを動かさずにまぶたの筋肉を使うことだそうです。藤井選手の無限ジャイブキックや、山本英美先生の指導、そしてなにより二人の資質と努力によってみごと決勝6位に輝きました。参加11組と少なかったですが少数精鋭の戦いでしたから、社交ダンス始めて2年くらいの二人が日本代表になれるのは快挙だと思います。次のシニア I ラテン世界選手権代表選考戦は2022年4月10日の熊本グランプリです。チャレンジしてみたい方は、こちらのシラバスをご覧くださいね。今日も楽しくダンス練習したいです
2022/02/18
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アストリッドは金髪美人のパリジェンヌです。彼女は自閉症でした。天才的なスピードでパズルを解くことができますが、人と接するのが苦手で常識的な対応ができません。幼い時に母親が家出し、学校では『レインマン』と呼ばれていじめられていました。父親の勧めで犯罪資料局で働くようになり、ほとんど誰も来ない静かな職場は彼女にとっては居心地の良い場所になりました。毎日決まった時間に決まった行動をして、机の上には測ったように綺麗に並べられた文房具。警官だった父親が殉職してからも、犯罪ファイルを整理する仕事を通じて、彼女の頭の中に全ての犯罪情報が蓄積されていきました。ラファエルはシングルマザーでパリ警察の警視。思い込んだら突っ走るタイプです。おおらかな性格でみんなに好かれていますが、はっきりいって雑。全く正反対の二人が、ある事件をきっかけに出会います。アストリッドの才能に目をつけたラファエルは、彼女に捜査協力を依頼し難事件解決に向けて動き出します。監察医も舌を巻くほどのアストリッドの知識、そして犯罪学者のような論理的思考は、ラファエルにはない才能でした。アストリッドも次第にラファエルに心を開いていき、人との付き合い方を学んでいきます。やがて二人は、それぞれの欠点を補うなくてはならない存在になって行きました。アストリッドは自閉症の会に参加していて、そこにはいろんなジャンルの天才たちがいるんですよ。特にウィリアムというコンピュータの天才にはお世話になってます。アストリッドが毎週買い物に行くのは日本人が経営するパリの小さな店で、彼女の聖域とする部屋には一人用の畳が敷かれていました。いろんなところにジャポニズムが登場するんですよ。愛用している茶器も南部鉄瓶みたいでしたね。母親の唯一の思い出の品も日本製の秘密箱でした。『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』(原題:Astrid et Raphaëlle)は、フランスで人気のドラマシリーズです。シーズン1全9話を一気に見ました。グッド・ドクターの刑事物みたいな話で、面白いです。すでにシーズン2も放映されているようです。
2022/02/14
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