つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年02月22日
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カテゴリ: アート
行列.jpg

前期 と入れ替わっていた。
テーマは近代の屏風絵なのだが、いちばん印象に
残ったのは、特別出品の「二条城行幸図屏風」で
あった。

天皇が二条城へ行幸する長い行列。それを見物
しようとする人々。警固の武士。一人あたり
3~5センチ程度に描かれた無数の人々。

それらのどの人々も生き生きと描かれているのに

しっかりと丁寧に描かれているのには驚愕した。

人々の表情がよい。退屈そうにしている警固の
武士もいる。うたた寝しているのもいる。
見物人の中には、まげをつかみあって喧嘩して
いる武士もいる。

全体的に見ても、行列の様子が屏風の上部と下部の
二つにきれいに分かれて描かれているので、
よくある洛中洛外図屏風に比べてもすっきりと
した配列となり、見やすいのである。

とらさんのブログ によると、下段は内裏に後水尾
天皇を迎えに参内する徳川秀忠・家光らの一行、


金地に色絵具をふんだんに使った豪華絢爛な屏風に
初っ端から圧倒された。

さて、近代の画家の屏風絵。木島桜谷の「柳桜図」。
まるで本物の桜の花びらをそのまま貼り付けた
ように絵具が盛り上がっている。鮮やかな発色の

(チラシの下の作品。)

近代の屏風絵.jpg

「菊花図」も肉厚の大きな白菊の影に、たまに
見られる赤い小菊がアクセントとなって、とても
いい感じであった。





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最終更新日  2009年02月23日 05時44分02秒
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