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しんどいなぁ、更年期。女性の閉経はだいたい50歳頃だが、昔は人生が50年だったから、閉経を迎えたら寿命だった。人生100年時代の今はそれが折り返しである。なんてこった…。発病後、アガサ・クリスティーの推理小説を100冊ほど読んだことが読書にのめり込むきっかけだったが、今イギリスでは、新しく出版する際には「醜い」や「太い」とかいう差別的らしい言葉は使わず、柔らかい言葉に言い換えているんだとか。ちょっと、行き先を間違えてない?
2024/04/18
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数ヶ月前だったか、なぜか外出する度に足が攣っていた。その後しばらくは落ち着いていたのだが、また最近になって“攣りそう”という変な違和感が絶えずある。実際に攣ることはない。ただただ“攣りそう”なのであった。
2024/04/17
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自分で髪の毛を切っているが、そもそもなぜそうするようになったかって、知らない人に触られると緊張するから。汗が噴き出すから。神経過敏な私にとっては美容院へ行くことが心底苦痛でならなかった。しかし、更年期が始まったことによりこの体質が180度変わって今なんて汗で悩むことなぞゼロである。俗に言うホットフラッシュなんて無縁。否、更年期が始まったことによって汗が完全に止まった。鈍感になり、しれっと澄まして腹がドシンと座っている感覚を覚えている。そう、私は神経図太くなった。だから、今なら美容院へも平気な顔して行けると思うな。
2024/04/16
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41歳になってしばらくしたら更年期が始まった。長年自分治療と称し、ひどい湿疹に耐えているが、いやこれは正直、更年期が始まる前に完治させておかなければならなかったと思う。今更だけど、そんな気がする。
2024/04/15
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「年を取って、病気をして、悲しい思いをして、だいぶ考えが変わりました」「そう、想像はいつもすべてをつぐなっている」「しかし、これから二月たってのちに、この影、この肉体からなにが残るだろうか?」「いるべきときにいるべきところにいて なすべきことをなす」「この年で、人生にたいする信仰は変わるものじゃない」「不自然な始まりのまことに自然な結末」「“夢を長いあいだ見つめる者は彼自身の影に似てくる”」「かくも長き道」
2024/04/14
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気持ちのいい天気だったのでぷらぷらと桜を見に行き、帰ろうと思ったら、人身事故で電車が止まっていた。しばらく時間がかかりそうだったので、別の線の電車で帰ることにした。要するに大回りして帰って来た訳だが、春の陽気の中、最近ではめっきり通らなくなっていた道をどこか懐かしい想いで歩いた。あの頃は若かったな〜。どこまでも歩ける気がしてたな〜。のらねこちゃんいないかな〜。そんなことを考えながらふと顔を上げると、なんと屋根の上にねこちゃんが!あまりのタイミングの良さに気分が高揚して思わずパシャリ。なんだかとてもうれしくなって空もパシャリ。やっぱり写真、楽しいな。
2024/04/13
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今年も無事にお花見を楽しめた。淡いピンク色が心を温かくしてくれた。せっかくなので記録しておきます。あゝかわいい。毎年見に行くある噴水にて。また来年会おうね。
2024/04/12
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高校1年の時にこの家に引っ越してきたので、さすがにあちこちガタが来ていて、先日は洗面台を取り替えた。水漏れはなかったけれど、ヒビが入ってしまった。数年前にはトイレも買い替えた。お風呂の給湯器も買い替えた。換気扇も。そうやって少しずつ手入れして家というものも生き長らえるのだなぁ。
2024/04/11
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何も信じられない、信じられるのは自分だけだ、とよく言うけれど、自分のことだって信じられないのですが、と思うのは私だけだろうか?
