つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年12月14日
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カテゴリ: アート
松岡美術館のメインの展覧会は、古伊万里展。併設
展示として、円山応挙展と京都の日本画展が開かれ
ている。

古伊万里展の方は、古九谷、柿右衛門、鍋島、古伊
万里の皿や壷が並んでいる。私の好みは、どちらか
というと赤絵のものよりも、古九谷の黄色い紋様が
びっしりと描かれた皿なのである。

さて、隣の部屋の日本画のコーナーの円山応挙は7
点だけの出品だが、力作揃い。これらの作品だけで


「鷹猿図」の屏風。右隻には1メートルくらいある
鷹が一羽、描かれている。かなりの力作。

「老松日ノ出図」は三幅対の掛軸。松の若葉と鶴の
ヒナ。新しい命を旭日が祝福。老松の幹のぼかしが
うまい。

「山水図」の屏風。左隻の凍えそうな雪山の表現が
好きだ。白はまったく使っておらず、地の色で木々に
積もる雪や、川を表している。

「鶏・狗子図」はおなじみの応挙のかわいい子犬た
ち。

「猿鶴ノ図」の双幅の掛軸がすばらしい。今回の

を見ると丹頂鶴だろう。雪の白と鶴の頭の赤が強烈
な対比になっている。そして隣のサルのつかむ若葉
の緑。白・赤そして緑の配色も心地良い。

この応挙のミニ展示を見るだけでも、この美術館に
来た甲斐が充分あった。12/23まで。お勧め。


れこそ印象に残った。南画風の墨絵にまるで水彩の
ようにパステルカラーで彩色されている。

もう一枚、青木大乗の「松魚」。はじめて名前を聞く
画家。赤絵の皿に乗ったカツオが妙にリアルだった。





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最終更新日  2008年12月14日 21時54分20秒
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