つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年02月07日
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カテゴリ: アート
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しようと思っていた庭園美術館だったが、
「まぁぐるっとパス入場できるのでいいか」と
軽い気持ちで覗いてみた。

これがあにはからんや。見なきゃ一生の不覚
だったというぐらいすばらしい展覧会。

ポワレとフォルチュニィは、20世紀初頭に
活躍した男性デザイナーである。それまでの
女性に必須だったコルセットをなくし、身体に


コルセットを女性から解放したのは、ココ・
シャネルだと思っていたのだが、こういう人も
いたのだとはじめて知る。

この二人のコートやドレスは、オリエンタル
タッチで見事な刺繍が入っているものも多く、
スターウォーズのアミダラ女王を思い起こした。

特にフォルチュニィの「デルフォス・ドレス」と
いう細かいプリーツの入った絹サテンのドレスの
美しさには目を見張った。

ねじられて丸められて箱詰めされているのだが、
実際に着るとゆらゆらと光を反射し美しい色彩を

たなびく裾など、非常に美しい。

そして何よりも今回の展覧会で感激したのは、
いつもは扉で塞がれている、入り口の香水塔の
ある部屋から客室を通って食堂までの一階部分が
開放されている空間演出である。


貴婦人が何人もいて、まさに自分が晩餐会に
招待された気分になってくる。内藤廣という
建築家が「夜会」をテーマにデザインしたそうで
ある。

この部屋の雰囲気を味わうだけでも、満ち足りた
気分になれる。昨夏の舟越さんの展覧会以上に
この邸宅を楽しんだ。

庭園の梅も満開で見頃だった。
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最終更新日  2009年02月08日 08時42分13秒
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