2024/04/10
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「何事も流儀は人さまざまで、どれが良くてどれが悪いとは言えん。みんな自分の流儀がいちばん好きなんだ」「いや、そんなふうに僻んではいけない」「世の中には真の友情なんてほとんど見当たらないわ!しかも不幸なことに ー (小さな震え声で) ー 友情について真剣に考えはじめたときにはもう遅いのよ」「でも、それで何かいいことがありますか?気むずかしくすると幸せになれますか?」「家族の平和は、たとえ表面的な平和でも保ったほうがいいと思うし、その底に永続的なものがまったくなくても、その平和をわざわざ乱す必要はないと思うし」「どうしてこんなにきれいに(野菜を)切るの?」「自分の目がよろこぶからよ」「『朝茶はその日の難のがれ』」
2024/04/09
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女性の月経前のPMS(月経前症候群)では様々な症状が出るが(例えば頭痛、イライラするなど)、私の場合はその中の一つに歩きにくくなるという症状がある。いつもより増して足がもたつき歩くのが遅くなってしまい、それは月経が終わる頃まで続くので、大体月の10日〜2週間は憂鬱だ。で、なんとこの間は、障害物も何もない平坦な道で一日に5回もつまずいた。普段歩く速さは遅いがつまずくことはほぼないので、我ながら大丈夫だろうかと疑ってしまった。しかもつまずくのは決まって右足。発病当初から、右足よりも若干左足が前へ出にくいという自覚があって、いつも左足を少し大きめに踏み出すことを意識しているからか、左足ばかり気遣っていたら右足がこうなった。人間とはつくづくおもしろいものだなぁと思う。左足を庇ってがんばってくれている右足も癒してあげないとなぁ。年を重ねると、これまでと同じようにしているつもりでもやっぱり体は着々と老いているのだから、数年前とはもう違うんだ、そこには老いが加わっているんだ、ということをしっかり頭に入れておかなきゃ。なんだかそのようなことを学んだ出来事だった。
2024/04/08
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地元をくるりと歩いてきた。桜咲く。気持ちが明るくなったよ。
2024/04/07
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歳を取るって、鈍感になることだと思っている。私はこれまで直感を頼りにしてきた人生だった。ピンと直感が閃いた方へ進む。不登校になったことだってそう、予防治療を拒んだことだってそう。別な言葉で言い換えるならば、“違和感を感じる道は選ばない"ということだったように思う。そうやってここまで生きてきた。老いると直感も鈍る。信じ切っていた直感が鈍ったことで、私は右往左往してしまった。否、僅かにピンと来るのだが、それに気付けていない。気付けないという老い。これが本当に厄介で、今ピンと来たことは幻か?などと余計なことを考えてしまって、決断力が鈍り、優柔不断になり、結局その直感を逃して違和感かどうかもわからないということをここ数年で幾度となく経験した。この少しの直感にも感知できて素直にそれに従えたらいいのだが、悲しいかな、そうできないことそのものが老いだと痛感する日々なのであった。
2024/04/06
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半身浴をし始めて7年と8ヶ月と半月。朝起きて、まずはハァとため息から一日が始まるよね。背中と膝の湿疹が100%のぶり返しで爛れている。真っ赤でジュクジュクして黄色い汁が止まらない。どうしたもんか。もうがんばれないかもしれない。限界が来たかもね。花粉の時期だから皮膚が敏感になっているという理由もあるけど、あまりに思い悩むようならちょっと考えよう、ステロイドの力を借りることも。4月、新生活である。私には一生縁のない言葉だな。そして、もう、暑い、日傘、差してます…。
2024/04/05
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なんとか自分の機嫌をとって日々を淡々とやり過ごそう。そんな風に考えている昨今。あのお店のカレーパンを食べてみたかったんだ。あの小説が気になってたから読みたい小説リストに加えよう。やっぱりあの美術展は見たいからチケットを買おう。寺巡りもまだ途中。桜の季節だ。ほんの少しだけでも楽しみがあると、明日も生きられる。
2024/04/04
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「未来が見えたぜ。地獄だ」「遠くから見れば、人間はとるにたらぬ何でもないものに見える。近よるにつれ、醜悪に、悪意にみちたものに見える」「まあ!とんでもないわ!下へ行っていくら休んだって、またこの丘を登ってきたら、もっと疲れてしまうわ!」「船の上で過ごした人生がいちばん幸せだった」「うっかりぼんやりが増えてきた年の功」「ピアノに向かうと、ときどき涙がこみあげた」「現実なんてつまらないものさッ」
