つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2005年08月16日
XML
カテゴリ: 読書
霧の中で登場人物たちがもごもごとうごめいている感じ。
一瞬の間、霧が晴れて、ある登場人物がはっきりと浮かび
上がるが、また霧の中にかすんで行く。そこで浮かび上がる
人々も皆、異様な人々。けっして美しくない。グロテスク。

その中で娼館生まれのアイ子にスポットが当たり主人公と
なって話が展開していくのだが、まったくもってダークな
主人公だ。醜く、頭も悪く、性格も破綻している。
しかし、ラストは切ない。最後にタイトルの意味が分かる。

「OUT」以降の桐野作品。スッキリ、サッパリしない読後感の

しまい、はまってしまうのだ。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年08月16日 20時08分25秒
コメント(3) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: