つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年12月29日
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カテゴリ: アート
素朴美の系譜.jpg


朴美とは、写実ではなく、庶民的な味わいのある素
朴な絵画とのこと。要するにヘタウマな絵のことだ
ろう。

昨年、森美術館の「日本美術が笑う」展や出光美術
館の「仙がい」展で、この手の絵の持つ楽しさにす
っかり、はまってしまった。

今回の展覧会では、仏画から大津絵、そして、江戸
時代から昭和初めまでの禅画、水墨画、洋画などを


まず初めに、色鮮やかな六道絵が目を惹く。ところ
が良く見ると亡者の姿など、ほとんどマンガである。

白隠や仙がい和尚の禅画はずいぶんと馴染みになっ
た。南天棒の雲水托鉢図も「日本美術が笑う」では
じめて知り、それ以来のお気に入りだ。

近代の画家では、小川芋銭、小杉放庵などの日本画。
先ほど横浜美術館でみたばかりの森田恒友の日本画
もある。セザンヌに影響を受けた洋画家だったはず
が、最終的には日本画家になったのだと知る。

萬鉄五郎の洋画「宙腰の人」には笑える。中川一政
の絵は苦手だったのだが、素朴の系譜に位置づけら


横井弘三の絵をこれだけまとめて見たのははじめだ。
童画も楽しいが、例えば油絵の「子供」の泥臭さも
不思議な魅力だ。日本のルソーと呼ばれている。

夏目漱石の南画があった。漱石の絵を見たのははじ
めてである。「山上有山図」の青い山が美しい。「こ

ある。

1月4日からの後期も大幅な展示替えがあるので、
出かけるつもり。





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最終更新日  2008年12月29日 07時59分04秒
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