2024/04/03
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ようやく晴れの日が増えたので、久しぶりに部屋の掃除をした。更年期が始まってから何をするのも面倒くさくなってしまって、掃除もいい加減だったが、やっぱり掃除をすると清々しい。心が澄む。拭き掃除を念入りに。意外といらない物が増えているので断捨離も。着古したTシャツは小さく切って、次の拭き掃除用の雑巾に。あースッキリ!これで冬に溜まった老廃物が全部出た感じがするよ。
2024/04/02
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26歳で発病し、人生最悪の誕生日が来て27歳を迎え、翌年の3月にブログを始めた。当初はこんな病気になった私のことを知ってほしいという、たったそれだけの理由から綴るようになったが、今やこのブログは更年期ブログである。まさかこんなに結末になろうとは、誰が予測しただろう?まぁ、これは私の自分史のようなブログだから、人生を追った内容になるのは当然とは言え、これからどんな方向へと向かってゆくのか。我ながら皆目見当もつかない。兎にも角にも、私の人生の目標は、父が亡くなった年齢である53歳まではなんとか生きることである。4人家族。いろいろとあったが、私は無事に大学生となり日々ピアノに励んでいた。妹も大学受験に合格し、花の大学生になるところだった。しかし父は死んでしまった。父の目にはこの世の中がどう映っていたのか、そして53歳になった私の目にはどう映るのか、それだけは見なければ。これは使命のような気がするので、それまではこのブログを続けたい。
2024/04/01
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あれだけ毎日毎日雨が続いたのに、急に春が来た。過敏で順応するのが難しい体質の私には、こういうのが一番困る。びっくりしてしまって、まったく波に乗れない。頭が痛い。今年の冬は変だった。雨ばかり。そしてぬく〜い気温。そう言えばマフラーも手袋もあまり使わなかった。「夏」という言葉が途端に目の前に現れた。やっぱり暑いんだろうな、今年も。また冷房の部屋に引きこもるしかないな。
2024/03/31
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「もう、何ものにもすがるまい、とぼくは決心した。何ものも当てにはしまい」「歴史の絶え間ない進行によって本質的に土台から改造されなかったのか?」「彼は、我が身を罵り、あるいは仕事を、あるいは人生を呪いながら、眼をさます」「ものを書くのに手足は必要じゃない。必要なのは、生活の保障…安定…庇護だ」「現在の瞬間に生きないで、すこし前方、あるいはすこし後方で生きている人間がいるものだ」「彼らは人生のきびしい事実 ー 現実のなかで暮している」「くる日も、くる日も、昨日もなければ、明日もない。晴雨計は決して変らない」「決して絶望するなかれ。希望のない世の中、だが絶望ではない」
2024/03/30
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今日で父が亡くなって22年。お父さんが倒れましたと上司からかかってきた電話。毎日通い詰めた病院。無機質な待合室。あまりの生存率の低さに愕然とした医師からの説明。そしてお葬式。倒れてから亡くなるまでのあの1週間の光景は、今でもまざまざと蘇ります。
2024/03/29
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「私は孤独を欲する。ひとり静かに私の恥辱や私の絶望について思索することを欲する」「芸術家は、つねに孤独だ ー もし彼が芸術家であるなら。いな、芸術家が欲するものこそ孤独なのである」「永遠と思われるものが終った後に、自分の内部に大きな湖水があるのを感じるほど冷然とした沈静によっておぎなわれた半意識の状態が、しばらくつづく」「時間の子午線の上には何ひとつ不正はない」「ぼくは、潮のまにまに身をまかせよう、それがどんな形をとってあらわれてこようと絶対に運命には抵抗しまい、と肚(はら)をきめた」「「なんだ、きみはまだ死なずにいたのか。死んだと思っていたのに」」
2024/03/28
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先日映画を観ていたら、バックに流れるオーケストラの曲が軽快でとても私好みだった。ワクワクしてきた私は、思わず指揮者になった気分でタクトを振っていた。今はトランペットのファンファーレ。今はコントラバスが唸ってる。今はバイオリンの妖艶なソロ。最後はドカンとティンパニー。なんだか楽しくなってしまって気付いたら映画をまったく観ておらず、5分ほど巻き戻した。平和だな、私(笑)
