つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2022年06月17日
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カテゴリ: アート


戦後、日本に2つの民衆版画運動が現れ、版画の普及に
貢献したとのこと。1つは中国の木版画運動の影響で版
画による社会運動と版画の普及を目指した運動。もう1
つは、全国の小中学校教員が広めた版画運動だそうです。

子どもの頃に版画を作ったことがありますか?と問いか
けられていますが、そういえば小学校の頃に彫刻刀の使
い方を習い、版画を制作した記憶があります。決して押
彫刻刀でえぐってしまった傷跡が、左手首に残っていま
す。

中学校時代には、ニードルで銅板ではなく、透明下敷き
のような素材を引っかいて、製作した記憶もあります。
この時の作品は何か賞を取った思い出もあります。そん
な訳で版画好きな原因はここらにあるのではないかと思
っています。

この時、教わったのが全国で展開した教育版画運動の一
環なのかどうかわかりませんが、子ども心に、黒白が反
転して生まれる版画の不思議さにワクワクした覚えがあ
ります。

さて、今回の展覧会。2つの潮流のひとつ。社会運動から
広まった版画運動。それはそれで面白いが、この文脈でみ
ると学校で行われた版画運動も、日教組が主導した教育運
動の流れなのかと誤解されそうな気がします。学習指導要
領で版画が取り上げられていることが普及のきっかけにな
ったことに触れられていたかどうか・・・記憶がありませ
ん。

展覧会のラストで紹介されている、全国の小学校での共同
製作の版画はみごとでした。(6/12)





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最終更新日  2022年06月17日 15時02分24秒
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