つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2006年07月11日
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カテゴリ: 読書
終末のフール


定。その事実が8年前に発表されてから、略奪、暴行、殺人、
自殺などパニック状態となり、社会システムは壊滅した。そ
れから5年、一応落ち着きを取り戻した世相の中で、仙台市
のとあるマンションの住人のさまざまな生き方が描かれる8
編の連作短編集。

一つ一つの物語も短いのであっという間に読めると思ったの
だが、予想に反してなかなかページが進まなかった。3年後
に自分だけでなく全人類が確実に死を迎えるという設定が重

いているために、現実にこんな状態になったとしたらとどう
だろうかと考えながら読んでいたせいだろうか。

世の中を覆う絶望の中、新しい命を生もうと決心する夫婦の話。
生き残った人々で擬似家族を作る話。世界が終わろうが関係な
く、最後の日までひたすらキックボクシングの練習に励む話な
ど共感できる短編もあるが、そうでないものもあった。





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最終更新日  2006年07月11日 21時23分45秒
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