2024/03/27
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ずっと雨。ずーっと雨。こんな時はしっぽりと映画を観るに限る。「ホテル・バビロン」これは映画ではなくイギリスのBBCが制作した7話完結のドラマですが、おもしろかったです。
2024/03/26
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歌番組なんてもう10年以上見ていないけれど、先日ふっとある歌手が歌っているのを目にした。同世代のベテラン歌手、邦楽の。紅白の常連で私でもよく知っている。当時、知らない人はいないほど売れに売れたと思う。私の記憶には、もちろんあの絶頂期の光輝いていた頃の姿のまま残っていた。えー、申し訳ないが、10年ぶりに聞き、あまりの落ちぶれように亜然としてしまった。歌い方が変わっているけど歳を重ねて味が出てきたな、以前ほどの声の伸びはないけれどそれも深みだな、あれだけ軽快にはっきりと言葉をしゃべっていたのにだんだん舌が回らなくなってきてもったりしているのも仕方ないな、とはならなかった。これは本音。聴き手は、いくつになっても当時の若さ溢れる溌剌とした歌いっぷりを求めているように思う。かわいそうに。昔はあれだけ優雅に歌っていたのに。こんなにも色褪せてしまって。今は高い声が出なくなっているから必死になってがなっているけど、さっぱり声が出ていない自分に焦ってしまい、余計に喉が閉まって音程も外れて苦しい声になっている。私だって同じように年老いた訳だから同情するよ、とはならない。悲しいかな、もう潮時だなと感じざるを得なかった。それでも歌い続けないといけない残酷さ。と考えると、老いをまったく感じさせないオペラ歌手や演歌歌手ってプロ中のプロだなと改めて尊敬するのであった。格が違うのである。
2024/03/25
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老いが始まって良かったこともある。何か嫌なことがあってもすーぐ忘れるから、以前のようにひたすら悶々と引きずることはなくなった。数時間もすればケロッとしている。はて、何かあったかしら?あんなに怒りが湧いて不愉快だと思ったことでさえも。これは神経過敏な私にとっては気持ちがスーッと鎮まってありがたいことである。そう考えると老いも悪くない。
2024/03/24
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「周囲にあるいっさいのものが砕け散り、砕け散った」「ジグザグ。どの道を行こう?そして、なぜに、どこへ、何で?」「こうしなければならない。ああしなければならない。ならない、ならない、ならないづくしだ…」「ある夜、すべての終るときがくる」「ぼくのいちばんすぐれた思想は、いつもタイプを離れているときに湧き起ってくるのだから」「とにかく、おれたちは小説を書いてどうしようと言うんだ?小説は、いままでに、ありすぎるほどある…」「サンタも神様も両方ともインチキだ」
2024/03/23
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足に負担がかかるということもあるが、年々体力が衰えてきているので、持ち物は軽い方がいい。服やかばんなど、とにかく身につける物は一段と軽い物を選ぶようになった。今年の冬は人生で初めてダウンジャケットというものを購入したし、かばんもなるだけ軽い物じゃないと本当に体にのしかかって辛い。私の必需品である傘も、1gでも軽い物を選ぶようにしている。最近は、通販でも細かくサイズや重さが書いてあることが当たり前の世の中なので、私にとってはありがたいことだ。余計な荷は背負わず、身軽にね。
2024/03/22
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先日ある店で買い物をしようとレジに商品を持って行って会計を済ませた後、手が滑って買った商品を落っことしそうになってしまった。すると、手に持っていたエコバッグに運良くコロンと入った。すかさず店員さんが「入りました」と一言。つまりはナイスキャッチという意味だが、なんだかその一言が妙におもしろおかしく、店員さんの素朴な可愛らしさと相まって、楽しい出来事となった。
2024/03/21
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半身浴をし始めて7年と8ヶ月。異様に眠たい。泥のように眠る日々。手のあかぎれがひどい。小さいものが今10個ほどできている。何をするにも庇うから、自分の手が気になって仕方ない。背中と膝の湿疹がひどいけれど、夏に治らなければ治らないなということに気付いた。冬は乾燥するから悪化する。治るとしたら夏だと思う。夏を越してしまったら、またその1年後に期待するしかない。やっぱり右膝の外側の骨が痛むんだけどな。なんだろな、これ。老いによるヒザイタだよな。最近あまり良い映画に出会えていないなぁと思っていたら、立て続けに3本出会えた!うれしい、春の訪れ。
