つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年12月15日
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カテゴリ: アート
心づくしの茶人.jpg


鈍翁・即翁やらを、つい最近知ったばかり。天下の
名物を金にあかせて買いまくった人という印象があ
るのだが、やはり、皆、それなりの大人物であった
らしい。

まずは、朝鮮伝来の名碗、柿の蔕(へた)茶碗をじ
っくりと眺める。「毘沙門堂」といういかつい銘がつ
いている。焼き締めのこういうゴツゴツ感がたまら
ない。茶筅の振り応えがあり、美味しいお茶が点て

感心が沸かず。所詮金持ちの・・・と貧乏人根性の
反発心が沸く。

以前、京博で「福富草紙」を見たことがあるが、そ
れを元に鳥獣戯画風に動物を主人公にして、鈍翁の
放屁にまつわるエピソードを描いた「ふき富草紙」
には笑ってしまう。サントリー美術館で見た「放屁
合戦絵巻」とか、この手の話は大好きだ。

けふこそとおもひをこめし甲斐もなく
ただ一発で これもお茶番

しかし、

屁なりとあだなるものとおもふなよ


畠山記念館の中庭。紅葉が雨に濡れ、味わい深かった。

200812141558000.JPG





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最終更新日  2008年12月15日 05時31分20秒
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