2024/03/20
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美術館へ行った。三つの椀が並び、題名「松竹梅」と書かれてあった。左、松。私は、ゴツゴツとした力強い立派な老松を想像した。すると、そこに描かれていたのはコロンとした松ぼっくりだった。中央、竹。私は、天へ高く伸びるかぐや姫が生まれた竹を想像した。すると、そこに描かれていたのはたけのこだった。右、梅。私は、愛らしいピンクの花を咲かす梅の木を想像した。すると、そこに描かれていたのは梅干しの実だった。拍子抜けしたと同時に、私は、なんて固定観念に縛られて上滑りなのだろうと自分を恥ずかしく思った。
2024/03/19
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「多くの人々は一つの中心点を求める。これは困難でもあるし、正しいことですらない」「ここでは、ぼくたちはみな孤独であり、生気をうしなっている」「彼は天気予報の名人である。この悪天候はまだつづくだろう、と彼は言う。天災や、死や、絶望が、まだまだつづくだろう。(略)逃げ路(みち)はどこにもない。天気は変るまい」「このぼくの気持のはしくれさえも伝えることのできる相手は一人もいない」「ぼくは金がない。資力もない。希望もない。ぼくはこの世でいちばん幸福な人間だ」
2024/03/18
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自分の部屋を何年もかけて地道に断捨離し、快適でホッとリラックスできる空間にした。お気に入りのアンティークの家具を少しだけ置いて、余分な物のない好きな物だけに囲まれる居心地の良さを噛み締めている。いつだったか、ふいに“絵を飾りたい”と思った。スッキリ風通しの良い部屋になったからこそここに絵を飾ったら映えるだろうなって。飾るならやっぱり抽象的なデザイン画だろう。想像を膨らませ、今は、いつの日か素敵な絵を壁に飾ることを夢見ている。
2024/03/17
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「わたしの不幸なんか、まったくたいしたことではないのです。わたしは、それを耐えていくつもりです。そのためにだれの助けも慰めも必要としません」「そういう夢想は、女中部屋でこそふさわしいが、この広い酒場までもってくると、滑稽に見えるだけだ」「双方を入れ替えてみたところで、大同小異というものだよ」「人生は苦いものですから、自分の手で甘くしなくてはなりません」「われわれは時とともに漂い虚影を相手に闘っているのである」「わたしは、この若さですでに人生というものを知っています」
2024/03/16
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外出しても汗が噴き出すことは皆無。私は老いで神経が鈍くなり、肝が据わって腹がどっしりとなって図太くなった。直感はめっきり働かなくなったけれど、引き換えに得たものもある。43歳、それが現実。
2024/03/15
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真正面から向き合えと言うけれど、私は逃げることで人生切り拓いてきたんだよね。向き合うのが怖いんだろうとか真剣に向き合っていない証拠だとか言われるけど、できないんだよ。本当にできないの。そういう人間がいることもわかってほしい。
2024/03/14
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「鬱積(うっせき)した怨みつらみは、いつかは、爆発せずにはすまないであろう」「夢だけは、すべての少女とおなじようにすてきな未来を夢みていました。だれだって、自分に夢まで禁じるようなことはできませんもの」「わたしは、結構なキズをもってこの世に生れた。それが、わたしのこの世への身支度のすべてであった」「ぼくは、ぼくの家庭のなかで、他人よりもなおいっそう他人のように暮している」「家族のためでなかったら、こんなことは、もういっさいおしまいにしたい」「わたしにもこういう才能があったら、わたしの人生は、もっとちがった行路をたどっていることでしょう」「いったんなじんだ習慣からはなかなか抜けだしにくい」
2024/03/13
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ずーっと部屋に閉じこもって誰とも話さず一人でいる。昨日も今日も、明日も明後日も。要するに引きこもりだ。でも、私は決して孤独とは感じていない。なぜって、私は一人でいることが本質的に合っているから。手相って、知能線と生命線の始まりはほとんどの人はくっ付いているらしい。が、私は大きく離れている。これはマイペースで変わり者で社会不適合者ってことなんだって。そうですか、当たってます。
2024/03/12
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クロードという主人公の名前が、二ヶ所ほど「クロォド」だった。漢字が90度回転して横向いていた。ページが6ページほど飛んでしまってなかった。◯◯島が◯◯鳥になっていた。図書館で借りてきた私が生まれる前に出版された古い小説ばかり読んでいるので、こういうことは日常茶飯事。おもしろいでしょ(笑)私はパリパリしたクロワッサンの三日月の端っこがカリカリの香ばしいものが大好きだ。しんなりとしたものより断然カリカリの方がおいしいと思う。一斤の食パンなら、両端の片面耳のところが一番好き。サンドイッチだってちゃんと耳が付いてなきゃ。菜の花のおひたしって、なんでこうも慈悲深く美味なのだろう。舌鼓を打って日本人であることを誇りに思う。「キャスト・アウェイ」最近観て良かった映画です。よかったら観てね。
2024/03/11
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実にしんどい更年期真っ只中の40代。それでも人間はどんなことにも順応する生き物なので、もうこの身体にも慣れた。ずーっとローテンションで気分が高揚するなんてことはまずない。散歩だってこれっぽっちも行きたくない。拭き掃除も面倒くさくなってしまってあまりしていない。ピアノの最低音が通奏低音としてひたすらに一定を保って体内で鳴り響いている感じだなと私は常々思っている。そう、心にも身体にも大きな石を背負っています。若い頃が懐かしい。若いってどういう感覚かすらも忘れてしまって思い出せなくなった。私、老けたな。縁側で日向ぼっこをしながらまぁるくなってじっと座っているおばあちゃんの気持ちが、よくわかる。
2024/03/10
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顔面痙攣歴がそろそろ10年らしい。あれはもんもんが産まれた後に妹が体調を崩して入院していた時だったと記憶しているから、そう考えるとだいぶん経ってるなぁ。やっぱり完全に止まることはない。いつどういう時に痙攣するのか正確にはわからないけど、夏の暑さが大きな原因の一つであることだけは確かだ。月々の女性ホルモンの影響もあるなと最近では感じている。そして、病気が治ることはないのと同じように、おそらく痙攣も一生止まらないんだろうなということも薄々気付いている。
2024/03/09
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3月の、この今の時期が一番太っている。夏のピークにやつれる時と比べるとおそらく3kgほどは増えていると思う。秋が終わり、冬が始まると少しずつ食欲が戻っていき、もりもりとご飯がおいしく食べられるのが1月と2月。食べることが幸せだと感じられる。が、昨今、4月に入るともう暑い。これまでとは打って変わって手の平を返したようにコロッと季節が変わるので、そうなると顕著に食べられなくなって痩せていく。一度食べられなくなるとあっという間に体重は減り、毎年マラソン選手のような体型になったなと思う。ということで、今、残り僅かしかない楽しい食事を存分に味わっている最中であった。
2024/03/08
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最近怖いなと思うこと。それは背後からじわりじわり距離を縮めて迫ってくるハイヒールの靴音。コツコツと地面を鳴らしてだんだん近付いてくる女性に殺気立った恐怖を感じる。私がのんびり歩いているものだから、みんな後ろから次々と追い抜かしてゆくのはまったく構わない。どうぞどうぞ先に行きなすって。ただ、ハイヒールの音だけは妙に腹の底に響いて、たぶん何か不満があって今機嫌が悪いんだろうなって、その人の心の中までをも音から感じてしまう。追い越してったその女性の背中をチラと見る。ほらね、カッカして肩で息してる。
2024/03/07
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花粉症が出ているけど、飛び始めた頃の1週間ほどがなんだか辛かったものの、今は比較的落ち着いている。そんなに症状もなく、体調も普通という感じ。ちょうど30歳の時に発症したが、なぜか年々楽になっている。知らぬ間に免疫ができたのかしらね。
2024/03/06
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半身浴をし始めて7年と7ヶ月と半月。「2月は逃げるって言うてなぁ」この言葉を、かれこれ35年間ほど毎年母の口から聞かされている。いいかげん勘弁してほしい。もううんざり。というか、今年は閏年なんでした。ちょっとうれしくなっちゃった29日(笑)両膝の湿疹をどうにかしてほしい。どんどん広がっていく気がする。ムズムズしてとにかくかゆい。以前ほどの多量の黄色い汁は出ないけど、それでもレギンスにシミができる。最近寝つきが悪い。左へゴロン右へゴロン、ゴロンゴロンして時間が過ぎてゆく。歯科に定期的に通っているが、だんだん歯茎が痩せて歯の根本が見えてきているところがあるんだって。言われてみれば、最近、以前よりも糸ようじがするりと隙間に入るなと思っていたのだった。ふーん、これも老化だな。ずーっと雨、雨、雨。私の気分も、雨。
2024/03/05
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「状況が変るというなんの見込みもない ー こういうことでは、人間は弱くなり、疑いぶかくなり、ついにはああいうふうに絶望して立っているしかほかに能もなくなってしまうでしょう」「どんな関係にも、痛いところや欠点がある」「こうなってしまったのか、もとからこうだったのかは、彼にもわからなかった」「この世には、大きすぎて使いものにならない機会があるものです」「お昼にちょっぴり疲れていたら、その日が幸福によどみなく経過しているということ」「“秘書のドアはいつも開いていなくてはならぬ”」「しかし、わたしがなにをしましたかね」
2024/03/04
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これまで1500本、いや2000本以上は映画を観てきたかと思う。私を異世界へと誘なってくれる趣味であり、本とはまた違う醍醐味がある。そんな中で、長年私のベスト1の座を譲らない映画と言えばこれ、『愛と哀しみのボレロ』。いつだったか、オペラとバレエとミュージカル映画を片っ端から漁っていた時に、ふと知ったのだった。衝撃的だった。こんな素晴らしい映画がこの世にあるんだって。3つの家族に焦点を当てて綴られる物語なのだが、あゝ人の人生とはこういうものなんだなと深く染み入った。そしてラストシーンは圧巻で涙が溢れて止まらない。もし興味があれば観てね。ちょうど今映画館で観られます。芸術映画ですけれど。午前十時の映画祭13
2024/03/03
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「彼に必要なのは、目隠しをとってやることであって、元気づけてやることじゃない」「だけど、わたしたちがとっくに知っているように、それは、棚からぼた餅は落ちてこないということ」「どんなにつまらぬものでも、あんたがひとつひとつ自分で戦いとっていかなくてはならないということよ」「彼女は、あのころもいまも真実に面とむかって立ち、この人生を生き、耐えてきたのです」「夕方になると ー 父は、日ましに腰がまがっていくようにおもわれました」「父なら何を望むか」「あなたは、ほんとうに大事な点がわかっていらっしゃらないわ」
2024/03/02
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高2が始まってすぐに学校へ行かなくなったので、当然進級できず、2回目の高2を送ることと相成った。その時に担任を受け持ってくれたのがO先生。このO先生は、高1の時の保健体育の先生だった。だから私は知っていた。ただ、一学年10クラスで400人を超えるマンモス校だったので、O先生が私のことを知っていたかどうかは定かではない。このO先生と私は波長が合った。まだ若い男の先生だったが、「ちゃんと足の指の間も洗ってるか〜?」などと言う冗談好きの楽しい先生だった。今でこそ年賀状はメールでという時代だが、O先生は誰よりも早く、20年以上前のガラケーの時代から紙の年賀状は辞めてしまってメールだった。そういうちょっと変わり者で気さくな感じが、当時の塞ぎ込んでいた私にはちょうど良かった。お元気かしら。メールアドレスが変わってしまったらしくてもう連絡する術がないのだけど、今でもたまに思い出します。
2024/03/01
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この間妹と会った時に、何の話からだったか、睡眠障害の話題になった。私は高2が始まってすぐに学校へ行かなくなったのだが、とても体調が悪く、とにかくずっと寝ていた。朝も起きられない、ようやく昼頃に起きてきたと思ったらまた昼寝、どれだけ寝てもしんどさは抜けなかった。妹はそれを思い出したのか、尚めっちゃ寝てたよなぁと、ボソッと呟いた。当時中学生の妹の記憶にもはっきりと刻まれていたらしかった。26歳で発病した時に、脳のMRIの画像を見た医師は、あなた10年ぐらい前から既にこの病気を患ってますよ、と言った。どうやら10年ほど前の古い病変が見受けられるとのこと。それを聞いて私は確信した。それは高2の時だったって。私が“真の”発病をしたのはきっとこの頃だったって。当時は自分でも自分の身体が理解し難く悶々としていたので、合点がいって妙にスーッと胸がすいたのだった。すぐ側で私を見ていた妹の記憶を初めて聞き、あの頃が懐かしく蘇った。
2024/02/29
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